最近、ヘッドスピードを測定できる機器が数社より発売されていますね。
練習場でも測定器を使っているゴルファーをよく見かける様になりました。
代表的な測定器がユピテルのGSTシリーズです。
実際使っているゴルファーも多いと思います。
最近では機能が更に進化して、クラブにモーションセンサーを取り付け、ヘッドスピードや飛距離だけでなくフェースの向きまで分かる物が登場しています。
では、練習用具として使用する測定器について、各メーカーの物を比較してみましょう。
ヘッドスピード測定器を比較するとユピテルがメジャー
ヘッドスピード測定器の中で一番メジャーな物と言えば、ユピテル社製ゴルフスイングトレーナーGSTシリーズですよね。
発売当初は2万円近くしていましたが、現在ネットでは最安値だと7,000円程で購入できます。
ただ、新しいモデルだと2万円近くします。
GSTシリーズも現在モデル7まで発売されており、機能も少しずつ進化している様です。
他社製と比較するとプロギア社やブリヂストン社製があります。
しかし、ユピテル社製の物はヘッドスピードだけでなくボールスピード、ミート率まで分かる為、より正確な値を知る事ができることから人気となっております。
特にミート率が1.40以上でインパクトできるとナイスショット表示がされ、より正確な飛距離の参考となります。
これは単にヘッドスピードが速いだけで、クラブのスイートエリアに当たっていなければ飛距離ロスする事を数字で知る事ができるので、非常に役に立ちますね。
ちなみにナイスショット表示されるミート率についてですが、ミート率(ボールスピード÷ヘッドスピード)で計算され、1.40以上でナイスショット、一般的には1.56が最高値(ボールの最大反発係数)と言われております。
スイングをヘッドスピードだけでなくミート率など数値化して見えるのは良いです。
ヘッドスピード測定器、アナログの物は比較する程でもない
現在のヘッドスピード測定器の主流は電子機器を用いた測定器です。
ただ、今でもショップに行けば売っていますが、シャフトの先に取り付けてアナログで計測する物としてヘッドスピードメーターがあります。
が、これは本当に参考程度にしかならない物と言えます。
しかも、単純にヘッドスピードを測定するだけですので、正しくインパクトできたかなどは一切分かりません。
こうした物は今みたいにヘッドスピード測定器がなかった頃、または一般的な価格帯で手に入らなかった時に考案された物で、センサー主流の現在においてはあまり意味がないと言えます。
価格は安いのですが、各社の物を比較してもデジタルのヘッドスピード測定器の価格が1万円以下で手に入る為、購入者はほとんどいないのではないかと思います。
また、最近は練習場でこの測定器を付けて練習しているゴルファーも見かけません。
安価で高機能の測定器が手に入る現在、アナログ式の物と比較はおろか購入するメリットも無いと言えるかも知れません。
ヘッドスピード測定器でパッティングの距離まで計測できる
ユピテル社製のゴルフスイングトレーナーGSTは、普通のクラブのヘッドスピードはもとより、パッティングの距離まで計測できてしまいます。
この辺りの機能については他社にあったりなかったりする為、購入前に比較検討が必要です。
ボールの動く距離が1メートル以上ないといけないのですが、電子的な測定器を使ってのパッティングの練習は距離感の方だと思います。
数字で示される距離を自分の参考値とできる事は、距離感が合わない事に悩むゴルファーにとってはパッティング上達の助けとなりますね。
距離感が合わない、距離を合わせられないゴルファーというのは、どの位のストローク幅でどの位転がるのかを分かっていないと言え、こうしたヘッドスピード測定器の持つ機能を使ってパッティングの距離を数字で正確に把握する練習は非常に効果的と言えます。
また、振り幅による距離を把握できる様になれば、ストロークの緩みが無くなる為、3パットも減らす事ができるでしょう。
ショートパットを外す原因のほとんどはストロークの緩みですので、距離感を養う事ができればショートパットのストロークも安定させる事ができる様になる為、パット数が減る事は間違いありません。
