コブラのドライバーは日本では認知度は高くありませんが、デザインも凝っていて、ヘッドの性能もパフォーマンスが非常に高いです。
飛距離を競うドラコン競技のゴルファーたちの使用率も高いです。
飛ばし屋を目指すべく、まずはコブラの試打から始めてみましょう!
試打する前に、コブラのドライバーとは
コブラのドライバーを使用している代表的なトッププロゴルファーは、リッキー・ファウラー選手とレキシー・トンプソン選手です。
2人とも飛ばし屋と言われています。
それもあって、『コブラのドライバー=飛ばし屋』というイメージがあるのかもしれません。
日本では認知度があまり高くないので知らない人も多いかもしれませんが、
「コブラ・プーマゴルフ」
とコブラは、実はアパレルのイメージが強いプーマなのです。
コブラのドライバーは現在販売されているもので14種類あります。
しかし大きく分類すると、「KING LTD DRIVER」、「KING F6 DRIVER」、「MAX DRIVER」、「FLY-Z DRIVER」の4種類です。
リッキー・ファウラー選手とレキシー・トンプソン選手が使用しているのがKING LTD DRIVERです。
もちろん共にフレックスはXです。
リッキー・ファウラー選手のロフト角は10度ですが、レキシー・トンプソン選手のロフト角は9度です。
女性ゴルファーの方が飛距離にこだわっているのがよく分かります。
ファウラー選手の平均飛距離が302ヤードで、トンプソン選手の平均飛距離が272ヤードと飛距離に関しては両者圧巻です。
コブラ・プーマゴルフのKING LTDドライバーを試打
コブラ・プーマゴルフのKING LTDドライバーを試打した感想を紹介します。
なんとこのドライバー、NASAなどと提携してクラブの開発をし、素材や形状、重心位置まで徹底的に研究されたようです。
まさか、ゴルフクラブに「NASA」が関係してくるとは想像もしませんでした。
ぜひ、畑岡奈紗選手のスポンサーになって欲しいものです。
実際手に取って一番驚くのが、「スペースポート」と呼ばれるソール部分に搭載された重量が、クラブ内部を覗ける窓のような透明形状になっていることです。
デザインに凝っているコブラらしい作りになっています。
ヘッド体積はルールぎりぎりの460ccです。
クラウン前方には、コブラならではの蛇のグラフィックがあしらわれていてとてもクールです。
試打スペックは、ロフト角10.5度、シャフトはコブラ・グラファイトデザインツアーADのSフレックスです。
インパクト音は控えめで、乾いた音がします。
弾道はやや高めで、大型ヘッドですが、つかまりが適度に良いです。
球筋はほぼストレートで直進性が高いので、操作性には若干欠ける印象です。
低スピン弾道なので、キャリーだけでなく、ランでも十分に距離が稼げます。
クラブ全体でも、ヘッド単体でも重く、振り切るにはかなりのパワーが必要でしょう。
完全にアスリートゴルファー向けのドライバーです。
コブラ・プーマゴルフのF6+ドライバーを試打
全米アマチュア選手権を制した、今後活躍が期待される新人ゴルファーのブライソン・デシャンボー選手がプロ入りの際に選んだ、コブラ・プーマゴルフのF6+ドライバーの試打の感想を紹介します。
ヘッド体積はこれもルールぎりぎりの460ccです。
ヘッドの大きさに比べフェースが小さいので、構えた時の安心感はあまりありません。
試打スペックは、ロフト角10.5度、シャフトはUSTマミヤアッタスの5Sフレックスです。
長さ45インチで、バランスD4.5、クラブ重量が313gとバランスが重いです。
低めの打ち出し角で、ストレートな弾道です。
長さから考えるとヘッドが重いので、振ったときにヘッドの重さが手に伝わってきます。
コブラの特徴なのか、直進性が非常に高いので、曲げようと思っても非常に曲げづらいです。
体積が大きい分スイートエリアが大きいので、多少芯を外しても、ヘッドはぶれにくく、弾道は安定しています。
ミート率が低い人にはかなり助かるドライバーでしょう。
ヘッドが重いので、力のない人にはあまりオススメできませんが、スピンを減らして距離を稼ぎたい人や、方向性を安定させたい人にはもってこいのドライバーです。
これもまた完全にアスリートゴルファー向けのドライバーです。
コブラ・プーマゴルフのFLY-Z+ドライバーを試打
