ユーティリティを皆さんはどの位置づけに置いていますか?
人によっては、ウッド系、アイアン系と異なるほうにカテゴリしていますよね。
しかし、ユーティリティができたきっかけを考えてみてください。
ラフからもしっかり飛ばせるクラブとして世に出てきたので、基本はアイアンの延長になります。
従って、FWの5番とUTの5番では、全然飛距離が変わってしまいます。
逆にUT5番とアイアンの5番は距離が類似します。
この状況からもユーティリティはアイアンと考えるほうがクラブセッティングもしやすくなりますので、その考え方をベースにしながら、ゴルフにおけるユーティリティのロフト角について説明していきます。
苦手なアイアンの番手のものをゴルフバックに入れよう
まずユーティリティですが、ゴルフメーカーにもよりますが、大体8番まで作られています。
人によっては、ユーティリティがセッティングにいっぱい入っている人もいます。
個人的にゴルフ場で見たことあるクラブセッティングで一番ユーティリティを入れている人は以下のようなセッティングでした。
- ドライバー
- 3W
- 5W
- 4UT
- 5UT
- 6UT
- 7UT
- 7I
- 8I
- 9I
- PW
- AW
- SW
- PT
このような14本の組み合わせです。
この人に理由を聞いてみると、とにかくアイアンが苦手とのこと。
本当はウッド系が打ちやすいが、大抵ラフに行ってしまうためにあまりFWの出番が来ないとのことだそうです。
ロフト角が同じような7番が2本あるのは、7番アイアンはショートホールのティーショットでちょうど150ヤードくらいの距離の時に使用するそうです。
地面からアイアンを打つ際に、ダフリ、トップによりミスが大きいミスになってしまいやすいため、ユーティリティをたくさん入れているというのです。
実際、ユーティリティの方がソールも広いので、ミスしても割りとしっかり前に飛んでいってくれますから距離稼ぎには適しています。
ユーティリティのデメリット inゴルフ場
上記の説明だけ見ると、”ユーティリティをクラブセッティングにたくさん入れたほうが良いのでは?”という風になりますが、そうでもありません。
デメリットとしては、同じようなロフト角のアイアンよりもランが出やすいということです。
ランが出るとグリーンに止まらず奥のバンカーに入ってしまったり、アイアンよりもややキャリーも落ちるために手前のバンカーに捕まるなんてことも大いにあります。
短い距離であればあるほどやはりしっかりアイアンを使いたいものです。
ゴルフは飛距離だけが大切というわけではなく、ボールを止めたいところで止めるというのもスコアメイクには非常に大事になります。
個人的には、ゴルフにおいてのユーティリティの役割は、グリーンに乗せるクラブというよりは、少しでも前に距離を稼ぐクラブになりますので、長めの番手のユーティリティは入れたいところです。
ゴルフ場には色々な障害物があるので、ランが出すぎないことも非常に重要なので、うまくアイアンを使えるようにすることも大切になります。
ユーティリティはメーカーごとに表示ロフト角が違うので注意
ユーティリティは番手だけで揃えようとすると非常に危険です。
もちろん、同じブランド、メーカーのもので揃えるのであれば番手で揃えても良いのですが、ユーティリティだけブランドを変えようとしたりするとセッティングに注意が必要です。
例えば、自分のアイアンが飛距離タイプのものになっていて、通常のロフトよりも4度立っているとします。
そうすると、標準よりも1番手立っていることになります。
つまり自分の4番アイアンが苦手と思っていて、4番UTを購入したとしても、自分のアイアンの5番アイアンとさほど距離が変わらないという悩みが出てきたりしてしまうことがあるのです。
必ず自分のアイアンのロフト角を調べた上でユーティリティの番手、ロフト角を合わせて購入するようにしましょう。
