パターグリップは人それぞれ。右手の人差し指の感覚について

最終更新日:2017/07/23

パターのグリップの仕方は千差万別、その人の持つ感覚でグリップしますよね。
要は、パッティングが入れば持ち方などこだわる必要が無いということ。

また、調子が悪くなったり感覚的におかしいと感じる様になった場合、パターのグリップの仕方を変えたりするのではないでしょうか。

パターは距離感を合わせる為に右手の感覚が重要で、特に人差し指が持つ感覚というのを生かすと、距離感が合いやすいと言えます。

では、パターグリップの仕方について、人差し指の持つ感覚を踏まえながら見ていく事にしましょう。

パターグリップで距離感を出す為右手の感覚を養うトレーニングが必要

パターの持ち方、グリップはその人の感性による所が大きく、10人いれば10人異なるグリップの持ち方となります。

しかし、パッティングで重要な距離感を出す為には、右手の感覚が重要で、感覚が身につかないとパッティングは上手くなりません。

基本的にパターの振り幅で距離を出すのですが、右手の感覚が養われていれば、この振り幅が安定します。

また、距離感を出す為に右手人差し指を伸ばして構えるゴルファーも多いですね。
右手人差し指を伸ばし、シャフトにあてがう事によってボールを打つ時の衝撃を感じやすくなります。

こうした右手人差し指を伸ばす方法など、右手の持つ繊細な感覚をつかむ事により、距離感を養えます。

そして、パターを持つ方法はこの右手の距離感を邪魔しない様にする必要があります。

距離感を養うトレーニング方法としては、やはり右手だけを使ってボールを転がす方法が有効だと思われます。
両手でグリップをするのではなく、右手だけでボールを転がす練習を行うと距離感を出しやすくなるはずです。

パターグリップの仕方で右手人差し指を伸ばす効果について

パターの距離感が合わないゴルファーは、右手の人差し指を伸ばす方法が良いかもしれません。

右手の人差し指を伸ばすと普通にグリップするよりも、パッティング時のボールを打つ感触が手に伝わりやすくなります。

ボールを打つ感覚はこの感触をつかむ事によって強弱をつける事ができる様になるので、右手人差し指を伸ばして構える方が、感触をつかむには有効です。

それぞれの振り幅でパッティングした時に、どの位の衝撃がクラブから伝わってくるのか感覚を身につけてください。

距離感を合わせるのが苦手なゴルファーは、ボールをどの位の力で打てばどの位転がるのかが分かっていない為に、毎回パッティングの距離感が合わないと言える為、伸ばした右手人差し指に意識を集中させて、パターの練習を行ってみてください。

また、右手人差し指を伸ばした方がいつも同じ形でグリップしやすくなるので、感覚と再現性両方でメリットがあると言えます。
最初はやりにくいかもしれませんが、すぐ慣れると思うので、何回か挑戦してみてください。

パターでメリットが多い右手人差し指は伸ばした方が良いのか

パターで右手人差し指は伸ばして構えた方がメリットがある様な感じがしますが、伸ばした方がよいのでしょうか。

パターのグリップについては自分に合った形をすればよいので、必ず右手人差し指を伸ばす必要は無いと思います。
右手人差し指を伸ばした方が感覚をつかみやすいとは言え、自分には合わず打ちにくければそもそも伸ばす意味はありません。
右手人差し指を伸ばさなくても距離感を出しやすく、方向性も安定するなら伸ばさないグリップでも構わないのです。

ただ、パッティングは非常に繊細な為、調子の良し悪しが凄く出ます。
調子が悪く、なかなかパターが入らない様な場合、右手人差し指を伸ばして構えると意外に調子がよくなったりします。
これは、伸ばした人差し指からフェースの向きやインパクトの強弱を手から脳に伝えられ、結果スムーズにストロークできる様になった為と思われます。

