ゴルフクラブのシャフトにはシールが貼っているものがありますが、これは剥がしてから使うものでしょうか。
それとも、貼ったままで使うものでしょうか。
”シャフトに貼ったシールを剥がしてから使ってください”といったような取扱説明書があるわけでもないですよね。
どちらがいいのでしょうか。
そもそもルール上、シールを貼ったまま使用しても問題ないのでしょうか。
ゴルフクラブのシャフトにシールを貼るのはルール上問題はないのか
R&Aといえば、ゴルフのルールを決めているところです。
日本のJGA(日本ゴルフ協会)のサイト上では、ゴルフルール(規則)について気になる内容を調べることが出来ますので、ゴルフのシールについての記載があるかどうか調べてみましょう。
JGAのサイトを見ていくと、「クラブと球についての規則ガイド(日本語訳)」というページがありました。
そのガイドは78ページにわたり書かれているのですが、その中に付属規則Ⅱ-クラブのデザイン⇒1.クラブ⇒a.通則⇒(iv)外部付属物というページがあります。
シャフトのシールについては、次のように記載されていました。
現在、認められている付属物の例は下記の物を含みます。
識別のためのデカール(ステッカー)やシャフトを保護するためのテープなどの一時的な、恒久的でないシャフトへの付属物。(2016年1月版11P)
このように、ゴルフシャフトにはシールを貼ることが認められていましたので、シャフトにシールが貼ってあるクラブを使っても問題がないことが分かりました。
こういったこともゴルフの規則では決められているのですね。
クラブのシャフト交換したら、シールが貼っていなかった
新しい発見をしたAさんのお話しです。
明日のゴルフを楽しみにしながら、ゴルフ練習場でボールを打っていたら一番よく練習に使っている7番アイアンが折れてしまいました。
ゴルフ工房も備えている大きな練習場だったので、大急ぎで工房に向かいました。
”時間も遅かったので閉店しているかも”と思いましたが、幸い工房は開いていてシャフト交換をしてもらえることになりました。
使っていたクラブのシャフトがダイナミックゴールドS200のスチールシャフトでメジャーなシャフトだったのも幸いでした。
工房の担当者は閉店時間を大幅に過ぎていましたが、頑張ってシャフト交換をしてくれました。
クラブを受け取りホッとしていると、シャフトと一緒にシールを手渡されました。
シール?と思っていると、「6番アイアン・8番アイアンと一緒に並べてみて、バランスの良いところにシールを貼ってくださいね」と言われました。
”当たり前のようにスチールシャフトに貼っていたダイナミックゴールドのシールですが、クラブの仕上げ時点で貼っているのを改めて感じたと同時に、工房でアイアンセットを作ってもらったら、シールを貼る前に受け取ることもできるな。”と新しい発見をしたAさんでした。
量販店でゴルフクラブを購入したら、シャフトにバーコードシールが付いていた
POSシステムとは
「単品ごとに販売・在庫管理を行うための、販売時点情報管理システム。商品につけられたバーコードをスキャナで読み取り、小売店のレジでの精算業務を行うと共に、読み取ったPOSデータを分析・加工することによって販売計画や在庫管理に活用する。」
とあります。
量販店でゴルフクラブを購入する場合、バーコードのシールが貼っていることが往々にしてあります。
そのバーコードですが、POSシステムを活用するために店舗側が貼っているのではないでしょうか。
それなのに、販売した後にもバーコードをシャフトに付けたまま購入者に渡すのは如何なものでしょうか。
プロゴルファーのクラブにバーコード付きのシャフトを使っている人を見たことがありますか?
