ゴルフギアでしばらくその名前を聞く事があまりなかったコブラですが、最近では海外選手の使用が見られ、そのドライバー飛距離が気になりますね。
ドラコンでも飛距離のある選手の使用により結構飛んでいたりします。
では、コブラギアについて、選手も含めみていきましょう。
コブラのクラブを使うプロ選手
まず、コブラのドライバーを使用している選手をあまり見かけませんよね。
国内では、女子プロの馬場ゆかり選手が一時期用具契約して使用していた位でしょうか。
ただ、馬場選手は149cmと小柄ながら他の選手に引けを取らない飛距離を出していましたよね。
ドライバーで250ヤードを超えるショットも多く見られました。
この事からコブラのドライバーは飛ぶクラブな事が見て取れますね。
海外選手ではリッキー・ファウラー選手が使用しています。
あまり大型の選手ではないですが、スイングスピードは速く、コブラのドライバーで300ヤードを超えるビックドライブを放ちます。
やはり、コブラのドライバーって飛ぶんですね。
他にもイアン・ポールター選手も以前はコブラドライバーを使用していました。
また、アメリカの女子プロであるレキシ-・トンプソン選手はドライバーの平均飛距離が1位である事から、ドラコンの飛距離は280ヤードを超え290ヤード近くまでいっている選手です。
スイングは個性的ではありますが、ダウンスイングでぎりぎりまでコックされた手首を豪快にリリースするスイングは、コブラのドライバーの機能を余す事なく使っている様に感じられます。
コブラドライバーの仕様からプレーヤーを考える
コブラのドライバーを見てみましょう。
ヘッド形状は洋ナシ型のオーソドックスな形状です。
上級者から初心者まで使用できるクラブラインナップが用意されており、KINGLTDプロドライバーなんか、まさに上級者好みのクラブといった感じがします。
真っ黒なヘッドにシャフトはsとxのみのラインアップ。
ドラコンでぶっ飛ばしたくなる仕様です。
まさに、初心者は使ってくれるなといった感じを醸し出していますね。
バランスもd5とかなりヘッドが効いたモデルとなっており、このクラブを取りまわすのは初心者では至難の業でしょうね。
一方、KINGLTDドライバーは、フレックスもrからあり、比較的初心者でも使えると思われますが、これがsになると途端に難しいクラブになると思われます。
sはシャフト重量が60グラム台へとUPし、元々バランスもd4となっていますので、初心者に限らずアベレージゴルファーにも難しいクラブと言えるのではないでしょうか。
このクラブが使えそうなゴルファーはそう多くはなさそうな感じがします。
ドラコンでコブラのドライバーを使う人をあまり見かけない
コブラのドライバーは難しいイメージがありますよね。
難しいクラブを使いこなしてドラコンでビックドライブ!
なんて気持ちがいいものです。
あまり他人が使わないクラブを使う事による優越感なんかも得られるかもしれません。
そういったイメージから、コブラのドライバーはよいかもしれません。
日本人プロで使用している人もあまりなく、かつアマチュアゴルファーも使用率が高くない為、珍しがられる事必須ではないでしょうか。
そんなコブラのドライバーで300ヤード近くまで飛ばしてみるのも気持ちいいはずです!
ただ、先にも触れたように、コブラのクラブを使いこなすにはそれなりの技術が必要になるかもしれません。
比較的ハードにセッティングされ、技術志向的なコブラのクラブには取っつきにくさがある反面、ヘッド形状、色はよいと思いますので、使いこなせればかっこよさもあります。
他人と同じは嫌な方、ドラコンにかっこよく挑戦してみたい方にコブラのドライバーはいかがでしょうか。
海外のドラコン競技はケタ違いのドライバー飛距離が出ます
皆さんはご存じ無いかもしれませんが、「ドラコン」という言葉は日本独特の和製英語で、アメリカなどでは「ロングドライブコンテスト」と言ったりする様です。
このコンテストで登場する選手の飛距離には度肝を抜かれる事があります。
なんと飛距離450ヤードオーバーです。
500ヤードを超える選手もいたりします。
通常条件下で行われた競技で、平地ギネス記録が500ヤードを超えているのですごい記録ですね。
飛ばし屋のアマチュアゴルファーが2打でやっと乗るかという距離にたった1打で届いてしまう距離です。
飛ばないゴルファーにとってみればうらやましい限りです。
ちなみにゴルフボールは気圧が低くなると滞空時間が長くなる為、その分飛距離が出ます。
中国の3,000メートル以上ある高地のゴルフ場は、パー5の距離が711ヤードの物もあったりします。
ドライバーの飛距離が普通の人で300~400ヤードに到達する為、長すぎるという事はなさそうです。
普段ドラコンで250ヤード位の人でも300ヤードは超えてきそうですね。
コブラのドライバーでも300ヤードオーバーは簡単そうです。
しかし、滞空時間が長いという事は、スピンがほどけてしまう為、ウッド系のクラブはよいのですが、アイアンとくにショートアイアンのショットはグリーン上で止まりにくくなる為、ピンをデットに狙う事が難しくなりそうです。
やはり、普通のコースが一番なのでしょうね!
コブラドライバーはドラコンプレーヤー向きかもしれない!
ご存じの様に、ドラコンプレーヤーはドライバーでゴルフボールを思いっきり引っ叩いて飛ばします。
スイングは正にハードスインガーです。
あれだけ強く振る為にクラブがしっかりしていなければなりません。
ヘッドの金属が薄く軽いヘッドは何回か使っているうちに割れる恐れがあります。
そういった点で、しっかり作られているコブラのドライバーヘッドは結構な力で叩いても割れる様な事は少ないかもしれません。
上級者モデルは軽いだけではない為、しっかり振るにはパワーが必要な分、しっかりとした打感と飛距離が得られます。
海外のハードヒッターが300ヤード以上飛ばすクラブとしてコブラのドライバーはもってこいの様な気がしますね。
ただ、使用プレーヤーが少なく日本では歴史は古いがメジャーなクラブではないと思われますので、好き嫌いが分かれるクラブだと言えます。
プーマゴルフのギア部門がコブラだったりします
コブラのホームページを見ると、プーマのゴルフウェアも並んでおります。
2010年にプーマがコブラを買収したんですね。
プーマはご存じの通り、ウェアなどを扱っているメーカーなのですが、ゴルフギアは持っておりませんでした。
そこで、コブラをアクシネット社から買収し、ゴルフギアの取扱いを始めました。
コブラとプーマがイコールなんて意外ですね。
個人的にはプーマのドライバーってかっこいいと思ったりもするのですが、餅は餅屋と言われる様に、ゴルフギアを作る技術も簡単ではないのでしょうね。
将来的には、コブラブランドのドライバー、プーマブランドのドライバーがそれぞれあっても面白いと感じますし、それぞれのクラブでドラコン対決しても面白いのではないでしょうか。
コブラのドライバーは難しいイメージがつきまとう
コブラのギアを使用するプロも少ないせいもあるのでしょうが、コブラのドライバーは難しく感じるプレーヤーも多いのではないでしょうか。
露出が少ない分、イメージもしにくく、難しいイメージが余計引き立ってしまう感があります。
今後、日本国内で用具契約プロも増え露出が増えると、もっと取っつきやすいクラブになるのではと考えております。
ただ、アメリカツアーでコブラのドライバーを使う選手は飛ばし屋ですので、クラブのポテンシャルは高いと言わざるを得ませんね。