キャロウェイビッグバーサ2014モデルを試打して感じた事

最終更新日:2017/02/12

往年の名器といわれたキャロウェイ社のビッぐバーサ。
2014年に復活し、多くのゴルファーが試打し購入されたのではないでしょうか。

上級者向け、アベレージ向け両方のライアンナップが用意されており、幅広いゴルファーに対応したモデルとなっております。

ビッグバーサの歴史は古く、今でも中古モデルで試打出来る物もあります

ビッグバーサと言えば、1990年代に大ヒットしたキャロウェイ社のモデルですよね。
ゴルファーの中には懐かしいと思われる方も多いのではないでしょうか。

現在でも、中古クラブショップに行くと、旧型モデルの試打をさせてくれる所もあります。

販売本数が多かった為、中古市場でもよく見かけます。

旧型はクラブ特性としてオーソドックスな物が多く、中には当時メタル製としては特大サイズのヘッドシリーズもありました。
今ではさらにヘッド体積が大きな物が当たり前になっておりますが、当時、メタルヘッドでそこまで大きな物は珍しかったのを覚えております。

当時からアベレージゴルファーの支持が高かったビッグバーサシリーズですが、ドライバーに限らず、フェアウェイウッドも多くのゴルファーに愛用されていました。

そんなビッグバーサですが、2014年にニュービッグバーサとして販売が開始されました。
日本では石川遼プロが用具契約を行っておりますので、話題性もあり、ショップで手に取ってみられた方も多いのではないでしょうか。

やはり、人気プロの使うクラブって影響力が強いですよね。

 

ビッグバーサ2014を使う有名プロは誰か

ビッグバーサ2014シリーズは、日本国内では先にも記載した石川プロや海外ではフィル・ミケルソンプロが使用しております。

プロが使うビッグバーサはアルファというモデルで、こちらは上級者向けのハードスペックが用意されています。

搭載されるシャフトもハードな物が選択できます。

石川プロのドライバー弾道は高めな為、風に負けない持ち球であるハイドローで飛距離を稼ぐスタイルに合わせてあります。

フィル・ミケルソンプロは、左打ちではありますが、ミドル弾道でドローを打ちます。
ラフがきついセッティングとなるアメリカツアーでは、コントロールを重視する為ミケルソン選手はドライバーをあまり使わない傾向があるのですが、ビッグバーサアルファドライバーを使うシーンも多くありました。

逆にメジャートーナメントではドライバーの球筋を打ち分ける為、ドライバーを2本入れる様な事もあります。
プロはコースセッティングが過酷な為、スイングで調整するとリズムを崩しやすい為、打ち分けをクラブに任せる方がよいとの判断なのでしょうね。

ドロー、フェードセッティングされた2本のクラブを同時に試打してみてもおもしろいでしょうね。

ただ、日本ではあまりこういったセッティングをするトッププロは見られません。
アメリカツアーならではなのでしょうか。

 

ビッグバーサ2014を試打して思う事は、打ちやすいクラブです

ビッグバーサは以前愛用していた事もあり、今よりも腕がなくアベレージゴルファーだった時にも比較的打ちやすいクラブだったイメージがあります。

プロ、上級者向けのビッグバーサアルファの試打した感触は、オリジナルシャフト、硬さはsで元々ドローヒッターである事もありそのまま振れば普通に捕まった球が打てます。

少し身体をオープンにして振ると、こすれたフェードボールが打てるため、クセは少ないクラブと感じられましたね。
この辺はビッグバーサならではといった所でしょうか。

打感も硬くなく、音も乾いた高めの音がするため、最近のクラブにある様な仕様になっていると感じられます。

また、ビッグバーサ2014アルファはグラビティウェイトという重心が調整できる機能がある為、テクニックを使ってショットをするのか、オーソドックスに打つのかを分ける事が出来る様になっております。