(もしかしたら1人ぐらいいるかもしれませんが・・・)
例えば、シャフトメーカーがクラブの硬さや性能を分かりやすくしたり、ブランドアピールのためにシールを貼っている場合は、シールを剥がすことによって性能が分からなくなる場合もありますが、バーコードシールは全く不要ですよね。
購入時、店舗によっては、バーコードを剥がしてくれるところもありますが、そうでなければ店員に剥がしてもらってから受け取るように主張しても良いと思います。
ゴルフクラブを中古ショップやオークションなどで販売する場合
量販店やショップなどで新品のゴルフクラブを購入するのではなく、中古ゴルフショップやヤフーオークションなどのオークションサイトで購入する人も少なくないと思います。
例えば中古ショップに行った際に、同じクラブで見た目が綺麗なのに思いのほか安価で売られているクラブを見たことはないですか。
店員さんに聞いてみると「熱を加えてリシャフトしているので値段が安くなっています」という返答。
高級なシャフトにリシャフトしていて、シャフトの値段もプラスされて高額になっているケースもありますが、純正から手を入れてしまっている。という判断で、価格が安くなっているものもあります。
購入する側からすれば、純正かどうかというのも購入時の判断材料になってくるのではないでしょうか。
オークションサイトを利用する場合は、現物を手に取ってみることなく購入していくので、純正かどうかは大きな判断材料の1つになりそうです。
シャフトに貼っている(バーコードではなく)メーカーの純正についているシールですが、シールを剥がすことでクラブの信頼度が低下するかもしれませんので、もし中古販売やオークションでの販売を想定しているのであれば、シールを剥がすかどうかは考えてから行った方が良いと思いますよ。
シール剥がしに手慣れた人達
某量販店でクラブを購入した時のことです。
レジでクラブの代金を払った後「このシールは剥がした方がいいですか?」と、バーコードシールを指さしながら聞いてきました。
シールを剥がしてもらうようにお願いしたところ、本当に手際よくシールを剥がし始めました。
シャフトに付いたシールを剥がしたことのある人の中には、なかなかシールが剥がせなくて手間取った人もいるのではないでしょうか。
その店員さんの場合ですが、シール剥がし用のスプレーやシールを剥がすための道具を使ったわけではありませんでした。
もしかしたら、知らなかった私がマイノリティーだったのかもしれませんが、そのやり方に関心したので紹介したいと思います。
シールですが、1度で綺麗に剥がせないことが多かったりします。
シャフト側に粘着部分が残ってベタベタした状態であれば試してほしいのですが、手に持っている剥がしたシールの粘着部分でシャフト側に残っている粘着部分をくっ付けて取るという方法です。
何度か貼ったり剥がしたりしてペタペタと繰り返すと、短時間で綺麗に粘着部分を取ることが出来ていました。
もしやったことの無い方がいたら、是非試してみて下さい。
ゴルフクラブをオリジナル仕様にしている人達
人気のクラブを使用していると一緒に回る人が同じクラブだったりするケースもありますよね。
グリップを変えていたり、シャフトを変えていたりすれば違いも分かると思うのですが、純正で販売されているものは十分高性能ですので、特に不満がなければ純正のまま使用している人も多いと思います。
そこで、同モデルのクラブを使っている人との違いを付けるためにひと工夫してみては如何でしょうか。
小さめのシールをクラブに貼るという方法もありますが、ヘッドの色抜きなんてどうですか。
ヘッドに刻まれた文字の部分に色が入っている場合も多いと思います。
塗料はがし剤などをホームセンターで購入して色抜きすれば、あなたオリジナルクラブに仕上がります。
色を抜くのは嫌だ、という場合は、市販クラブとは違う色を塗るのも1つの方法だと思います。
ゴルフショップでやってくれるところも有ると思いますが、自分でやればクラブに愛着がわいてくると思いますよ。
ゴルフクラブにこだわりのある人も多いです
クラブのシャフトやグリップなど、性能にかかわる部分ではなく、シールを剥がしたり、色を付けたりと、色々と細工している人もいると思います。
あなた好みのクラブに仕上げていくことで、どんどん愛着が沸き、その結果ゴルフの内容も良くなってくる場合もあると思います。
ただの道具と思わずに、クラブを大事に扱っていけると良いですね。