ドライバー、ヘッドの大きさの違いをゴルフの腕前から考える

最終更新日:2017/04/18

ゴルフでドライバーのヘッドの大きさの違いはショットにどの様な影響が出るのでしょうか。

自分のゴルフのレベルからドライバーヘッドの大きさの違いを意識する必要がありそうです。

では、スイングタイプやゴルフのレベルから選ぶべきドライバーを見ていきましょう。

ドライバーはヘッドの大きさの違いや形状から選ぶ

ゴルファーにとって、一番興味や購買意欲を駆り立てられるクラブと言えばドライバーではないでしょうか。
特に、ヘッドの大きさの違いは元より、形状も大事な要素ですよね。

形状について、上級者は洋ナシ形を好む傾向にありますが、アベレージゴルファーだとヘッドが大きめのフェースが厚めのドライバーを選ぶ事が多いのではないでしょうか。

アベレージゴルファーにとってドライバーはミスショットをしても飛距離をカバーしてくれる物がよいと考えられますよね。
となるとヘッドの大きさの違いから小さめのヘッドを選びにくいと思われます。
小さいと安心感も減りますからね。

ドライバーは構えた時に大きくどっしりとしているヘッドの方がショットに対する安心感があります。
形状はオーソドックスでありながら、ややヘッドの後ろに向かって広がりがある方が安定感を得られるのではないでしょうか。

また、ドライバーのヘッドの大きさの違いを一番感じる部分がヘッド後方の丸みだと思われます。
ゴルフショップで見比べてみると、よく分かると思いますよ。

ヘッドの大きさの違いが幅広いゴルファーに対応できる

ドライバーのヘッドの大きさの違いから、ゴルフを始めたばかりのアベレージゴルファーから上級者まで幅広い層のゴルファーに対応出来る様になりましたよね。

以前は、ヘッドを大型化する事が難しく、大きくすると重量が重くなる材質だった為、大きさが460ccもあるヘッドのドライバーなど販売されていませんでした。

しかし今では、薄く強度のあるチタンがドライバーヘッドの材質として使用される事が一般的になった為、軽く大きなヘッドを作る事が可能になりました。

この事により、ヘッドの大きさの違いのあるドライバーが数多く発売されるようになり、打点が安定しないアベレージゴルファーにとって、打ちやすいドライバーとなりましたよね。

上級者のモデルも、比較的大きめのヘッドが使われるようになり、425㏄程度のヘッドがよく選ばれている様です。
この位の大きさであれば、スイングスピードが速くてもヘッドのコントロールが出来ると思いますので、上級者にも使いやすいクラブとなっていますね。
ただ、ダウンスイングで右肩が突っ込むことによって発生するテンプラは、ドライバーヘッドの大きさでは防ぐことが出来ませんので、インサイドから降ろすようにしてください。

大きさの違いで振り遅れる事もある

ドライバーヘッドが大きくなると、軽い素材で出来ているといっても、重量がある為、振り遅れる可能性が出てきます。
ダウンスイング、特にインパクトゾーンで身体が先行し、腕が遅れてくる状況です。

このまま振ると、大きめのヘッドはインパクトゾーンでヘッドが返らない為、インサイドからインパクトするゴルファーは右に飛び出てそのまま真っ直ぐ飛んでしまうプッシュアウト、アウトサイドからインパクトするゴルファーはスライスで制御の効かないこすり球となります。

こういったミスショットを防ぐ為には、クラブが身体の正面から外れないスイングをする事が必要です。

振り遅れはヘッドの大きさの違いでも、スイングテンポでも起きますので、腕が身体の正面から外れない様にスイングする事で、バランスのとれたインパクトを迎える事が出来ます。

