飛ぶドライバーは適正なロフト角を調べて選び方の参考に!

最終更新日:2017/11/11

飛ぶドライバーが欲しいと願っているゴルファーは多いのではないでしょうか。
ドライバーを選ぶ基準はたくさんありますが、飛距離に重要な要素にロフト角があります。

ロフト角を参考にしたドライバーの選び方について紹介します。

ドライバーの選び方で着目するロフト角とは

クラブの中でドライバーは購入する機会が多いのではないでしょうか。

アイアンはセットで購入することが多く、5番と8番が違うメーカーのものということは滅多にありません。

一方でドライバーは、最初に購入するときからアイアンと違うモデルを選ぶのが普通なので、違うメーカーの選び方に違和感はないでしょう。
選択の自由度が高いこともありますが、やはり自分の体力や技術に見合ったものを使いたいというニーズが反映されたものと考えられます。

実際にショップでドライバーを選ぶとき、まずは価格帯が重視されます。
いくら「良いもの」であっても予算オーバーしてまでは購入することはできないので、購入額の目安をつけて、その前後から選ぶことが多いようです。

その価格帯から選ばれたドライバーの中で、次に選ぶのは技術や体力に合ったものです。有名メーカーや人気モデルであっても、自分に合わなければ意味はありません。

そこで最初に目にするのが「ロフト角」です。
一般的には、1つのモデルにロフト角の違うものがいくつか用意されています。

そこでドライバーの選び方で重要となる、ロフト角について紹介していきます。

ロフト角を知ることがドライバーの選び方の第1歩

ドライバーを選ぶとき、人によってその選び方は違うものです。

ゴルフショップであれば、友人やゴルフの先輩と一緒に行って、助言をもらう選び方があります。
また試打室などで実際に打ち比べて、店員のアドバイスを受ける選び方もあります。
さらにネットショップで、同一商品の中から最安値を抽出して、ロフト角やバランスのデータを参考にする選び方もあります。

どれにしても最終的に決めるのは自分ですから、まずは自分が欲しい、もしくは自分に合っているドライバーを事前に知っておくことが大切です。

そこでよく目にするドライバーのスペックの1つ、ロフト角についてです。
ドライバーのロフト角は、シャフトを地面に対して垂直に立てたときのフェース面との差を表したものです。
ロフト角の数値が少なければ「ロフトは立っている」し、数値が大きければ「ロフトは寝ている」ことになります。

ロフト角が立っているとボールは上がり難くなりますが、一方で寝ているとボールは吹け上がり、どちらも飛距離を望むことはできません。

自分に合ったロフト角を知ることは、クラブの選び方の第1歩ということになります。

ドライバーの選び方は適正なロフト角に注意が必要

ドライバーのロフト角によって、ボールが上がらない、ボールが吹け上がるといった症状が出ているようであれば、ヘッドスピードとロフト角が合っていないことが考えられます。

現在のドライバーヘッドの多くはチタン製なので、昔のものと比べるとロフト角は立っています。
チタンという金属はロケットの先端に使用されるほど硬いため、肉厚が限りなく薄いヘッドを作ることができます。

金属の厚さが薄くなったことで軽量化したヘッドになり、しかもスチールからカーボンシャフトになったことで、ドライバー全体が軽量化したものが作られるようになりました。軽くなったドライバーは、スイングスピードが増してヘッドスピードも速くなります。
ヘッドスピードが上がったことから、より強いインパクトを与えることができ、結果的にロフト角の立ったドライバーでも、ボールを上げることができるようになったわけです。
ただしヘッドスピードには個人差があるので、ドライバーの選び方は適正なロフト角に注意が必要です。

ロフト角からボールが上がりやすいドライバーが選び方の基本

ドライバーの適正なロフト角は、ヘッドスピードの速さを1つの目安にして、あとは試打クラブで実際打つ選び方が間違いありません。

ドライバーは後で試打をすることを前提にします。
ヘッドスピードを目安にするときは、ヘッドスピードが速い・普通・遅いと分けて、速ければ10度前後、普通で12度前後、遅ければ14度前後が良いと言われています。

ちなみにスプーンのロフト角は13度から15度ですから、飛ばすことだけを考えると、ドライバーよりもスプーンのロフト角のほうが良い場合があります。
ただしこの適正なロフト角は、ボールの側面をヒットしたときのものです。
一般的なドライバーのスイングは、ボールの手前で最下点を迎えて、フェースが上を向いたところでインパクトすることになります。
つまりロフト角以上に増えた状態でインパクトすることになります。

そこで目安を元にロフト角を選び、前後のロフト角の中からボールの上がりが良いものを選ぶことになります。

ドライバーの選び方でロフト角を参考にするのは危険?

ドライバーの選び方では、自分に合ったロフト角を確かめておくことは大切ですが、実はクラブによってロフト角は違っています。

例えば10度と表示されていても、それはメーカーが出しているオリジナルロフト角なので、実際の感覚とは違うことがあります。
この実際のロフト角をリアルロフト角といって、販促用に表示されたロフト角との差があることは、ある意味普通のことだと思ったほうがいいでしょう。

実際に試打をしているので問題はないはずです。
でもネット販売の場合には試打することができないので、事前に同種のドライバーを打たせてもらえる機会を作る必要があります。

ちなみにオリジナルが10度で、リアルが13度といったこともあるので、「自分に合ったロフト角は……」というような選び方は止めて、必ず打って確かめてみることが必要です。

ドライバーの選び方は適正なロフト角だけではない

ドライバーの正しい選び方としては、ロフト角の表示を信用せずに、打って確かめることが必須です。

ただドライバーの選択肢は、ロフト角だけではありません。
シャフトの硬さやバランス、ヘッドの形状なども重要なポイントになるはずです。

コロンとした厚みのあるヘッドと、前後に長くて薄いヘッドがあります。
コロンとしたタイプをディープ、薄いタイプをシャローといいますが、ボールが上がりにくいゴルファーはシャロータイプがオススメです。

ディープタイプはヘッドスピードが速くて、バックスピン量を抑えて飛距離アップを狙いたいゴルファー向きです。
一方でシャロータイプは重心が低くしかもスイートスポットでボールを捉えやすいことからミート率も高く、誰が打っても良く飛ぶタイプです。
ただし曲がりが少ないことから、ドローやフェードを打ち分けるゴルファーには向いていないと言われています。

ドライバーの選び方は、安心して振り切れる信頼できるものを選ぶことが大切です。

選び方を失敗してもドライバーのロフト角は修正できない

ドライバーの選び方には、ロフト角以外にもライ角やバランス、そして誰もが気になるシャフトの長さなどがあり、総合的に考える必要があります。

最近のドライバーは調整機能付きが多く、ロフト角もライ角、さらにヘッドウェイトも変えられるものまであります。

ただスタンダード設定でのロフト角だけは最初にしか選べませんので、納得するまで試打して選ぶことが大切です。