ゴルフの楽しみ方は人それぞれですよね。
コンペなどであれば、ニアピン賞やドラコン賞など距離での勝負が盛り上がります。
親しいゴルフ仲間と楽しむのであれば「オリンピック」と言うものがあります。
「五輪」を思い出す人が多いでしょうが、そのオリンピックではなく、ゴルフで勝負するものです。
経験したことのない方は今後のために計算方法を覚えておきましょう。
いつもよりゴルフの集中力を高められるオリンピックの計算方法
ゴルフは集中力を必要とするスポーツですよね。
集中力が切れてしまうとうっかりなミスショットが出てしまいやすくなります。
その中でも特に神経を使うのが50ヤード以内のショートゲームです。
そんなショートゲームでの集中力を高めてくれるのが「オリンピック」というもの。
オリンピックを簡単に説明すると、いかに他のプレーヤーより遠くからパットを沈められるかを競うものです。
基本的なルールと計算方法は、4人でプレーする場合、グリーンに乗った時点でカップから遠いプレーヤーから4点(金)、3点(銀)、2点(銅)、1点(鉄)の権利が与えられるということ。
そしてうまく1パットで沈めた場合に限り、そのポイントを獲得することができるというルールです。
更にグリーン外からチップインした場合は5点(ダイヤモンド)を獲得できます。
ダイヤモンドが発生した時は残り3人のプレーヤーのポイントはカップに遠い方から4点、3点、2点となります。
最終敵に各ホールでの点数を合計したポイントで結果を出します。
より集中力を高めるためにプレーヤー間では各ホール毎に競う場合もあります。
オリンピックには絶対のルールはありませんので、同伴するプレーヤーによっては若干のルールの違いがあったりします。
知らないうちにルール違反になっているといけないので、事前に確認しておくことをオススメします。
オリンピックに慣れてきたらオプションルールで更なる挑戦を
オリンピックのやり方や計算方法に慣れてきたら、更なる盛り上がりのためオプションルールを加えていきましょう。
「砂イチ」といってバンカーから出した後に、1パットでカップインした場合に更に3点加点されるもの。
ツアーでいうサンドセーブのことですね。
負けている人にとってはピンチがチャンスに!?なんてことも有り得るのです。
また、点数が増えていくだけでは面白味がないという方には減点ルールも存在します。
惜しくもグリーンに乗らずエッジで止まってしまった(あわやグリーンに乗りそうだった)場合にブルースの女王の名を借りて「淡谷のり子」といい、マイナス3点という大打撃を受けるものです。
また「チキンハート」と言ってカップから一番遠い位置にオンした人がパッティングをショートした場合にマイナス3点になるものもあります。
入れるか、オーバーという選択肢しかない下りパットだと末恐ろしいマイナスルールですよね。
中にはもはやゴルフとは関係なくなるようなルールも存在します。
それは「フォーカード/ストレート」です。
フォーカードはカンとも呼び、同じポイントが4回揃うとその合計点数を加算できます。
鉄が4回なら4点、金が4回なら16点と大きなポイントが上乗せされるのです。
またストレートは一気通貫とも呼び、鉄、銅、銀、金が揃うとその合計点数を加算できるものです。
10点プラスは逆転もできるかなり大きなポイントになりますね。
ゴルフに集中したい人へ、オリンピックの簡単な計算方法
自分のゴルフとスコアに集中することで手いっぱい!
