地クラブブランドの特集が雑誌等でよく取り上げられるようになりましたね。
ショップで見たことのないモデルばかりだと思いますが、上級者の間で非常に評価が高いものも多いです。
そこで今回は、地クラブブランドの中でも人気上昇中のロマロのアイアンにスポットを当ててみようと思います。
ロマロは東京で評価の高い地クラブブランド
そもそもロマロというブランドをご存知でしょうか。
最近では雑誌で地クラブを良く特集しており、その中でロマロの名前を見たことがあるかもしれません。
ロマロは東京にある地クラブブランドです。
2005年に株式会社ロア・ジャパンがロマロというブランドを立ち上げ、現在ではアイアンやドライバーが良く取り上げられますが、初めはパターやウェッジが中心のブランドでした。
その後ドライバー、アイアンと発表していき、地クラブ市場で人気ブランドに成長していきました。
以前は上級者に評価されるブランドだったロマロ、多くのモデルを発表し続け、現在は様々な層のゴルファーに支持されるブランドとなっています。
2009年にツアー選手権で優勝した五十嵐雄二プロがロマロと契約したことも、世間にロマロが浸透していくきっかけとなりましたね。
現在ではロマロが協賛している、アマチュアゴルフ競技や試打会等、様々なイベントを開催していますので、機会があれば参加してみてください。
ロマロアイアンの特徴
地クラブブランドなので、プロでの使用率は低いですが、アマチュアゴルファーの間でひそかに評価が高いロマロのアイアンは、どのような特徴があるのでしょうか。
ロマロのアイアンには、これはロマロのアイアンだとすぐ分かる大きな特徴があるのです。
それは、ヘッドの形状です。
ロマロのアイアンのソールのトゥ側に注目してください。
その部分が切り取られたような形状となっていることが、ロマロアイアンの最大の特徴です。
初期のロマロアイアンから採用されている形状で、ヘッドの返りを抑え、抜けも良いといった効果を発揮しているのです。
ロマロ創設者であり、クラブ設計も手がけている小林賢司氏は、アイアンに関して上から見たときのシルエットに非常にこだわりを持っており、実際に見てみると大きすぎず小さすぎず、安心してスイングできそうなアイアンとなっています。
「欲しいものしか作らない」といった小林氏のこだわりが集約されたクラブが、ロマロのアイアンです。
ロマロアイアンのバリエーションはどう?
すぐ見て分かる特徴を持つという評価があるロマロのアイアン、バリエーションはどうなのでしょうか。
地クラブとなると、大手メーカーに比べ、少ないイメージがありますが、そんなことはありません。
現在生産されているモデルでは、ポケットキャビティモデルが3種、キャビティモデルが2種(カラーバリエーションでいうと3種)の計5種類があります。
ポケットキャビティでは、軟鉄構造のRay-V、ミスに強いRay-α、弾道の高さやソール中心に谷型の溝(バレーソール)を採用し、さらに抜けの良さを実現したRay-V TYPE-Rといった違いを作っています。
キャビティ型でも、操作性を重視して、インパクトのばらつきにも強いRay-H、インパクト時の左右のブレを抑え、ストレートボールを生み出すことに特化したRay-MCといったように、様々なゴルファーの要望に対応したモデルが製作されています。
マッスルバックに関しては、最新モデルでは発表はありませんが、数年前にPro Forgedモデルが製作されています。
アイアン以外も評価が高く、バリエーション豊富!
アイアンの紹介をしてきましたが、他のクラブもロマロは評価が高いです。
まずウッド系は、飛距離性能の良さが評価されています。
フェアウェイウッドやユーティリティが初登場したときは、「飛ぶ」といった意見が多く、飛距離に特化したモデルでした。
現在はその良い点を残しつつ、スピン技術にも特化し、ピンポイントで狙えるモデルとして進化しています。
ユーティリティでも、最近ではアイアン型のハイブリッドが登場していますが、ロマロもそこにしっかり参入しています。
ウェッジにおいても、アイアンのようにトゥ側が削られていて、抜けとスピン性能に特化したモデル、ボールを拾いやすく、バンカーショットに適したモデル等を製作しています。
パターも、初めにラインナップされてたこともあり、ピン型やマレット型、ネック形状も数種類あり、スコッティキャメロンの高級品で採用されているS.S.Sインゴットを取り入れているモデルもあるのです。
このようにロマロのゴルフクラブは、すべてのモデルで評価が高いモデルとなっています。
高評価の結果、現在は総合ゴルフブランドに!
初めはウェッジやパター、小物等でスタートしたロマロ。
そこからアイアン、ドライバーといったゴルフクラブはもちろん、ウェア等の用品も取り揃えた総合ゴルフブランドとなっていきました。
用品でいうとグリップがとくに評価される部分かもしれません。
ストロングエイドというグリップエンド側に硬化エラストマーを配置し、グリップのソフト感はそのままに、スイング時のネジレやゆがみを軽減してくれます。
また、ロマロのグリップには天然香料が配合されています。
グリップ自体にミントの香りが施されており、リラックス効果も期待できますね。
通常グリップのほかパターグリップもあり、種類豊富です。
キャディバッグもツアーモデルから、スタンドタイプ、スリムタイプがあり、ヘッドカバーやアイアンカバーも充実しています。
キャップももちろんありますし、グローブやベルト、傘等のレイングッズも取り揃えており、ロマロですべてを揃えたいといったゴルファーの期待にもしっかり応えてくれています。
取り扱っているショップはある?
高評価を受けているロマロアイアン、実際に使ってみたいと感じるはずです。
ですがロマロは地クラブブランド、販売しているショップが限られます。
まず、皆さんが良く利用されるような大型ゴルフショップでは、まず取り扱っておりません。
大手クラブメーカーと違い、大量生産していないことが理由です。
中古クラブショップを見てみても、ドライバー等は数本、アイアンも数セット置いてあれば珍しいといったところです。
ゴルフ場で取り扱っているところもありますが、ゴルフ工房での取り扱いがほとんどです。
ゴルフ工房でいえば、全国規模で取り扱いがあります。
ただ中古クラブ自体の流通は少ないので、試打をするといった機会はあまりないかもしれません。
それでもここ数年で地クラブが雑誌等で取り上げられるようになり、知名度は上がってきました。
ホームページに取扱店が掲載されていますので、お近くのショップがありましたら、覗いてみてはいかがでしょうか。
ロマロでみなさんも地クラブ使用の第一歩を!
ここまで紹介してきたロマロ、現在の大手メーカーにもまったく引けをとらない性能であることを理解していただけましたでしょうか。
まだまだ、中古市場でも流通量は少ないのですが、ゴルフ工房によっては試打が可能なショップがあると思います。
デザインもかっこいいですし、なんせ大手メーカーに比べ使用率が低いです。
ゴルフ仲間に「このクラブ何?かっこいい!」と注目されること間違いなしです。
この機会に、地クラブの世界に入ってみてはいかがでしょうか。