生産中止になったミズノ最高傑作のMP59を試打してみよう!

最終更新日:2017/10/02

ミズノのMP59は2015年に生産終了しています。

しかしミズノMPシリーズは中古でもあまり値段が下がらず販売されています。
それだけ根強い人気があると言うことです。

ミズノのMPシリーズは一度試打をしたら絶対欲しくなると言われています。

その中でも歴代最高傑作とまで言われるMP59にはどんな魅力があるのかお話していきましょう。

試打をする前にミズノMP59について知っておこう

ミズノのMPシリーズは人気と共に日々進化し続けているので、MP59も惜しまれながらも2015年に生産終了になったのでしょう。

MP59の特徴は、MPアイアンならではの構えやすさと弾道をイメージしやすいヘッド形状はもちろんですが、ストロングロフト採用で飛距離性能がグンとアップしていることです。
ソール側キャビティ部分にチタンを深く厚く圧入したマッスルチタン構造になっています。
先代のMP58と比べると打球部裏に配置するチタンパーツの形や大きさを見直したことで、深い重心深度になり、慣性モーメントの向上とよりワイドなスイートエリアになり、かなり打ちやすくなっています。

マッスルチタンとの密着性を向上させることで、インパクトの際の音の響き時間をより長くさせています。

キャビティアイアンですが、マッスルバックと変わらないソリッドな打感を得られるのがいいです。

MP59は、軟鉄鍛造アイアンの愛好者たちの飛距離アップを望む声から、ミズノMPシリーズで初めてストロングロフトを採用したアイアンです。
7番アイアンで比較するとMP58のロフト角が35°なのに対し、MP59のロフト角は32°になっています。
特徴を見ただけでも試打してみたくなったのではないでしょうか。

実際にミズノMP59を試打した人の感想は①

それでは実際にミズノMP59アイアンを試打した人の感想、評価を紹介します。

試打スペックは、番手は7番アイアンでシャフトNSPRO0950GH(S)です。

方向性はストレート、もしくはフェードが出やすい印象を受けます。
直進性についてはMPシリーズにしては比較的直進性が強く曲がりにくい感じです。
MP59はどちらかと言うと、操作性よりも直進性を重視するモデルと言って良いでしょう。
やさしさについても一般的なアイアンと比べると難易度は高めですが、MPシリーズの中では最もやさしいので、中級者でも間違いなく使いこなせるでしょう。

またロフトが立っているので多少のミスショットでも十分な距離は出せます。

ミズノMPシリーズならではの完成度の高い顔で、パーフェクトな仕上がりで構えにくいというゴルファーはまずいないのではないでしょうか。

打感は、チタンを複合している作りとは思えないほど、MPらしさを保ち柔らかく心地良い打感です。

MPシリーズの課題と言えば、上級者向けのイメージ払拭でした。
今までも優しいMPアイアンと宣伝文句にしていたモデルたちも、実際は中級者でも難しいアイアンばかりでした。
しかし今回のMP59は中級者でも使える簡単なアイアンと言えるでしょう。

実際にミズノMP59を試打した人の感想は②

クラブに関しての感想や評価は人によって違うので、ミズノMP59アイアンを試打した他の人の意見も見てみましょう。

試打スペックは、7番でシャフトはダイナミックゴールドS200です。

打感は、比較的ソフトな感じで好感を持てます。
MP50番台の中では難しく、MP60番台よりは優しいイメージを受けます。

またロフトが立っている上に、シャフトがダイナミックゴールドなので、球の高さを出すのにある程度のヘッドスピードは必要でしょう。

通常ストロングロフトアイアンは、ロフトの立ちをカバーするために、低重心効果が組み込まれていますが、MP59にはそのような過度の工夫は施されていないように感じます。
MP60番台に難しさを感じ、MP50番台では物足りなさを感じていたゴルファーには満足の行く仕上がりになっていると感じます。

安定性と言う点では、大きなミスを見逃してくれるアイアンではないですが、シビアな感じも受けません。

飛距離性能は、MPシリーズでは初めてのストロングロフトと言うだけあって、過去モデルと比べると明らかに飛びます。
しかしMPアイアンでは飛距離を追求しないのが魅力でもあったので、そこを求めているゴルファーには向いていないかもしれません。

