皆様は仲間内でゴルフを楽しむときに、何か勝負事をしていますか?
ニアピンやドラコン、グロスなど勝負するために使えるものはたくさんあります。
今回お話ししたいのが、『オリンピック』です。
4年に1度の本当のオリンピックではなく、ゴルフがもっと面白くなるオリンピックという人気の勝負法です。
まだやったことのない方は一度お試しください。
マンネリゴルフにいい刺激!オリンピックの計算方法
ゴルフとは、基本いかに少ない打数でグリーンにある小さいカップにボールを入れるかを18ホール競うスポーツ競技です。
しかし、仲間内でプレーする場合などはこのスコアとは別に「オリンピック」というスコア計算遊びをする場合があります。
これはいかに遠くからパットを沈めるかを競うもので、ポイント制(一部減点もあります)です。
基本的な決まりはありますが、プレーヤー間でルールが微妙に違う場合があるので、事前に確認しておく必要があります。
4人でプレーする場合、全員がグリーンに乗った時点で、カップに近い人から、(鉄)1点、(銅)2点、(銀)3点、(金)4点の獲得権利が与えられます。
1パットで沈めた場合、そのポイントが与えられます。
更にグリーンの外からチップインした場合は5点(通称:ダイヤモンド)が与えられます。
この場合、残りの3人のプレーヤーのポイントはカップに近い方から2点、3点、4点となります。
この点数を計算して合計を出します。
これが遊びのようで、パットの集中力が何倍も上がってよい刺激になるのです!
オリンピックをさらに楽しむ減点ルールやバンカーチャンスなど足してみよう!
パットだけではマンネリしてきた人には更に楽しめるように役モノルールや特殊ルールが存在します。
「砂イチ」と言ってバンカーから出した後、1パットでカップに沈めた場合に3点加算します。
通常はバンカーから1打で出した場合のみ適用です。
2打以上かかって出した場合にこの点数加算されません。
しかし別のバンカーに移った場合はOKです。
ハザードになるバンカーでまさかの逆転チャンスが生まれるかもしれません!
減点ルールもあります。
「チキンハート」と言って竿(ピンの棒)の距離より遠い位置にオンした場合に適用されます。
パットがカップよりショートした場合マイナス3点となります。
入れるか、オーバーするかしないと減点ということです。
また「フォーカード」と言って同じ得点が4回揃うとその合計点数を追加できます。
例えば鉄1点が4回ならプラス4点(合計8点)といった計算です。
「ストレート」と言って鉄1点、銅2点、銀3点、金4点が揃うとその合計点数を追加します。
つまりプラス10点。
さらにダイアモンドまで含まれると15点になります。
18ホールで考えると複雑に感じるかもしれませんが、今は便利なアプリもでているので心配無用です!
オリンピック以外にもゴルフを”握り”を楽しむ計算方法を紹介!
オリンピックは種類もたくさんあり少々複雑なものですが、”握り”には他にもいろいろありあます。
「ナッソー」です。
ナッソーのやり方は非常にシンプルです。
18ホールの中で、フロント9、バック9の18ホールトータルを3つのカテゴリーとします。
そしてそれぞれの優劣を競うのです。通常は1対1のストロークプレイの勝負ですが、マッチプレーでも2対2のチーム戦で行っても良いということになっています。
分かりやすいのが「焼き鳥、すっ飛び」です。
焼き鳥とは1回もオナーを取らないこと、すっ飛びはパーを取らないことです。
ハーフで一度もオナーにならない、パーをひとつも取れなければ他の人に合わせて2点といった形です。
またチームプレーでする「お友達」です。
打順、あるいは、左右で組んで2人1組で勝ち負けを決めます。
ハーフに1回、自分が打つ前にリーチをかけることができます。
これで2倍となります。
ホールのパーの数(パー4は4枚など)、あるいは1人から2枚ずつもらうなどいろいろなルールがあります。
プライベートだけでなくコンペを盛り上げる計算方法や○○賞
コンペで大々的にオリンピックをするのはオススメしませんが、遊び心のある企画を盛り込むとコンペも大いに盛り上がるでしょう。
ドラコン賞やニアピン賞は一般的にありますが、それに加え参加者に当日のスコアを事前に予想してもらい、”ピタリ賞”や”大外れ賞”を用意するのも良いでしょう。
また”好プレー賞”として、ショートホールをドライバーで1オンさせた人を表彰するといったオリジナルの賞を設定すると皆で盛り上がることができます。
また景品も順位に沿って豪華にするのではなく、優勝者より豪華な物をどこかの順位に入れるなど、ゴルフの技術に関係なく楽しめる企画を考えるのも良いです!
