昔と違い今はスマホがあるのでどこでも好きな時に写真や動画を撮ることができます。
ゴルフ練習場で自分のスイングの写真や動画を撮って自己分析する人は多いと思います。では、ラウンド中はどうでしょう。
あなたにとってラウンド中にスイング動画を撮るのは有りですか?無しですか?
ゴルフ練習場でスイング動画を撮る
ゴルフ練習場へ行くと、自分のスイング動画を撮っている人を良く見かけます。
一緒に行ったゴルフ仲間に撮ってもらったり、椅子やテーブルに上手に置いて撮ったり、スマホ専用の三脚を使ったりなど皆さん工夫して撮影しています。
では、撮った動画をどう活用しているのでしょう。
なんとなく見て、「へぇ、自分のスイングってこんな感じなんだ」で終わっていませんか?
それでは旅行したときの記念写真と変わりませんね。
折角撮影したのですから、見るポイントを絞ってしっかりと自己分析をするようにしましょう。
①自分のショットの悩み
②なぜそうなるのかを調べる
③原因となる部分に注目してみる
原因が理解できたらそこを改善するように意識して練習をしてください。
上手くできるようになってきたな、と感じたらもう一度スイング動画を撮ります。
そして改善できているかどうかをチェックします。
その繰り返しでショットの悩みを1つずつ解決していきましょう。
またその動画を保存しておき後で見比べると、自分のスイングがどれだけ変化したかを見る事もできます。
そしてラウンドでの実践にも生かされるのです。
ラウンドでゴルフのスイング動画を撮るのは有り?
ゴルフ練習場で自分のスイング動画を撮って分析するのも勉強になりますが、ラウンド中にスイング動画を撮って分析することも大事です。
もちろんツアートーナメントやレッスン番組のプロゴルファーのように、カメラをずっと回し続けて撮影と言うのは不可能ですが、ショットごとに撮影するのは可能ですよね。
ゴルフ練習場では、常に真っ直ぐなライでのショットです。
しかしラウンド中であれば、右足下がりやつま先下がり、ラフやアプローチ、バンカーショットといったラウンド中でしか打たないようなショットがたくさんあります。
そういったシチュエーションで自分がどんなスイングをしているか客観的に見たことありますか?
ない人がほとんどだと思います。
ゴルフレッスンの中にはラウンドレッスンがあるのですが、ラウンドレッスンに参加するとレッスンプロが動画を撮っていてくれたりします。
ライが悪いときのスイングを見ると、スイング軌道やボールの飛び出しなどが練習場とは違うことに気づくでしょう。
なぜそうなるのかを理解できたら、ライに合わせて変えなければならないボールの位置や振り方の意味も分かってくるでしょう。
ラウンドでゴルフのスイング動画を撮るのは無し
前述したように、ラウンド中に動画を撮って分析することは非常に良いことです。
しかしそれが可能かどうかをしっかりと判断することが大事です。
と言うのも、動画を撮ることに夢中になってしますとスロープレーに繋がってしまうからです。
その日混み合って、後ろの組が待っているようであれば、動画の撮影はしない方が良いでしょう。
スロープレーは、ゴルファーやゴルフ場(スタート室)が最も嫌がる行為です。
前後の組が見当たらないくらい少ない平日などであれば、撮影に多少時間を掛けても問題ないでしょう。
レッスンでの練習ラウンドでは、その時間までしっかりと取られていますし、生徒は普通通りにプレーしている間にレッスンプロが撮ってくれるので、実際はそこまで時間を取りません。
周りの状況に合わせると言うのもゴルファーにとって大切なことの1つです。
またゴルフ場の中には、ラウンド中の動画撮影禁止を謳っているところもあります。
ラウンド中の動画はゴルフ上達のためになるのは確かですが、そのために周りに迷惑をかけてしまっては、ゴルファー失格です!
ラウンド中に見落としがちな動画
ラウンド中に撮影する動画では、ドライバー・フェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアン・アプローチ・バンカーショットを撮ることが多いです。
でも皆さん、1つ忘れていませんか?
ゴルフで最も大事と言われている「パッティング」です。
これこそ練習場では撮れない動画ですよね。
しかしパッティングとは一番集中力を必要とする場面になるので、誰が撮影するのかが問題です。
ですから、これこそ練習ラウンドでの撮影しか可能にはならないでしょう。
パッティングの動画を見ると気づきがたくさんあります。
自分ではボールを追わないように、ヘッドアップしないようにと一番気をつけていることだったとしても、意外と早い段階でボールを追いかけていたりします。
また手首を使っていないか、軸はぶれていないか、真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出しているかなど動画で確認すべきポイントはたくさんあります。
また撮るのに余裕があるようでしたら、プロの動画のようにカップ側からヘッドをメインに撮ってみるのも良いです。
ボールがしっかり芯に当たっているかどうかを見ることができます。
スマホであれば、内臓カメラやアプリでスロー再生もできるので、より分析しやすいでしょう。
プロのラウンド動画を見て勉強しよう
プロのレッスン動画はとても勉強になります。
しかしプロのラウンド動画は、スイングなど技術的な面以外の勉強になります。
ラウンド動画から学べるのは、「コースマネジメント」や「スコアマネジメント」です。動画を見ながら、自分だったらどうマネジメントするのかを一緒に考えるとさらに勉強になるのです。
初心者や中級者ゴルファーにありがちなのが、ミスをした後に挽回しようと冒険してしまうことです。
ギャンブル的に2オンを狙うのか、確実に3オンしようとするのか悩み、前者を選択してしまうのが初心者、中級者ゴルファーです。
プロや上級者は、距離をピンから逆算して番手を決めるので、よほどライが良く、その日のショットの調子が完璧でないと狙いません。
またティーボックスに立って、コースレイアウトがこうだから、ここを狙うなども分かってきます。
もちろんプロとは飛距離が違うので、狙う場所は変わってきますが、どういう考えでそこを狙うのかが分かれば、今後の自分のラウンドにもしっかりと活用できるでしょう。
ゴルファーらしくマナーを守って
ゴルフと言えば、いろいろなマナーを重視するスポーツ。
とても厳しく、細かい数々のマナーの存在といったイメージがありますが、実はそうでもありません。
ちょっと厳しいかな…と感じるのはウェアに関してのマナーくらいです。
他は、「周りに迷惑を掛けないように」と考えれば、厳しいことは何もなく当然のことばかりです。
それはラウンドだけでなく、練習場でも同じことが言えます。
ゴルフ上達のためにスイングの写真や動画を撮るのは良いことですが、ラウンドで同伴競技者に迷惑を掛けたり、前後の組の人に迷惑を掛けるのはダメです。
もちろん練習場でも同じです。
上達することも大切ですが、それ以上に大切なのはスポーツマンとしてしっかりとマナーを守ることです。
いろいろなゴルフ場でマナーを守ることを推奨しています。
岡本綾子の言葉を借りて、「素振り1回ハイサッサ、ライン読むより空気読め」なんて目にも頭にも入りやすい言葉で呼びかけているゴルフ場も多いです。
自己分析も大事ですが、まずはマナーからですね!
自分を知ることが一番の近道です
ゴルフ上達に近道はないと良く言われます。
その言葉に間違いはないのですが、遠回りしない方法はあります。
それは自分のスイングを客観的に見て、知ることです。
イメージはプロ!かもしれませんが、実際は全然違うことをしっかりと受け止めて、プロのようなスイングを目指すことです。
プロの動画:自分の動画は「3:7」の割合で見るようにしましょう!