実際にミズノMP59を試打した人の感想は③

シャフトは違いますが、同じミスノMP59を試打しているのに①と②の感想や評価に要所要所で意見の相違がありました。

ですから、参考のためもう1人実際に試打した人の意見を見てみましょう。

試打スペックは、先程の方と同じで7番のダイナミックゴールドS200です。

他のMPシリーズと比べるとスイートエリアがとても大きいです。
ですから他のものでミスショットになるところでも、ミスにはなりません。

打感はMPシリーズ独特のグッと押すような感触はなく、ポーンとボールを飛ばしてくれる柔らかい打感です。
スイートエリアが大きいのと打感が柔らかいのは、バックフェースのチタン効果だと考えられます。
また重心も深いので、ボールも上がりやすくなっています。

7番でのロフト角が32°と通常のものよりも1番手上のロフトなので、当然飛距離も出ます。
と言っても誰が打っても1番手飛距離が伸びるわけではありません。
ミズノのMPシリーズでは優しい方かもしれませんが、しっかりとしたスイングでなければクラブの飛距離は出ないでしょう。

操作性を多少犠牲にしているので、意図的にボールを曲げるのは容易ではないでしょう。

ミズノMP59の口コミは?

次は試打したゴルファーではなく、実際にミズノMP59アイアンを使用しているゴルファーたちの口コミを見ていきましょう。

平均スコア93~100の男性の口コミ。

さすが最高峰のミズノ軟鉄鍛造アイアンで、岐阜県にある養老工場特注に大満足です。

デザインはラフでも上からしっかりヘッドを入れられるシャープさがあり、非常に構えやすいです。

打感はステンレスヘッドでも普通の軟鉄鍛造ヘッドでも味わえない素晴らしい打感です。
シャフトの影響もありますが、引っ掛けのミスが激減しました。

このように満足とMAXの5点を付けられています。

次の方は平均スコア83~92の男性です。

軟鉄鍛造にしてはあまりにも甲高い音で、パシッと言うミズノらしい感覚が全くありません。
弾道も高く、デザインもミズノらしさを感じられません。
私には全く合わず、即買い直しました。

ミズノの製品だからこそ非常に残念です。

このように全然満足しなかったようで2点を付けられています。

こうしてみても使う人で正反対と言っても良いくらい意見が違います。
それまでにどんなクラブを使ってきたのか、ミズノのMPシリーズにどんなイメージを持っていたかなどで、使ったイメージは大きく変わるということです。

イメージだけにとらわれないないで!

ミズノのMP59に限らず、どんなクラブを選ぶのにもネットの情報や雑誌、テレビの情報のイメージだけで選ぶべきではありません。

今回試打の感想や口コミ等を紹介しましたが、あくまでも「参考」にしてください。

上級者向けとか中級者ならなんとかと言うお話をしましたが、実際試打をしたビギナーゴルファーでもMP59を打ちやすい、使いやすいと感じる人もたくさんいました。
打った感触と言うのは自分自身でしか分からないものです。

またゴルフショップやゴルフ工房で試打の際に、あなたのヘッドスピードやミート率等を数字化して分析してくれます。
主観的な感想は本人しか分からないですし、客観的なことは機械で正確な数字を出してもらい分析してもらわないと分かりません。

千差万別の表面的なネットなどの感想を鵜呑みにして、「気に入った!はい!購入!」なんてことは絶対に止めましょう。

ゴルフクラブは決して安いものではありません。
買って合わなくてもがんばって使わなければならないなんてことになってしまったら、それこそゴルフ上達なんて夢のまた夢です。

ミズノのフィッティングにも挑戦!

フィッティングと言われると少し構えてしまう気持ちは理解できます。
しかしミズノのフィッティングは初心者ゴルファーに最も利用してもらいたいです。

現在自分がどのようなスイングをして、どのようなクラブが合っているのかを知ることは上達する上で非常に大切なことです。
また上達に合わせて少しずつクラブを変化させていくこともできます。

数字で自分の上達具合を知ると大きなモチベーションにも繋がることでしょう。