ゴルフのグリップはクラブの一部くらいの感覚でしか思ってない人もいるでしょう。
しかしグリップはスイングに大きく影響する大事なものです。
グリップ1つであなたのショットは劇的に変わる可能性があります。
たくさんあるグリップメーカーをいろいろと紹介していきましょう。
ゴルフのグリップについて
同じクラブでもグリップの重さ、太さ、硬さ、装着方法など何かが違えばそれを振った時の感触は驚くほど違うものになります。
実は、グリップがプレーに与える影響は多くのゴルファーが考えている以上に大きいのです。
またグリップは磨耗して磨り減りますし、温度、紫外線、汗、油などの汚れの影響を受けて、時間の経過と共に劣化する性質があります。
使用頻度にもよりますが、2~3年に1度は新しいものに交換する必要があります。
まずグリップで最も重要なのは重量です。
重量を気にせずにグリップを替えてしまうと、知らない間にクラブを振ったときの感覚が大きく変わることもあります。
グリップが太くなるほどコックはしづらくなり、ヘッドが走り難くなるが、方向性は安定する傾向があり、方向性を重視する場合は太め、飛距離重視の場合は細めが良いとされています。
細いグリップは重量が軽く、太いグリップは逆に重くなるのが普通です。
レディースクラブのグリップ交換でメンズのグリップを装着すると、ヘッドを感じ難いクラブになる可能性が高いので要注意です。
メーカーによって様々な特徴があるので紹介していきましょう。
オススメNo.1ゴルフグリップメーカーといえば
一番知名度もあり、人気のあるゴルフグリップメーカーは、「ゴルフプライド(GOLF PRIDE)」です。
ラバーグリップの先駆けとなったメーカーです。
シャフトに挿し込んで接着剤で固定する、スリップオンタイプのグリップを開発したことでも有名です。
大人気のマルチコンパウンドMCCシリーズは、グローブを装着した手で握る部分をコード入り、素手で握る部分をラバーでソフトな握り心地になっていて、しっかりとしたホールド感とコントロール性能を実現しています。
クラブメーカーと違い、プロとの使用契約はないのですが、世界のトッププロ使用率一番高いです。
またトップゴルフメーカーが純正採用しているのもGOLF PRIDEですよね。
買ったゴルフクラブに付いていたグリップがGOLF PRIDEと言うことは多いのではないでしょうか。
王道のブラックだけでなく、蛍光色などカラフルなものまで揃えています。
また取り扱っているグリップの種類が多いのも特徴です。
レディースグリップは女性の手にフィットする細い作りで、カラーもパステルカラーでとてもかわいいです。
日本製のパーフェクトプロはオススメゴルフグリップメーカー
池田勇太選手が使用していたり、石川遼選手の使用モデルが発売されていたりと、国内男子プロゴルファーに支持率の高い印象を受けているグリップメーカーが、「パーフェクトプロ(perfect pro)」です。
衝撃吸収性に優れたABRという合成ゴム素材にコードを織り込んで作られていて、従来のコード入りよりもしっとり感があり、フィット感、フィーリングに優れていることで、かつて「コード入り=とにかく硬くて劣化が早い」というイメージを払しょくしたメーカーです。
「純国産ゴムグリップ」にこだわって開発・生産を行い、世界初のカラーコードグリップやメタリックパウダー配合グリップ等数多くの製品を出しています。
握った時のフィーリングや安定したグリップ力、悪天候時の性能やカラーコーディネートを最大限に引き出すことのできるグリップを追求して作り上げられています。
これらのグリップは国内工場で熟練の技術者により徹底した品質管理のもと下生産されています。
グリップメーカーでは珍しく、MADE IN JAPANにかなりこだわったメーカーです。
カラーグリップと言えばゴルフグリップメーカー「イオミック」
それまでのラバーグリップの色は黒が主流だった中で、カラーバリエーションを打ち出し、若いゴルファーや女性ゴルファーを中心に人気を博したグリップメーカーの「イオミック(IOMIC)」です。
人間は反射的に、色の黒いもの、黒に近い重い色のものは、強く握るという性質を持っています。
例えば、ゴルフクラブのグリップが黒色である場合、それを必要以上に強い力で握ることは、腕や肩に余計なストレスを生むということです。
これはフォームに少なからず影響を与え、より正確な弾道を導き出すための妨げとなっています。
イオミックはカラーグリップのバリエーションにも、できるだけ暖色系統を中心としたラインナップを揃えることで、ゴルファーが意識せずとも、よりソフトにクラブをグリップし、その実力をこれまで以上に発揮できるようと言うのをコンセプトにしています。
松山英樹選手、香妻琴乃選手も愛用しているので、トッププロのお墨付きの上ワンポイントも可愛らしい仕様がうかがえますね。
日頃からグリップの手入れをしよう
どんなに良いゴルフのグリップを使用していても、手入れが悪ければ、劣化も早まります。
グリップは、使っているうちに摩耗してすり減ったり、気温や紫外線、雨や汗で濡れたり、手の脂などで汚れることで、劣化していきます。
そうして硬化し滑りやすくなったグリップでは、余計な力が入り必要以上に強く握ろうとしてしまい、スイングに影響してしまうのです。
劣化を防ぐためには、グリップの汚れが気になったり少し滑ってきたと感じたら、中性洗剤を吹き付けたタオルでごしごし拭くようにしましょう。
ラウンド後はグリップの手入れと、ゴルフクラブの手入れをするのは非常に大切です。
特に雨の日のラウンドではグリップやクラブが濡れてしまうのは免れません。
そのあとにそのまま放置してしまうと、グリップの劣化も早まりますし、クラブのシャフトが錆びてしまうこともあります。
一手間かけるだけで、劣化を防ぐこともできますし、日頃からお手入れをすることで、クラブやグリップの状態を細かくチェックすることができます。
パター用のグリップ
パター用のグリップは、形状や太さ、重さなどは製品によって大きく異なります。
通常のドライバーやアイアン用グリップと最も異なる点は、円形でない横断面をもつことができるというルール上の規定があるので、ほとんどのグリップが円形でなく、クラブ・フェースをスクエアにセットし易い平らな面を持つデザインになっていることです。
また最近は太めのグリップを使うツアープロが増えてきたこともあって、太めのグリップの人気が高まっています。
その中でも最も人気が高いのが、ジョーダン・スピースが使用することで人気になったメーカーのスーパーストロークから発売されている「Super Stroke FLATSO 1.0」です。
このグリップの特徴は、太さがほぼ均一で手首の余計なローテーションや動きを抑えるので、パッティングのストロークを安定させられることにあります。
太めのグリップが多いSuper Strokeの製品としてはMIDサイズのようですが、一般的なパターのグリップとしては十分太めです。
あなたのグリップは何年目ですか?
ゴルフクラブを入手して、2年以上グリップを替えていなければ、新しいグリップに交換することを考えましょう。
自分では大丈夫と思っていても、劣化している可能性は高いからです。
自分に合ったグリップにしただけで、スイングが改善したり、伸び悩んでいた飛距離がアップしたりします。
まずは気に入ったグリップを1本だけ付けてみて、その効果を実感してみてはいかがでしょうか。