x100のスチールシャフトを扱えるヘッドスピードはどの位から

最終更新日:2017/03/07

しっかりしたスチールシャフトの中で最も硬いx100シャフト。

では、このx100シャフトを扱える、シャフトの特性を活かせる様になるヘッドスピードはどの位からなのでしょうか。

x100シャフトを振った時、平均的なヘッドスピードからどの様な特性になるのか見てみましょう。

市販品でスチールシャフトの中で最も硬くてしっかりしたx100です

市販されているダイナミックゴールドシャフトの中で最も硬くしっかりしたシャフトがこのx100です。

s200やr400といったシャフトが売れるボリュームゾーンだとすると、x100を量販店で購入される層はそう多くはなさそうですね。

ドライバーでの一般的なスイングスピード40m/s台でも後半からでないとそのシャフトの特性を活かしきれないと思われます。

もちろん、振れない事はないのですが、まず飛距離が落ちます。
シャフトの手元からかなりしっかりしている為、ヘッドスピード45m/s以上からでないとシャフト特性を活かしきれないと思われます。
ただ、シャフトがしっかりしている為、曲がりは少なくなると思われるので、ハードヒッターでなくても使う事は出来ます。

元々スチールシャフトはカーボンシャフトに比べてしっかりしている為、ヘッドスピードや体力があまりないゴルファーならx100よりも1つ下のs200へ落としたほうが、シャフトの特性を活かしきれると思われます。

ただ、x100を振り切れるゴルファーになるのも目標としてはよいかもしれません。

 

ヘッドスピードが十分にあるなら使うシャフトはx100ですね

ドライバーでのヘッドスピードが50m/s以上、もしくはその近くまで出せるのなら、シャフトはx100でよいでしょうね。

ダイナミックゴールドシャフトの特徴であるステップダウン工法によって、手元が硬く中央が柔らかく、先が硬い、すなわちシャフトの粘りが十分に感じれるのではないかと思われます。

ボールに体重が乗せられる、いわば上級者のスイングには、x100シャフトはベストマッチするはずです。

ヘッド形状にもよりますが、x100シャフトが装着されるクラブヘッドは中、上級者向けの物がほとんどになりますので、打球の高低や左右の曲げも操作しやすいクラブと言えます。

マッスルバックのアイアンでナイスショットを放った時の打感は非常に良いでしょうね!
量販店でx100シャフトが装着されているクラブは少ないですので、専門のショップに相談されてはいかがでしょうか。
ただ、手先だけで速く振れるだけのゴルファーは、シャフトが暴れる事が多くなる為、方向性が悪くなる事もお忘れなく。

 

ヘッドスピードやシャフトの硬さだけでないゴルフクラブの特性x100について

では、ヘッドスピードが速ければx100のシャフトがよいのでしょうか。

でも実は一概にそう言えないのです。

ゴルフスイングには振る人それぞれに個性があり、ヘッドスピードだけでなくタイミングやトップからの切り返しでの間の取り方にも個性が現れます。

スイングスピードなんかは分かりやすいですよね。

プロでもスイングスピードが速い人、ゆっくりな人がいますよね。

スイングスピードが速いプロは切り返しでの反動力を使うタイプが多いです。
バックスイング、後ろに行く力を利用して切り返しでタメを作るのですね。

これはアメリカのプロゴルファーに多いスイングタイプと言えるかもしれません。
アメリカのプロは大柄でパワーヒッターが圧倒的に多い為、切り返しで大きな反動力を使う事ができる反面、シャフトが柔らかいとクラブが暴れます。
ですので、x100もしくはそれ以上硬いxx(ダブルエックス)並みの硬さのシャフトを使う選手もいます。
市販されていない、プロとメーカーとの間で特別セッティングされるプロトタイプと呼ばれるシャフトです。

