人気シリーズの8代目となるゼクシオ8アイアンの評価も高い?

最終更新日:2017/10/01

2000年に初めて登場したゼクシオモデル。
2年に1度しかモデルチェンジしないシリーズですが、現在はゼクシオ9やフォージドが出ています。

今も昔も常に高い人気を誇っているダンロップのモデルですが、この中でも先代のゼクシオ8アイアンの評価も高いのでしょうか?

ゼクシオ8アイアンの評価を知ると、今が買い時だと中古ショップに足を運びたくなるかもしれません。

ゼクシオ8アイアンの特徴

評価を見る上でまず知っておかなければならないのが、ゼクシオ8アイアンの特徴です。

ゼクシオ8アイアンで最も特徴的なのがシャフトです。
しっかり振り抜きたいゴルファーのために、従来モデルよりも2g軽量化、10mm手元重心化した専用スチールシャフトを日本シャフト社と新開発、使用しています。
この手元重心にした理由はヘッド重量を増やし、衝突エネルギーを増やすことが目的です。
ただヘッド重量を増やすと振りにくくなるだけなのですが、それをシャフトの重心で相殺したのです。

また、このシャフト重心を10mm手元寄りにしたことによる相乗効果で、スイング慣性モーメントが小さくなり、ヘッドスピードアップすることもできます。

さらにフェース下部の肉厚を薄くし、アベレージゴルファーの打点であるフェース面下部の反発性能がアップしました。
それからネックとソールが一体となったタングステンニッケルウエイトの新構造を採用し、更なる低重心化により高打ち出し・低スピンを実現しています。

ゼクシオは常に先代の評価を超えるものを作らなくてはいけないという使命があるため、2年近くの開発年月が必要となっているのもうなずけます。

構えやすさで高い評価を得ているゼクシオ8アイアン

ゼクシオ8アイアンはフェースが大きく、アドレスしたときにフェース面が良く見えます。
ですから通常ストロングロフトであると構えたとき感じるような難しさはありません。

グースがきついところは従来のゼクシオの形状を継承しています。
最近はアベレージモデルであってもグースを控えめにしているものが多いのですが、ゼクシオ8アイアンはアベレージモデルの代表と言った形状をしています。
強めのグースネックと丸いトップラインで、球を包み込むようなイメージが構えたときに安心感を与えます。

しかし慣れるまではグースの分捕まるイメージが強すぎて、フックボールへの不安を掻き立てられる人はいるかもしれません。
ですからスライサーや捕まり感が欲しいゴルファーに構えやすさに高い評価を得ています。

またインパクトで打点が多少ばらついても、大きなミスなく上手く球が飛んでくれます。
そういったことも構えるときの安心感に繋がっているのかもしれませんね。

ゼクシオ8アイアンはやさしさに定評あり

ゼクシオアイアンは長年、完成された設計技術によって作られています。

ゼクシオエイト8アイアンも、前モデルに比べ、低重心化を維持しながらヘッドの慣性モーメントを大きくするという難しい問題を上手く処理しています。
そこがボールの捕まりが良くやさしいと言う評価を得ている理由でしょう。

ゼクシオのイメージは「かなり捕まりが良い」ことですが、ゼクシオ8アイアンは「良いぐらいに捕まりすぎない」です。
また直進性が高いので曲がり幅が小さく簡単にボールを運ぶことができます。

ゼクシオを好んで使うゴルファーは、アイアンをスウィープにスイングして、上手く球だけを拾うタイプの人が多いです。
ですから低重心設計でよりスイートスポットに当たりやすく、少し当たりが薄いミスショットでも大きな問題はなく、球が飛んで行くというやさしさに評価が高いのでしょう。

ゼクシオユーザー以外からも扱いやすい上にやさしいのでかなりの好印象を持ったと言う評価も見られました。

ゼクシオ8アイアンの打感の評価は低め

さすが不動の人気を誇っているだけあって高評価が続いています。

しかしゼクシオ8アイアンの打感の評価はちょっと低めのようです。

ゼクシオ8アイアンの打感は、アイアンとしては少し独特で、歴代のゼクシオシリーズよりも極めて響き感と反発感が強いようです。
響き感はあるのですが、ゼクシオなので硬さはありません。
ですから決して嫌な感じではないのですが、高反発感が強く、フェースに当たると勝手に飛んで行くようなイメージを受けます。
そう言ったところがアイアンの打感と言うよりもウッド系の打感を思わせるようです。

打感の悪さで評価が低いのではなく、アイアンの打感としては良くないと言った意味での評価の低さなのでしょう。

もちろん長年ゼクシオを愛用されている方からすれば、それこそがとても親しみやすいフィーリングだと感じているのではないでしょうか。
ただ慣れ親しんでいないゴルファーにとっては違和感があるだけなのでしょう。

そこに慣れてしまえばその打感も好ましく思え、評価は変わっていたのかもしれません。

ゼクシオ8アイアンの球の上がりやすさは高評価

ゼクシオ8アイアンで非常に評価が高いのが、球の上がりやすさです。

その要因となっているのがシャフトの軽量化でしょう。

ゼクシオ8アイアンでは、軽量スチール「N.S.PRO 900GH DST for XXIO」が、新しく装着されています。
ゼクシオ6から7にモデルチェンジする際に、950gから920gへと軽量化され、シャフトの中間部が軟らかくなったことで、スチールシャフトでも球を捕らえやすく、高弾道のショットが打ちやすくなりました。
さらにゼクシオ8アイアンで900gとさらに軽量化され、より手元側へ重心を移動させました。

アイアンのスチールシャフトに抵抗を持つゴルファーは少なくはありません。
しかしそんな方でも十分に使いこなせる軽量スチールになっています。
スチールの良さを保ったままカーボンシャフトの性能に近づけたことが凄いことです。
こういったところがベテランゴルファーに多く支持を得ているところではないでしょうか。

前モデルと比べるとよりベテランゴルファー向けを意識した作りになっているイメージを受けます。

ゼクシオ8アイアンの総評価

それではゼクシオ8アイアンの総評価を紹介します。

アイアンでミスを減らしたいゴルファーや捕まり感や飛距離が望むゴルファーにオススメのアイアンです。

アベレージ向けのアイアンと言われていますが、全く癖がなく非常にやさしい上、ストロングロフトなので飛距離も出ます。

ゴルフを始めて間もない初心者ゴルファーや筋力の落ちを感じているシニアゴルファーにかなりオススメです。
打感は独特ですが、不快な感じはないので、実際に打ってみて嫌な感じを受けないのであれば、使っていく上でまったく問題ないでしょう。

セミアスリートモデルへの叩き台としてステップアップ用に選ぶアイアンとしても丁度良い使い心地でしょう。
操作性に欠ける点などを考えると上級者には物足りなさを感じるでしょうが、アベレージ向けのアイアンとして非常に良くできたアイアンです。

万人受けするモデルと言われるのも納得の使いやすさです。

試打でも良いので一度は使ってみよう!

ゴルファーであればゼクシオの人気や評価が高いことは知っているでしょう。

しかしアベレージやシニアと言ったイメージが強くなかなか目を向けない人もいます。
実際やさしいクラブではあるのですが、実際打ってみてたらあなたの中にあるイメージが変わるかもしれません。

もうすぐ新しいゼクシオが登場します。
そのためゼクシオ9がプライスダウンしました。
そうなるとさらにお買い得になってくるのがゼクシオ8アイアンです。

今新品では残っていないでしょうが、中古市場には山ほど出回っています。
一度中古ショップを覗いてみてはいかがですか。