miyazakiシャフト、目にしたことがある人も多いはずです。
プロやアマチュアゴルファーの間でも使用されているmiyazakiシャフト、はたしてどのような性能や評価があるのでしょうか。
miyazakiシャフトについて、様々な点をまとめました。
miyazakiシャフトってどこが製作している?
まず、miyazakiシャフトはどこが製作しているでしょうか。
実はスリクソンなどのゴルフクラブを手がけているダンロップなんです。
ダンロップの商品ページを見てみると、シャフト選択の1番上にmiyazakiシャフトが表示されているものもあります。
ゼクシオにはmiyazakiモデルといった商品もあります。
ダンロップの純正シャフトのようなイメージもありますが、他メーカーのカスタムシャフトに引けを取らない技術であることは確かです。
クラブメーカーのシャフトというと純正シャフト1種類といったイメージですが、このダンロップのmiyazakiシャフトは様々なモデルを発表しており、すべてのゴルファーに対応できるように製作しています。
実際、ダンロップが20年以上積み重ねてきた、カーボンコンポジットシャフトの研究開発技術を集結させたものがmiyazakiシャフトであり、2009年にはUSPGAツアーにも登場しました。
実績として世界20勝以上の記録も持ち、プロの間でもmiyazakiシャフトの性能が高く評価されています。
どのようなシャフトがmiyazakiシャフトにはある?
プロの間でも評価されているmiyazakiシャフト、どのようなシャフトがあるのでしょうか。
現在のmiyazakiシャフトにはカウラシリーズとコスマシリーズの2種モデルがあります。
まずは、カウラシリーズ。
こちらのモデルは手元と先端をしなやかにして、シャフトのしなりと走りを感じることができる剛性設計で、思い切り振りぬけるシャフトとなっており、競技ゴルファーからアベレージゴルファーまで幅広いゴルファーを対象にしています。
次にコスマシリーズです。
コスマシリーズはプロやアスリートゴルファーに向けたシャフトで、手元の剛性を高めて、低トルクを実現、方向安定性を上げたモデルです。
どちらのモデルも、弾道の高さ等に変化をつけた4種類のモデルがあり、miyazakiシャフトで合計8種類製作しています。
どちらにも共通している剛性分布セクションを設けて、しなりと弾きに特化。
気持ちよく飛ばせる設計をしています。
これがmiyazakiシャフトの評価が高い理由のひとつともいえます。
日本らしいシャフトのネーミング!
純日本製ブランドと謳っているmiyazakiシャフト、シャフト自体のネーミングも面白いです。
カウラ、コスマそれぞれの4つのシャフトにKORI(氷)、MIZORE(霙)、MIZU(水)、KIRI(霧)といったネーミングをつけています。
ただただネーミングをつけているだけではなく、それぞれに特徴を持ったシャフトとなっています。
まずはKORI(氷)。
こちらは手元側が粘って、つかまりすぎず、吹け上がりを抑えた設計となっています。
次はMIZORE(霙)。
シャフト全体に粘りがあり、しっかり感があります。
適度なつかまりの中弾道設計のシャフトです。
そしてMIZU(水)はMIZORE同様にシャフト全体が粘りますが、手元から先端まで剛性の変化が小さく、大きな癖のないタイプで、弾道は少し高めの中弾道設計です。
最後がKIRI(霧)です。
こちらはシャフト先端で粘り、そこにタメを生み出します。
その分ボールが上がりやすい高弾道設計となっています。
このような細かな設計も評価される部分ですね。
評価が高いのは独自のフレックス概念にあり!
miyazakiシャフトが評価される点のひとつに独自のフレックス概念があります。
通常フレックスはほとんどの場合、シャフト全体の剛性をR、S、Xといった指標で表しています。
miyazakiシャフトでは、インターナショナルフレックスコードと呼ばれ、シャフト全体を手元、手元よりの中間、先端よりの中間、先端の4つに分割して、各部分の剛性を1~9の数値で表しています。
ですのでシャフトには全体の剛性(R、S、X)表記と4ヶ所の剛性の数値(KORIの6Sの場合は4466といった数値)を表記しています。
どの部分がしなりやすいのか細かな部分で分かるようになっているので、より正確なフィッティングが可能になっているのがmiyazakiシャフトの特徴でもあります。
同じスイングをするゴルファーはほとんどいません。
そのためシャフトの種類も多様性を求められます。
メーカーやモデルによっても違いを出していますが、miyazakiシャフトのように剛性を細かく表記しているのもゴルファーには嬉しい点です。
プロやアマチュアゴルファーの評価は?
miyazakiシャフトのプロやアマチュアゴルファーの評価や感想はいかがでしょうか。
プロゴルファーの場合は、まずツアー20勝以上という結果が評価の高さを表しているでしょう。
レベルの高いUSPGAで評価され、その後日本でも浸透。
中嶋常幸プロや小田孔明プロなども使用しているシャフトです。
クラブには非常に繊細なプロにとって、インターナショナルフレックスコードもフィッティングに大きな助けとなっていると思います。
アマチュアゴルファーであってもゼクシオからmiyazaki装着モデルといった商品が出るということは、評価が高い証拠です。
アスリートゴルファーにはあの細かいシャフト設計は、選択に楽しみが増えますし、実際にフッカー向け、スライサー向け、弾道を変えたい、コントロールしたいと悩むことがある事項のほとんどに対応してくれています。
カウラモデルはユーザー層をプロや上級者だけでなく、アベレージゴルファーまで広げることを目的としている点から、メーカー側の本気度が伝わってくることも人気の要因ですね。
好評価の証拠!中古ショップにはmiyazaki装着モデルが結構ある!
このように、様々なゴルファーから高評価のmiyazakiシャフト、中古クラブの流通量はどうでしょうか。
このmiyazakiシャフトは、ダンロップ製といったこともあり、ゼクシオやスリクソンに装着していることが多いです。
カスタムシャフトも選べる中、このmiyazakiシャフトを選んでいるのが多いことは、ヘッドとの相性が良いことを物語っていると思います。
ドライバー以外にもフェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンとmiyazakiシャフトは装着モデルがあります。
ダンロップ製のゴルフクラブ以外にも、カスタムシャフトとして装着していることもあります。
このようにmiyazakiシャフトの流通量は多いといって良いでしょう。
先ほど説明したように、miyazakiシャフトには様々なゴルファーの悩みに応えたモデルが揃っています。
ぜひ量販店や中古ショップの試打等を活用して、miyazakiシャフトの感触を体感してみてはいかがでしょうか。
すべてのゴルファーに対応したmiyazakiシャフト!
プロや上級者、アスリートゴルファー、そしてアベレージゴルファーとすべてのゴルファーに魅力があるmiyazakiシャフト。
様々なモデルもあるので、スイングタイプやショット傾向に応じてシャフトチョイスができますし、独自のインターナショナルフレックスコードも、さらに理想のショットに向けて、細かく吟味できるようになっています。
中古ショップの流通量もあるので、試打等で自分の理想に合ったmiyazakiシャフトを探してみてください。