シャフトに好き嫌いって出るもの?重量や硬さ、調子の違い。

最終更新日:2017/04/28

ゴルフクラブにとって重要な部分となるシャフト。
現在では様々なシャフトが販売しており、ゴルファーからの細かな要望が出ている証拠とも言えます。

そんなシャフトには好き嫌いというものが存在するのでしょうか。

今はカスタムシャフトが主流の時代

ゴルファーを見ていると、ヘッドは同じですがシャフトが違っていて、まったく同じクラブを使用している人は少なく感じます。

一昔前は純正シャフト装着モデルで、ほとんどのゴルファーが同じクラブを使用していました。
ですが、現在ではクラブのスペックを細かく考えるゴルファーが増加しています。

そのスペックに変化をつける要素のひとつがシャフトです。
クラブメーカーでも、純正シャフトの製造はもちろんしていますが、現在のゴルファーのニーズを受け、カスタムシャフトでの販売も行っています。

ゴルフショップに足を運ぶと、同じヘッドに様々なシャフトが装着されているモデルが試打スペースに並んでいます。
そこで好きなクラブを試打して、1本を決めるといった流れが一般的でしょう。

試打することが当たり前になっていますが、昔はクラブ製造も少なかったこともあり、人気メーカーのクラブを買えば大丈夫といったイメージがあったこともあり、試打という概念はほとんどありませんでした。

現在では様々なメーカーがクラブ製造を行っているので、ゴルファーに選択肢が増えました。
さらにシャフト技術が高度化してきたこともあり、このカスタムシャフトが浸透してきたといえるでしょう。

好きなシャフトメーカーはありますか?

多くのプロが使用しているグラファイトデザインや三菱レイヨン、スピーダーで有名なフジクラ、トップアマの使用率の高いクレイジー、さらには宇宙工学を取り入れたセブンドリーマー等、様々なシャフトを手がけているシャフトメーカーが存在します。
皆さんはその中でも好きなシャフトメーカーはありますか。

様々なメーカーのシャフトを使っているゴルファーもいれば、お気に入りのシャフトですべてを揃えているゴルファーもいると思います。

そこには、ゴルファーそれぞれのこだわりが見えてきます。

初めは「プロが使っているモデルを自分も使ってみたい」、「雑誌で見た人気シャフトを使ってみたい」といった感覚でシャフト選びをすることも楽しいと思います。
様々なシャフトを使用して、自分に合ったシャフトが見つかるとゴルフがより一層面白く感じるはずです。

「自分といえばこのシャフトメーカー!」と言えるようなところを見つけて、今後そのシャフトで揃える、最新モデルは必ずチェックするといった事も、ゴルフの楽しさの1つですので、お気に入りのメーカーを探してみてください。

シャフトにも様々な違いがあります

ゴルフショップに行ってみると、シャフト単品で販売していることもあります。

そこには、シャフトの様々な情報が書かれていると思います。

その中で、自分の好きなシャフトを選んでいくのですが、初めてシャフトを交換する等の場合は、良く分からないかもしれません。
実際、シャフトには大きく分けると4つの違いがあるのです。

まずはシャフトの材質です。
大きく分けるとカーボンシャフトとスチールシャフトの2つです。

カーボンシャフトはウッドからアイアンまで使用されていますが、スチールはほぼアイアンがメインになるかと思います。

次は重量です。
カーボンシャフトの場合は50~80g、スチールシャフトは70~120gといったように大きな幅があります。

そして硬さです。
カーボンとスチールそれぞれ大きく分けるとR、S、Xの3種類の硬さに分けられます。

最後はキックポイント(調子)です。
キックポイントとは、シャフトのしなる頂点部分のことを指します。
大きく分けると先、中、手元の3つに分けられます。

このようにシャフト1本にも大きな違いが出てくるのです。

スペックによって大きな違いが出るので好き嫌いがはっきり出ます

重さやキックポイント等、1本でも様々な効果があるシャフトですが、そのスペックによって大きな違いが生まれます。

まずスイングスピードが遅いゴルファーは、重いシャフトが装着されていると振りぬきにくく、ヘッドスピード低下の要因となってしまいます。
その結果、飛距離が落ちてしまうことにつながってしまうでしょう。

また、ヘッドスピードが速いゴルファーがRシャフトといったやわらかいシャフトを使用すると、手元でのしなりが非常に大きくなる為、左右へのブレが発生しやすくなります。
一例を挙げましたが、様々なバリエーションのシャフトがあるということは、それだけゴルファーのスイング傾向によって好き嫌いがはっきり分かれてきてしまうということです。

評判が良いからといって購入してみても、いざ使用してみると全然上手くいかなかったりといった事が起こってしまうのです。

現在では試打スペースやフィッティングサービスがありますので、そちらを活用して自分に合うシャフト探しをしてください。

好きなシャフトを再利用!

様々な特徴の中で、自分のスイングに合った1本を見つけていくシャフト選び、好きな1本に出会うと、ずっとそのシャフトを使いたいといった考えとなるでしょう。

ですが、そのシャフトがメーカー側で生産終了となってしまうこともあるので、新しいクラブに同じシャフトを装着しようとしても難しいといったことを経験することもあると思います。

中古ショップで探すにしても、同じシャフトが入っているモデルがあるとは限りません。
そこで活用できるのが、使用しているクラブからシャフトを再利用するといった考え方です。

シャフト本体に大きな損傷がなければ、問題なく使用することができます。

大手ゴルフショップではシャフト装着済のモデル販売が一般的ですが、ゴルフ工房等の場合はヘッド単品販売をしてくれる所もあります。

ヘッド単品を購入し、シャフトを抜き差ししてもらえば問題ないでしょう。

シャフトの抜き差しは1本1,000~2,000円でやってくれるので、愛着があるシャフトをお持ちの場合は、再利用を考えてみてはいかがでしょうか。

デザインにもこだわりを持つ!

シャフト選びは、自分のスイングに合うシャフトを探すことが1番重要です。
ですが、それ以外にデザインにも注目してみましょう。

ゴルフショップに行くと、様々なデザインのシャフトが装着されたクラブが販売されています。
また、特に女子プロゴルファーではピンク系のシャフトや、グリップと共にカラフルなデザインのシャフトを装着しているように見えます。
実際、人によって好きな色がありますし、色による気持ちの変化もあったりします。

ゴルフはメンタルのスポーツとよく言われます。
ですので、気合を入れたい場合は暖色系、落ち着きたい場合は寒色系といったように、
シャフトで色彩効果が生かせることもあるはずです。

以前に比べ、シャフトに加えてグリップ等のデザインもバリエーションに富んでいます。
性能ももちろんですが、自分の好きなカラーでクラブをチューニングしたり、性格(ミスした際に落ち込みやすい、怒りやすい等)で色彩効果でメンタル調整のためにデザインにも注目してみてください。

好きなヘッド好きなシャフトで最高の1本に!

ゴルファーの様々なスイングに対応できるように開発されているシャフト、非常に種類が豊富です。

自分に合ったシャフトを見つけることができれば、今後のゴルフがより一層楽しくなると思います。

フィッティングやシャフトメーカーのスペック詳細等をしっかり確認して、吟味し、最高の1本を見つけてください。