ゴルフ場でアイアンとユーティリティのロフト角と長さが同じものを打ってみると2、3ヤードランの分ユーティリティの方が飛ぶようですが、ほとんど変わらないことのほうが多いです。
しっかり自分の苦手なアイアンのロフト角のユーティリティを購入できるように知識をつけておきましょう。
ユーティリティの形状は2種類ある
ユーティリティを購入する上で2種類の形状が存在します。
それは、ウッド型とアイアン型です。
ウッド型はウッドの形を半分にしたような扇のような形をしたものになります。
またアイアン型はアイアンのソールだけを厚くしたような形をしたものになります。
これに関しては好みになりますが、適正な選び方としては自分のスイングに合わせるのが一番良いです。
もちろんどちらもロフト角は表示通りになりますので、ロフト角で悩む心配はありません。
ゴルフでは、アイアンはしっかり打ち込む、ウッドはしっかり払うという2つに分けて考えることが主流になります。
もしくは、既に分けて考えて打てている人は、どちらに合わせるかということになります。
打ち込む方がスピンが掛かるので、ランが比較的出にくくなります。
しかし、そもそもアイアンが苦手で購入する人からすると、見た目的に好まない方が多いです。
ウッド型だからと言って、ウッドにロフト角を合わせないように注意しましょう。
アイアン型が打てるならアイアンが打てる気になるみたいですね。
逆を言えば、ウッドが苦手な人はアイアン型選ぶのはありだと言えます。
アイアンと同じように打てば飛距離が出るクラブと考えれば良いのではないでしょうか。
ゴルフでは、このようにユーティリティだけでも考えることがたくさんあり、キリがないかもしれませんが、これもゴルフにはまってしまう要因だと考えられます。
ロフト角に対しての飛距離について
ここでゴルフでのクラブセッティングの手助けとして、各飛距離のイメージを記載しておきます。
是非これを参考にし、必要なロフト角のユーティリティを購入できるようにしましょう。
ドライバー9度=250ヤードのゴルファーの場合
3W(13度)=230ヤード
5W(21度)= 210ヤード
7W(25度)= 200ヤード
3UT(16度)=210ヤード
5UT(24度)=190ヤード
7UT(32度)=170ヤード
5I(24度)=190ヤード
6I(28度)=180ヤード
標準としてはこのようになります、
ここでは番手というよりも、ロフト角を見て大体の飛距離のイメージをつけてください。
ゴルフは細かいことが非常に大事になってきますので、ユーティリティのロフト角1つにおいてもきっちり選ぶことが重要になります。
ユーティリティのロフト角を正しく選択できるようになれば、買い足しクラブなどもスムーズになりますので是非覚えてください。
ゴルフは季節も影響するのでロフト角はかなり大事になる
ゴルファーによっては、季節ごとにクラブセッティングを変える人もいます。
夏は、温かく薄着ということもあり体が良く回るので飛距離が上がると考える人、冬はランが良く出て飛距離が上がると考える人、様々です。
四季ごとのゴルフクラブセッティングとまでは言いませんが、夏、冬用くらいはあるとゴルフが楽になります。
冬はランが出にくいアイアン主体にし、夏はランを出すためにユーティリティ主体という人もいます。
もしくは、夏はユーティリティ主体、冬はウッド主体という人もいます。
このようにロフト角だけでなく色々試していきながら、自分に最適なクラブセッティングを見つけてみてください。
とにかくゴルフでは、クラブは慎重にセッティングしよう!
最後に、ユーティリティについて説明しましたが、基本的にはどのクラブもこれくらい細かく考えることは重要になります。
軸をアイアンに置き、アイアンのロフト角をベースにユーティリティのロフト角を選択すること。
さらにもっと飛ばすクラブが欲しい際に、何ヤード飛ばしたいかに合わせたロフト角のウッドを購入すること。
もしくは、ゴルフ場でウッドとユーティリティの距離がかけ離れていたりする人もいるので、それを埋めるためにもロフト角は大事にしてください。