という方ももちろんいるでしょう。
そんな方にはオリンピックを簡単に計算方法があります。
インターネットでゴルフのオリンピック計算サイトなるものを使うのです。
各ホールごとのポイントを保存していって18ホール終了後に計算をクリックすると順位発表になります。
また最近ではスマホを持っている方が多いと思いますが、オリンピック用のアプリ「ゴルフオリンピック計算器」まで存在しています。
中には、スコアアプリでプレーヤーのスコアを入力していくのと同時にオリンピックのポイント入力していくものもあります。
頭の体操のためにスコアカードの端に記入していって暗算するのも良いですが、ゴルフだけに集中したいという人はそれらを是非使ってみてください。
しかしサイトやアプリでは基本的なルール通りでないと使用できないものがほとんどです。
独自のルールを採用している場合は、がんばって自分で計算するようにしましょう。
でもこういったアプリがあるということはそれだけゴルフにおいて、オリンピックはポピュラーなのですね。
楽しめるのはオリンピックだけじゃない!ゴルフを楽しむ他なる計算方法
ゴルフが日本に上陸してから100年以上経ち、日本人が生み出したあらゆる形式の「握り」ゴルフの計算方法があります。
まず1つは、タテ・ヨコ・郵便局です。
これらは細かい計算がないので挑戦しやすいものです。
タテはネットのスコア、ヨコは各ホールの勝ち負けの合計、郵便局は〒のマークにちなんで、タテは1枚でヨコは2枚といった形で賭けます。
またナッソーもシンプルです。
フロント9、バック9、18ホールトータルの3つでそれぞれ優劣を競います。
それにショートホール、ロングホールでの戦いを加える場合もあります。
ナッソーもチーム戦で楽しめますが、ラスベガスもチーム戦で楽しめるものの1つです。
ラスベガスは、チームのうち少ない方のスコアを十の位、多い方を一の位として、各ホールのチームスコアが決まります。
1人が4、もう1人が5ならチームスコアは45、どちらも4であれば44となり、相手チームと比べてチームスコアが少なければそのホールが勝ちになります。
チームスコアの差が、獲得ポイントとなります。
これらのように、実はオリンピック以外のものの方が計算方法が容易なのです。
最終的にトータル獲得ポイントが多いほうが勝ちとなります。
仲間内だけでなくコンペで盛り上げる賞や企画
プライベートでするゴルフでオリンピックなどの握りゴルフをするのも盛り上がりますが、大勢参加のゴルフコンペでも幹事さんがいろいろ考えた盛り上がる賞や企画があります。
代表的なものは、皆さんもご存知だと思いますが、「ドラコン賞」と「ニアピン賞」ですよね。
参加人数が増えると準備する「賞」も増やしていきます。
面白いものでは、「池ポチャ賞」「ドラ短賞」「OB賞」などが挙げられます。
上手い人ばかりが賞をもらっていては参加者みんなが楽しむことができません。
ですから上記したような腕前を問わない賞を入れることは大切です。
また、賞だけでなく、個人で競う基本的なコンペと並行して、チーム単位で勝敗を競う企画もあります。
ルールは、チーム(組)対抗戦、ダブルペリアによるチーム全員の合計スコアのみです。
個人での戦いも面白いですが、チーム対抗になると初対面の人とも一致団結してグッと距離も近づくことができますね。
ゴルフを楽しめるだけでなく、人との付き合いもできるので最高の企画になることでしょう。
オリンピックなど「握り」で注意すること
お金を賭けた「握り」ゴルフを堂々としている方を良く目にします。
中にはかなり高額な握りをしている方もいるでしょう。
そういった行為は法的に問題があるだけでなく、ゴルフを冒涜する行為にもなるので注意して下さい。
これくらいなら問題ないという明確なラインがあるわけではありません。
しかしプレー代以上のお金が動くのは問題視されるレベルになります。
楽しく遊べる、盛り上がるレベルを逸脱しない範囲で公平な握りをするように心がけましょう。
日本では1円でも賭けることは賭博罪に当たります。
コーヒーやランチ、打上げの食事代等を賭けるくらいであれば非難を受けることはないでしょう。
線引きは微妙ですが、オリンピックや他のゲームをする時は十分に気をつけるようにしてください。
また「握りゴルフ」を好む人の中には、自分が有利な条件でそのルールや理屈を理解していない人を握りに巻き込む人がいます。
それは大変卑怯な行為であり、スポーツマンとしてふさわしくない行為なので、自身はもちろんそういった人とのプレーは避けることをオススメします。
50万円以下の罰金又は科料に処せられます
オリンピックや他のゲームを紹介してきました。
賭けゴルフは、多くのゴルファーに親しまれてきた歴史を持ち、精神的に強くなる効果があるなどとも言われています。
しかし法律を守る姿勢は大切です。
紳士のスポーツと言われるゴルフが賭博行為と結びつくのはこれからゴルフを始める方にとっても良いイメージが付きません。
ゲームを楽しむことは、集中力も高められ良いことではありますが、金銭を賭けない方法で行なうようにしましょう!
またお互いに条件等をしっかりと話合いトラブルのないように行なうことも大切です。