同じクラブで異なった機能をもつというのはよいですね。
どちらのスイングを目指す事も出来る訳ですから。

アベレージ向けのビッグバーサ2014はフェース後部のウェイトが動かせる様になっており、重心位置を変える事によって球筋を変えられる仕様になっている為、ビッグバーサ2014アルファとは違ったセッティング仕様にでき、より手軽に重心調整が出来るのではないかと思いますね。

この辺は試打して確かめてみたいと思います。

 

キャロウェイのクラブはビッグバーサが代名詞となっている

ビッグバーサの愛称で知られるキャロウェイのクラブは、現在もGBB(グレートビッグバーサ)という名称で使われており、クラブシリーズの名称としてこれ程長い間使用されているのも珍しいのではないでしょうか。

ビッグバーサという名前はブランドなのですね。

昔から多くのゴルファーが愛用してきたクラブの名称であり、その時代での先進性を持ったゴルフクラブだったと思われます。

さすがに、ビッグバーサ2014に搭載されている機能は、他のメーカーと形こそ違えど、その機能が果たす役割と言う意味においては、クラブ重心のコントロールやライ角を変えられ同じ様な機能をもった物となっております。

ヘッド形状はゴルファーの好き好きに分かれる所なのですが、ビッグバーサ2014シリーズはオーソドックスなヘッド形状となっており、構えた時に変なクセの様なものは感じ取りにくい形状となっていますね。
やはり、ビッグバーサにある様な洋ナシ型のヘッド形状は長く愛される形だと思います。

 

ビッグバーサ2014の試打クラブのセッティングについて考える

平均的に見て、ゴルフショップに置いてあるビッグバーサ2014シリーズのクラブセッティングは、ロフト角9.5か10.5度が多く、シャフトもsまたはrで純正の物が多かった様に思われます。

一般的なゴルファー向けに販売するショップでは仕方ない事なのでしょうが、社外のカスタムシャフトを差した物で試打をしてみたかった感があります。

ヘッド形状がオーソドックスな為、振りぬきやすさ感は高かった為、シャフトの粘り感を感じられる様なシャフトだともっとよかったですね。

ちなみにバランスはD2だった為、こちらは文句なしでした。

ビッグバーサアルファはヘッドスピード45m/s以上、それ以下は通常のビッグバーサで十分だと思います。

ビッグバーサのクラブ重量は純正シャフトの物で310グラム程な為、あまり力がないゴルファーでも振れるクラブなのではないでしょうか。

もちろん、社外シャフトを挿せば全く異なったクラブとなりますので、いろいろなシャフトを試してみてもおもしろいクラブになりそうですね。

 

ビッグバーサ2014年モデルでキャロウェイのクラブが進化した

ビッグバーサの2014年モデルは、しばらくビッグバーサシリーズとしてキャロウェイ社が販売を行っていなかった為、今回のモデルで進化の度合いが大きかった様に思われます。
これは、昨今ヘッドのウェイトコントロール機能が当たり前になり、ビッグバーサ2014シリーズもその機能を踏襲した事が大きかったのではないでしょうか。

ウェイトコントロール機能は、試合でなければラウンド中に行ってもよいですし、もちろん試打でも行えます。
むしろ、試打では自分の打ちたい球を打つために積極的にウェイトコントロールを行った方がよいですよね。

混雑したショップでなければ、店員さんにお願いしてウェイトを調整してもらえるはずですので、週末より平日に試打ブースへ行って積極的に打ってみたいですね。

 

ビッグバーサは打ちやすくてよいクラブです

ビッグバーサ2014は上級者にもアベレージゴルファーにも打ちやすく、扱いやすいクラブですね。

上級者向けのビッグバーサアルファ、アベレージ向けのビッグバーサ共に完成度の高いクラブです。

しばらくぶりに登場したビッグバーサを積極的に使ってみてはいかがでしょうか。
また、ヘッドに調整機能がある為、積極的に調整を行って納得のいく球を打ってみたいものですね。