日本人プロはバックスイングをやや遅めにして、トップをしっかり作ってからダウンスイングに入るプロが多い為、x100シャフトが合うタイプが多いかもしれません。

練習に時間をあまり取れないアマチュアは、アメリカ人プロのスイングよりも日本人プロのスイングにした方がスイングの反復性が高いと言えるかもしれませんね。

 

上級者になりたいゴルファーにシャフト硬さx100を使うメリットはあるか

スイングが出来てきて、ある程度クラブが振れる様になれれば、シャフトをs以上にしてx100シャフトを使ってみてもよいかもしれません。

これは、硬いシャフトを使う事によって、スイング自体が鍛えられますし、カーボンシャフトからスチールシャフトに変える事によって、他人からの見られ方も変わるからです。
上級者は圧倒的にスチールシャフトが多い為、気持ちが変わりますよね!

自分にはまだ、なんだかスチールシャフトは難しそう、などアベレージゴルファーにとってはx100スチールシャフトというのはハードルが高い物かもしれません。
しかし、硬いシャフトを振る事によって、ヘッドスピードを上げる筋力向上的な要素もありますし、使い続ける事によって硬いスチールシャフト独特の粘りも感じられる様になるかもしれません。

アマチュアがプロに寄せていく事は不要、ゴルフを簡単にするという意味でも不要なのかもしれませんが、体力に自信があるなら是非ともトライしていただきたいと思います。

 

ヘッドスピードを上げるトレーニングの先にx100シャフトがあるのか

誰よりも飛ばしたい!
あいつには飛距離で負けたくない!
と、日々トレーニングに勤しむゴルファーも多いのではないでしょうか。

最近はヘッドスピードを上げるためのトレーニング方法、メソッドも沢山あり、ゴルファーの飛距離アップの方法も様々ですよね。

ヘッドスピードを上げるための方法として、上半身と下半身の捻転差を大きくする事がありますが、ドライバーのヘッドスピードが50m/s近くまでいくと、明らかに弾道が変わります。

ウッドからアイアンまで、ヒットした時の音の重みが変わります。

よく、練習場でも重いズシリとした打音のゴルファーがいますが、こういった方のヘッドスピードは速いですよね。

よし!
自分も!
とがんばってトレーニングを積み、他人よりも飛距離で自慢したいゴルファーにはぜひ、x100シャフトを使ってもらいたいです。

ズシリとした打感もさることながら、シャフト重量も重くなりますので、風に負けない強い弾道が打てること間違いなしです。

 

ヘッドスピードが上がったら、x100シャフトを使いましょう!

ヘッドスピードを上げられればx100シャフトの出番ですね。

ヘッドスピードが遅いと、x100シャフトではまず飛距離が落ちる為、速いヘッドスピードのゴルファーでないとその性能をロスしてしまう事になりかねません。

遅いヘッドスピードでも使えない事はないのですが、やはり、x100シャフトとヘッドスピードに応じたゴルファーが使いこなすと、ゴルフのプレー内容が変わります。

最近ではカーボンシャフトも良いものが沢山販売されていますが、ダイナミックゴールドのx100スチールシャフトがこれだけ長い年月販売されている事からも言える様に、すばらしいシャフトなのです。

日本製のスチールシャフトも販売されていますが、ダイナミックゴールドx100シャフトの打感、操作性に勝る程のものではないのではないでしょうか。

もちろん、このあたりはゴルファーの好き好きに分かれる所ではありますが、プロゴルファーの使用率の高さから言っても、間違いはないシャフトと言えそうです。

 

使いこなすにはある程度のヘッドスピードが必要です

x100シャフト本来の機能を発揮するためには、やはり相応のヘッドスピードが必要になりそうです。

遅いヘッドスピードのゴルファーでも、スピードを速める努力を行えば、将来x100シャフトを使いこなせる時がきます。

もちろん、早くからx100シャフトを使っていても良いとは思いますが、ある程度のヘッドスピードが身についてからでも遅くはなさそうですね。