ヘッドスピード測定器を比較したとき、バッテリーの持ちと大きさが重要
各社機能的にあまり変わらないヘッドスピード測定器を選ぶ際、比較する内容として重要なのがバッテリーの持ちと大きさではないでしょうか。
バッテリーについては、最近の機種は充電式となっており、なくなれば充電すればよいだけなのですが、少し前の機種だと電池式の物になります。
当然、電池式だとバッテリーの持ちが重要になるのですが、ヘッドスピード測定器の液晶画面は大きく電池の消耗が大きい為、新品の電池の持ち時間が大切です。
大体1回1時間の使用で約1か月間程となっています。
連続使用する場合だと24時間程でしょうか。
そのため練習場に多く行くゴルファーは電池の交換頻度が高くなりそうですね。
また大きさについては、各社比較してもそう大きな測定器というのはなく、大体たばこの箱二回り位大きいといった感じでしょうか。
この位の大きさであれば持ち運びにも便利で、キャディバックにすっと入れられますね。ヘッドスピード測定器をキャディバックに入れておき、練習場で気になった際使うといった事も可能です。
ただし、測定器を使っていなくてもバッテリーは自然に放電するものですので、定期的な充電やバッテリーの交換は必要になります。
ヘッドスピード測定器のゲームモードを使って練習場で上手くなる
ヘッドスピード測定器には、ゲームモードと言われる機能もあります。
これは、測定器が実際のゴルフコースのホールに見立て、ティーショットからグリーンオンまでを測定器の数字で判断してホールを進んでいくモードです。
ショットは直線的に飛んだ物として判断され、残り距離が1メートル以下でカップインとなります。
ヘッドスピード測定器のローカルルールですね。
あくまでも測定器の数字から判断される為、参考値にしかなりませんが、何と言っても一番のメリットは単調になりがちな練習場の練習に変化をもたらす事です。
目標も決まる為、練習場でただ打ち続ける事に比べて意識の設定ができ、1打に緊張感が生まれます。
これは、練習場では上手く打てるのにコースに出ると全然ダメ、というゴルファーには効果的と言えます。
ゲームモードでよいスコアで上がる事ができれば、実際のコースでも同じように打つ事ができる様になるでしょうから、練習場の練習の質が上がりますね。
こうしたヘッドスピード測定器の基本的な機能以外の機能についても比較してみると良いでしょう。
測定器の進化形、ヘッド軌道やフェース面の向きが分かる機種を比較する
今や、モーションセンサーの機能を使ってスイングプレーンやフェース面まで分かる測定器が登場しました。
ヘッドスピード測定器はここまで進化したと言えるのですが、さらにはスマホと連携してアプリで自分のスイングが分かる物まであります。
モーションセンサーをクラブのシャフトに取り付けるのです。
こうした高機能測定器を比較する上で参考とするのが、スイングの確認をアプリでするのか専用の機器を使うのかの違いです。
アプリで見れる物は値段も安いですが、その分簡易的と言えます。
専用の機器で見る物は、機器がゴルフスイング専用として作られている為、より細かな情報が分かり、かつ簡易的な物より正確です。
ヘッドスピードについては各社必ずついている標準機能ですので、その他の機能を比較する必要があります。
基本的にはクラブ側に取り付けるモーションセンサーの動きを受信側がどれ位の精度で判断するのかによるのですが、お金に余裕のあるゴルファーは高機能な専用端末の方をオススメします。
その方が自分のゴルフスイングをより精緻に判断する事ができるからです。
ヘッドスピード測定器の進化でゴルフが上手くなる時間を短縮できる
ヘッドスピード測定器は、今やモーションセンサーと組み合わせたハイブリットモデルが主流となっています。
スイングプレーンはもちろん、フェースの向き、ダウンスイングのスピードなど細かな情報を得る事が可能になっています。
測定器を使ってゴルフスイング全体を数値化する事によって、感覚や情緒的だったものが客観的に分かる様になります。
自分のスイングのどこが悪いのかを知る事によって、ヘッドスピードだけでなくゴルフスイング全体のレベルを上げる事ができる様になるので、こうした機器を使う事はゴルフ上達の助けとなるでしょう。