ミズノのmp4アイアンの評価って?mpの中での位置づけは?

最終更新日:2017/02/02

ルークドナルドプロや手島多一プロ等、国内から海外までツアープロに支持されているミズノ。
その中でもmpシリーズアイアンは上級者ゴルファーでも使用率が高く、人気のモデルです。

そこで今回は、そのmpシリーズの中でも、評価の高いこれぞmpのマッスルバックといえるmp4アイアンに注目してみます。

ミズノ高評価の証、YORO JAPANをご存知ですか?

ミズノ好きであればYORO JAPANといった言葉を知っていると思います。

岐阜県養老市にあるミズノのゴルフクラブ製造工場で、ミズノのゴルフクラブは作られています。

現在、技術の進歩から製造が機械で自動的になっているように思いますが、実際は多くの工程で手作業だったりします。

ミズノではこの工程に多くのクラフトマンが関わり、1本のクラブを作り上げます。

まずはオーダーにおいても、ゴルファーからの要望を細かく聞いて、不明な点はメーカーから連絡するといった形を取り「お店の自社工場にいるような対応」と評価されているくらい、細かく確認します。

そして、ロフトやライ角調整から始まり、何工程もある研磨や色入れといった工程がクラフトマンの手によって行われます。

今回紹介するmp4アイアンもここで作られるモデルであり、クラフトマンの細かな作業の結果生まれたものです。

より詳細な工程がホームページに掲載されていますので、YORO JAPANで検索してみてください。

 

mp4アイアンの特徴は?

ミズノといえばマッスルバックと考えるゴルファーも多いのではないでしょうか。

mp4は2013年に発売されたマッスルバックモデルです。
ルーク・ドナルドプロが監修したmp-64と同様に、リーディングエッジに丸みがあるラウンドソールデザインで、様々なライからでも抜けの良さを実現しました。

また、番手毎にソール幅やブレードの厚みに変化を加えた番手別肉厚フロー設計により、ロングアイアンはボールを上げやすく、ショートアイアンは吹き上がりを抑えた弾道を実現しています。

打感にも非常にこだわりを持ち、打感の向上を徹底的に突き詰めて設計されたのが、このmp4アイアンです。

現在も販売中の商品ではありますが、完全受注生産のモデルで、ホームページによると受注から納期まで40日を要するそうです。

これだけの日数があるということは、研磨等で非常に細かな工程を必要とするモデルだからともいえます。

このようなこだわりがあることが、mp4が評価されている理由でもあるでしょう。

 

難しいとされながらも、評価の高いmp4アイアン

多くのこだわりが詰まっているmp4アイアン、実際の評価はどうでしょうか。

mp4アイアンは「難しい」といった声が多いのが現状です。
実際、歴代のmpアイアンの中でトップラインが非常に薄く、形状もシャープなモデルとなっています。

打感を徹底的に追い求めた結果のモデルといえますが、難易度はトップクラスといえます。

その難易度と引き換えに、使いこなすことができれば、感触が最高のクラブとなるでしょう。

できる限り無駄を省いた形状なので、操作性のイメージは抜群です。
飛距離性能よりも、打感と操作性に特化したモデルといって良いでしょう。

ミスに対しては非常にシビアで、スイートスポットからズレがあると飛距離がバラけてしまったり、フックやスライスのミスが出やすくなってしまうようです。

このような点から、mp4は上級者ゴルファーにオススメできるモデルだといえます。

弾道をコントロールすることができ、より打感や操作性を向上させたいといったゴルファーは試してみてはいかがでしょうか。

 

mp4アイアン、後継モデルは?

このように難易度が高いながらも、上級者には評価されているmp4アイアン。
2013年発売モデルなので、後継モデルは発売しているのでしょうか。

mp4の後継モデルとされているのが、2015年発売のmp5アイアンです。

mp4アイアンに比べ、ブレードの厚みを極限までコントロールしたモデルとなっており、
マッスルバックでありながら、慣性モーメントが大きく、スイートスポットが広めとなっており、安定した飛距離性能へ進化しました。

その中で、抜けの良さはmp4と同様のラウンドソールを採用し、変わりのない抜けの良さ、打感を維持しています。

また、番手ごとにヘッドの長さを変え、ロングアイアンはつかまりやすく、ショートアイアンはコントロール性能を高めたモデルとなっています。

mp4が持っていた、打感や操作性はしっかり残しつつ、ミスによる飛距離のバラつきをできる限り抑えたモデルとなっています。

そのためこのmp5も人気のモデルとなっていますね。

 

ミズノアイアン、他のモデルはどうなの?

mp4やmp5等、上級者に好まれるマッスルバックアイアンを手がけるミズノですが、もちろんマッスルバックアイアンだけではありません。
キャビティ等、様々なモデルも製作しています。

まずはキャビティアイアン。
mp55アイアンが2016年のHOT LIST JAPANで金賞を受賞したように、キャビティアイアンも非常に評価が高いモデルとなっています。

mp4アイアンが歴代mpシリーズの中でも難しい位置づけならば、このmp55アイアンは寛容性が非常に高いモデルとなっています。
重心を低く、深くしたことでボールが上がりやすく、強い弾道なのが特徴です。

このmp55アイアンから、さらにツアープロからの要望を取り入れたのが、最新のmp66アイアンです。

このようにキャビティアイアンも評価が高いのです。

さらに飛距離や打ちやすさに特化したJPXシリーズ等、ミズノは他メーカーと同様、様々なゴルファーに合わせたクラブ製作をしています。

 

ミズノはフィッティングサービスも評価が高い!

mp4アイアン等のmpシリーズ等、非常に繊細な技術で作り上げているミズノ。
その中でミズノにフィッティングサービスがあるのをご存知でしょうか。

細かなクラブ工程があるのも、このフィッティングサービスで、様々なデータを収集しているからこそだと思います。

ドライバーからパターまで、すべてのクラブのフィッティングを行っています。
ミズノが開発したシャフトオプティマイザーという計測器を装着して数回スイングすることで、そのゴルファーのスイングのクセ(ミズノでいうSWING DNA)を測定し、それを踏まえて、シャフトの組み合わせやライ角の調整等を行ってくれます。

クラブ製造技術や、このフィッティングサービスといった細かな取り組みが、多くのツアープロやアマチュアゴルファーに評価されている理由といえます。

フィッテングの他に、ゴルフスクールや試打会といったイベントも開催しています。

ミズノのゴルフクラブに触れることができる良い機会だと思いますので、参加してみてはいかがでしょうか。

 

mp4アイアン以外にも様々なモデルがミズノにある!

mp4アイアンは上級者向けと説明してきました。
上級者向けですが、打感触等は最高品質です。

上達して、その打感を手に入れるといったモチベーションにもなると思いますし、その他様々なモデルがあり、自分に合ったクラブが見つかるはずです。

フィッティングサービス等に参加して、自分にとって最高のクラブをミズノで見つけてみてはいかがでしょうか。