ただ、プッシュアウト気味のボールは飛びますよね。
OBと紙一重ではありますが。

大きさの違いはドライバーヘッドの色で余計に感じます

ドライバーヘッドの大きさの違いで、その違いを余計に感じるのが色ではないでしょうか。

一般的に黒色は小さく見え、白色は膨張色の為、大きく見えますよね。
テーラーメイド社から発売された白色のドライバーなんか、ほんと大きく見えます。
構えた時に、同じ大きさなのに、黒色のヘッドよりも大きく見えます。
これはゴルファーの安心感を得る為の色設定なのでしょう。

黒色しか使った事のないゴルファーからすると、慣れるのに少し時間が必要になるのではないかと思われますが、多くのプロゴルファーが白色のドライバーを使用していますね。
発売当初は色に懐疑的だったゴルファーも、使用者が増える事で一般的になった感があります。

ただ、白色は汚れが目立つ為、クラブのメンテナンスが余計に必要になってしまうのではないかと感じたりもします。
グリップでも白色の物はかっこいいのですが、グリップは基本汚れる為、すぐに黒っぽくなってしまいます。

色の為にメンテナンスに余計な時間とコストが必要になってしまうのも、白色ならではですね。

ドライバーヘッドの大きさの違いを大切にする上級者ゴルファー

ゴルフの上級者はドライバーのヘッドの大きさの違いをシビアに感じています。

ドライバーヘッドが大きい物は、スイングとして構えて素直にインパクトするイメージになるのですが、ドライバーのヘッドが小さな物は、フェースを閉じたり、開いたりするスイングのゴルファー向きとなります。
ですので、上級者はヘッドの大きなドライバーを使用したがりません。

ホールによって、ドローとフェードを打ち分けたい為、ドライバーのヘッドが大きいと、コントロールしにくい為、ヘッドの大きな物は使いにくいのですね。

こういった理由から、ドライバーヘッドは大きさの違いが設けられています。

ドライバーヘッドの形状が洋ナシ形で、小さめの物がコントロールしやすい為、上級者には好まれるクラブと言えます。
また、フェースの厚みも厚めの方がボールスピンがかかりすぎず、上がりすぎない為、こちらのほうがヘッドの大きさの違いと同じく上級者が意識する所となります。

このことからドライバーのヘッドが大きく、フェースの厚みが薄いクラブは初心者向きと言えるのです。

ドライバーは大きさの違いのヘッドバリエーションが豊富

ドライバーヘッド大きさの違いは、素材が軽量で丈夫な金属であるチタンの登場で一気にバリエーションが増えましたよね。
昨今では、中が空洞ではなく、開いている物まで登場しました。

ドライバーは14本のクラブの中で一番長いクラブの為、スイートエリアを外す可能性も高く、そのエリアを外しても飛距離を出来るだけロスしない設計、すなわちオフセンターヒットしても影響が出にくい設計のクラブが多く登場しています。

各ゴルフクラブメーカーが技術を競い、ミスショットしても比較的影響が少ないクラブが日々開発されているのです。

ドライバーヘッドにバランサーが付いており、このバランスを調整する事でドロー系、フェード系が打ち分けれるクラブまで登場しております。

将来、金属よりも軽くて丈夫な炭素繊維製のクラブも登場するかもしれません。

ただ、ゴルフクラブの進化にゴルフコースが合っていないケースが多くなり、金属の反発係数に上限が設けられてしまった為、ヘッドの大きさの違いや特性による飛ぶクラブというのは販売の勢いが止まる事が予想されます。

ドライバーヘッドの大きさの違いには意味があるということ

アベレージゴルファーにはまだ分からない事かもしれませんが、ドライバーヘッドの大きさの違いには、意味があり、ヘッドをコントロールするかしないかに大きな影響を及ぼします。

当然、素直にスイングして当てて飛ばすタイプのゴルファーには大きなヘッドが合いますし、ドローやフェードを打ち分けるゴルファーには小さめのヘッドが合います。

自分のスイングタイプからヘッド体積が適切な大きさのドライバーを選ぶようにしましょう。