またコンペを盛り上げる要素として、優勝者が誰になるかなどを予想する「馬」と呼ばれるものがあります。
これは、参加者の組みをスタート順に番号化して、何組と何組が当該順位になるかを予想する、競馬のようなレースクイズになるのです。
普通は優勝者や準優勝者が誰になるかを予想するのですが、優勝者とブービーを当てるとか予想しにくいルールにすると更に盛り上がるでしょう!
ゴルフコンペの表彰式が絶対盛り上がるオススメ賞品
時々ゴルフコンペの優勝商品で、ゴルフバッグやパター、クラブなどの豪華賞品を見ます。
もちろんそれで喜ぶ人もいるでしょう。
しかし実は貰って困ることが多いのです。
優勝するほどの腕前の人なら、ギアにこだわりがあり、貰った物は使用しないという人がほとんどだと思います。
またインテリアも好みの幅が大きいですし、自転車も必要ない・置き場がない、それ以前に持って帰るのが大変!?などとあまり喜ばれない可能性があります。
絶対喜ばれるのが、「お肉」です。
松坂牛などの高級肉なら見た目も豪華で盛り上がるでしょうし、もらって嬉しいNO.1です。
他にもカニやフルーツ、お取り寄せグルメのような高級食品は独身でも家族持ちでも関係なく喜ばれます。
「商品券」も良いです。
順位の高い人には百貨店のギフト券で、参加賞などは500円くらいのクオカードなどであれば、貰って困ることは絶対にありません。
順位の高い人にはあまり適さないであろうゴルフ用品も池ポチャ賞やブービー賞にゴルフボール、健闘賞にはカウンターなど、賞との組み合わせ次第では表彰式を盛り上げるものになるでしょう!
絶対負ける計算勝負は断ることも必要!やるなら最初にハンデをもらうこと。
「オリンピック」となんとも平和の象徴!みたいなネーミングですが、上手なゴルファー、特にショートゲームが上手な人に圧倒的に有利な勝負です。
上級者は通常寄せワンがたくさん出るものです。
握る相手にもよるかもしれないが、上級者のパットの入る日などは大勝になること間違いなしです。
片手シングルの人が平均的なゴルファーと対戦する場合、ハンデは15~25が普通です。
世の中良い人ばかりではありません。
それを知って計算勝負を持ちかけてくる上級者も中にはいます。
ノリに任せて勝負するのではなく、勝ち目のないものは勇気を出して断りましょう。
もしそれでも計算勝負をしたいのであれば、最初にしっかりとハンデを貰うようにしましょう。
オリンピック以上に上級者に有利な計算勝負も数多くあります。
一見公平そうに見えても必ず落とし穴があります。
軽く受け入れるのではなく、しっかりと考えて判断するようにしましょう。
ハンデの要素を考慮せず行う握りは上級者に寄付するためにしているようなものだと考えて下さい!
計算勝負で盛り上がるには条件交渉が必須!
オリンピックに限らずいろいろな計算勝負を書きましたが、そうした行為は法的な問題があるだけでなく、ゴルフを冒涜する行為でもあります。
これ以下なら問題はないというラインがはっきりと引けるわけではないのですが、プレー代以上のお金が動くのは間違いなく疑問視されるレベルです。
”握り”はその額や方法によっては違法性の高いギャンブル、賭博になります。
そこを念頭に置いて計算勝負を受けるようにしましょう。
ゴルフの握りに負けない秘訣は、第一に不公平な握りの誘いに絶対のらないことです。
自分より上手な人を相手に条件交渉なしで受けないことです。
もし受け入れる場合は、不利なハンデや条件を押し付けられないことです。
相手が条件を飲まないのであれば、それはあなたを陥れるためだと考えて間違いないのです!