HOT LIST JAPAN2015で機能性の高さでゴールドを受賞した、コブラ・プーマゴルフのFLY-Z+ドライバーを試打の感想を紹介します。
重心深度をコントロールできるフリップゾーンウェイトテクノロジーを搭載しています。ヘッド体積はこれもルールぎりぎりの460ccです。
このドライバーは、ソールにウェイトポケットがあります。
15gのフリーウェイトが前後に移動でき、装着位置を変えることで重心の深さが調整できるのです。
他のモデルと違って、クラウンとソール後方にカーボン素材を使うことで、ヘッドを徹底的に軽量化しています。
オシャレなコブラらしく、ヘッドは、ブラック・ホワイト・ブルー・オレンジの4色から選択でき、シャフトも同色にアレンジされます。
試打スペックは、ロフト角10度、シャフトはUSTマミヤアッタスです。
長さ45インチ、バランスD4でクラブ重量316gと、かなりハードなドライバーになっています。
インパクトでヘッドが返しづらく、やや右に飛び出しやすいです。
他のモデル同様直進性が高いので曲げづらいですが、右へのミスが出やすいです。
そして体積が大きいのでミスヒットにかなり強いので、芯を外しやすいゴルファーにとってはかなりのお助けクラブになるでしょう。
調整機能を使い、球の高さをスピン量で大きく変えることができるので、方向性の安定、左のミスを減らしたいゴルファーにはかなり魅力的なドライバーです。
コブラ・プーマゴルフにはレディースクラブもある
コブラ・プーマゴルフは、試打の感想を見ても分かるように、かなりハードでアスリート向けのイメージが強いですが、実はレディースクラブも取り扱っています。
女性ゴルファーでコブラ・プーマゴルフのドライバーを使っていたら、ちょっと格好良く感じませんか?
コブラ・プーマゴルフFLY-Zのレディースドライバーです、
ロフト角を変えられるカチャカチャ機能搭載で、弾道の高さを調整できます。
そして標準で採用するメーカーが少ないウィングリップもついています。
握ると手に吸い付くように柔らかいグリップなので、非力でグリップがぶれやすい女性にはもってこいです。
打感は吸い付き感があり、球をつかまえにいくような弾き感もあるので、レディースクラブといっても、飛距離にはかなり期待できます。
もちろんレディースクラブなので、シャフトもLフレックスからあります。
しかしLフレックスといっても、他のメーカーと比べると、柔らかすぎずしっかり目なので、ぐにゃぐにゃした感じは受けません。
初心者女子からある程度経験を積んだ女子まで幅広く使えるドライバーでしょう。
また女子にはうれしいカラーバリエーションがオレンジ・ピンク・ブルーと3色から選べます。
ハードなクラブだからこそ試打が必要
コブラ・プーマゴルフはドライバーに限らず、FWやアイアンもかなりハードな作りになっています。
口コミ等で飛距離に魅力を感じる方は多いと思いますが、かなり使いこなせる幅が狭いモデルが多いです。
そのようにハードなクラブだからこそ、しつこいくらいの試打が必要です。
練習でもラウンドでもクラブを振る回数はかなりのものです。
無理をしてハードなクラブを使ってしまうと、身体を痛めてしまう可能性があります。
ですから一度の試打で良い感じだったからと即決してしまうのは危険です。
もちろんハードだと言っても、上手くシャフトを選んで自分に合うようにカスタマイズすることもできます。
しかしコブラは、ヘッドが重いモデルが多いので、シャフトを調整したとしてもそれなりのパワーは必要になってくるでしょう。
自分の力を過信せず、自分の筋力や柔軟性、ゴルフレベルに合うかをお店のクラフトマンなどと相談し選ぶようにしましょう。
もちろん初心者であっても、相性が良く上手く振ることができるという場合もあります。
認知度の低いコブラを試打してみたくなりましたか?
コブラは、使用するプロゴルファーが少ないこともあって認知度の低いメーカーです。
ここで見た試打の感想を見て試打をしたくなりましたか?
ハードルが高いことを印象付けてしまったかもしれませんが、もちろんクラブの感想は人それぞれです。
実際に試打してみたら、言うほどではないかも!って思う方もいるでしょう。
試打の感想を紹介しておきながら言うのも何なのですが、先入観を捨てて一度試打をしてコブラのポテンシャルの高さを実感してみてください!