右手人差し指を伸ばす前までは、ストロークがスムーズでなかった為に起こるスランプの様なものなのですが、ショット同様パッティングもスムーズはストロークが必要なのですね。

パターでは左右の人差し指を伸ばして手首をロックさせる方法もある

パターの握り方で、右手人差し指だけでなく、左手の人差し指を伸ばして握る方法もあります。
こうする事により、手首の動きが抑えられ、ロックした状態でパッティング出来る様になります。

基本的にパッティングは手首を動かさない様にして打ちますよね。
こうする方が構えたフェースの形のままインパクトできるからです。

余計な手首の動きはインパクトの再現性を著しく下げる為、左右の人差し指を伸ばした状態にして手首の動きをロックする方法が安定したインパクトを可能にします。

試しに、左手と右手の人差し指をピンと伸ばした状態でパターグリップをしてみてください。

どうでしょう、左右の手の甲側に張りが生まれて手首を使いにくいのではないでしょうか。

この張りが大切で、この形でパターストロークすると手首の角度をキープしたままにできますよね。

今は手首を固めてストロークするショルダーパッティングが主流ですので、手首の動きを固める必要があります。
逆に手首がフラフラした形だとインパクト時の打点が安定せず、距離感も出しにくくなります。

パターグリップの握り方はスクエアに左右の手が同じ方向を向くように

3パットしないパターのグリップの仕方は、先ず第一にグリップした時右手左手の手のひらが向かい合う様にする事です。
このとき人差し指を伸ばす伸ばさないはどちらでも良いです。
左右の手の平が向かい合い、一体感をもってグリップする事によって、引いて戻す単純なストロークを行う事ができます。

これが異なった方向を向き、左右の手に一体感の無いグリップだとストロークにブレが生じる可能性が高くなってしまいます。
特にパッティングはショットよりも短く、狭いターゲットを狙う為、グリップの一体感は欠かせない物と言えます。

また、右手と左手がバラバラのグリップでは、パターのスイートエリアにボールが当たらなくなる可能性も高くなります。
ショートパットはパターフェースのスイートエリアを外した打ち方だと芝目やラインに負けるボールとなる為に、外す可能性が高くなります。

いつもショートパットを外して3パットするゴルファーは、スイートエリアを外した打ち方をしている可能性が高いと思われる為、一度グリップの一体感をチェックする事をオススメします。

2017年世界ランク上位の選手はパターで右手人差し指を伸ばしていない

2017年の世界ランク上位者のパッティングスタイルを見ると、多くのプロが右手人差し指を伸ばしていません。

ただ、左手人差し指は伸ばすか、外して右手にあてがいしっかりホールドしている選手が多いですね。
これは、右手人差し指を伸ばさず、普通にグリップする方がストロークしやすいからでしょうね。

右手人差し指を伸ばして打つメリットはあるのですが、トッププロは普通のスイングとパッティングのスイングを近づけていると言えます。

ゴルフはグリーンオンする前と後では全く異なるスポーツと言われ、これはグリーンオンするまでは空中戦、グリーンオンしてからは転がしの地上戦となるからなのです。

しかし、パッティングもショットの延長線上にあると考えられれば、その分ゴルフがシンプルに考えられるため、ストローク重視のグリップにしているのだと思われます。
極論すれば、アプローチの打ち方の延長にパッティングの打ち方があれば、距離感に悩む事が少なくなります。

パターの右手人差し指を伸ばすかどうかは実はどちらでもよい

ゴルファーにとって正しいパターのグリップというのは、少ない打数でカップに入るグリップですよね。
なので、パターグリップに正解は無いと言えます。
右手人差し指を伸ばした方が入りやすいなら伸ばせばよいですし、伸ばさなくでも入るならそうすれば良いと言えます。

要は、試行錯誤を繰り返しながら、自分に合ったグリップを見つければ良いということ。プロゴルファーもパッティングはツアー中も試行錯誤を繰り返している位なので、アマチュアゴルファーならなおさらですね。