【ゴルフ教えて!】マメはダメ?左手のいい所、悪い所。

最終更新日:2016/12/07

ゴルフのように道具を使うスポーツは練習すればマメが出来てしまうかと思いますが、マメが出来る場所によって上手か下手かある程度分かってしまうのがゴルフかもしれません。

右手に出来るようなら、まだまだですし、しっかり握る左手もマメは作りたくありません。

そこで今回は左手のマメについてまとめたいと思います。

左手親指にマメができるゴルファー

マメができるのは初心者のうちで、慣れていくと力を入れないで打てるようになるから自然とマメは消える…という話を聞いたことがあります。

思い返してみれば私もゴルフを始めたばかりの頃はワンラウンド終えると両手にマメが出来てしまい、大変なスポーツだと思ったものです。

ゴルフでは左手一本で振っているような感覚で、と言われるほど左手(腕)が重要です。

そのため左手だけにグローブをしているゴルファーが多くいるわけですね。

左手を使っている証として、左手のマメは右手にできるものより良いとされています。

しかしそんな左手のマメの中でも、良いものと悪いものに分けることができます。

親指にできているマメは、実は悪いマメです。

というのも、グリップは左手の中指・薬指・小指で握るのが本来のやり方なので、親指にマメがあるということはきちんと握れていないことになります。

マメができていなくても、力の入っている部分のグローブがこすれていたり穴が開いていたりしませんか?

そういった方は要注意です。

左手人差し指や付け根にマメができるゴルファー

親指に引き続き、左手の人差し指や付け根にできてしまうマメもゴルフにおいて悪いマメに分類されます。

やはりこれもきちんとしたグリップが出来ていないからという理由です。

親指、人差し指を使って握ると過剰に力が入ってしまい、いわゆる「手打ち」の原因となります。

クラブは握るのではなく支える、そんなイメージを持ちながら握るとリラックスした状態で自然に打つことが出来ます。

クラブの握り方で全身の筋肉の力の入り方、そしてクラブのフェースの向きが変わり結果として球の飛距離や方向性を変えてしまいます。

たかがグリップと思っていても案外重要なんですよね。

しかし「悪いマメ」と言ってもこの場所にマメができてしまったらグリップを変えるべきと考えないでも大丈夫です。

今までやっていた打ち方を変えることで習慣が崩れ、一気にダメになってしまうこともあるからです。

頭で考えれば考えるほど、体は混乱していつものプレーが出来なくなってしまいます。

悪いマメができてもあまり深刻にならず、気軽に考えましょう。

左手の中指から小指と付け根にマメができるゴルファー

悪いマメとは反対の良いマメ、それが左手中指・薬指・小指と付け根にできるマメのことです。

グローブなんかもこのあたりの生地は厚くなっているようです。

このように良いマメ悪いマメがありますが、あまりグリップにこだわらず自己流でやっているゴルファーもいますよね。

一般的にグリップはオーバーラッピング、インターロッキング、ベースボールグリップの3種類あります。

オーバーラッピングは聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。

もちろんこの3つも中指・薬指・小指を使うという点は共通しています。

この3本だけ、それから親指・人差し指だけでそれぞれ握るように力を入れてみてください。

違う部分の筋肉が動きますよね?

ここからも分かるように、それほどこの2本と3本の指を使ったときに違いがでてくるわけです。

あまり3本に意識しすぎても、それこそ力が入りすぎてマメができてしまうので、あくまでこの3本でクラブを支えているようなイメージで打ってみましょう。

右手にマメができるゴルファーは?

左手の場合はどこにマメができても、左手を使えている証なのであまり気にすることはありません。

しかし右手のマメは打ち方を見直す必要があります。

右利きのゴルファー限定になってしまいますが、右手で打とうとしてしまうのは右手への「慣れ」のせいです。

例えば手を使ってボールを投げるとき、不慣れな左手より右手の方が力も入りやすいので力強く速い球が投げれる気がしますよね。

しかしゴルフの場合、同じように右手でクラブを握りしめて思い切り打つと、不思議なことにあまり飛ばないのです。

特に初心者は強く打とうと早くクラブを振ってしまい体がぶれて、ボールに当たらないこともしばしば…。

強く握りすぎた結果マメもできてしまいます。

逆を言えば、右手にマメができてしまう方は、グリップの握り加減や打ち方に問題があるということです。

それを改善するためには、右手への意識を左手に移し、ゆっくり振るのが最適です。

打つ前に左手一本だけでクラブを振ってみるのもいいですよ。

マメができてしまったら練習は控えるべき?

手は案外すぐマメができてしまいますよね。

ゴルフをしてマメができると、必死に鉄棒を練習してマメを作っていた幼い自分を思い出します。

当時はマメができてもすぐ治った気がしますが、大人になるにつれ治りが遅いのは気のせいではないのでしょう。

さて、手にできたマメですが、あまり潰さないようにしましょう。

潰すと痛みも増しますし、そこから細菌が入ることもあります。

また皮がむけることで治りも遅くなるので出来るだけ気を付けましょう。

対処法としては擦り傷などと同じようにマメに消毒液を塗り絆創膏など何かガードしてくれるものを貼るのがよいでしょう。

もし潰してしまっても、同じように患部を清潔な状態にしてガーゼなどを貼って保護してください。

プロゴルファーや野球選手はマメができても練習するから治る前にまたマメができて、と繰り返しているうちに手のひらが分厚くなるなんて話もありますが彼らはプロです。

アマチュアで趣味として楽しんでいるうちはあまり無理せず痛む場合は練習はしない方がいいと思います。

左手グローブは何枚かあった方が◎

両手グローブ派の私からすると、左手グローブだけの方は違和感はないのか不思議で仕方ありませんが、上級者の証のようにも見え少し憧れのスタイルでもあります。

そんなグローブですが、1枚しかなくて困るのはやはり雨の日でしょうか。

慣れないとグローブなしでは打てませんし、マメができやすくなってしまいます。

晴天時にプレーできるのが一番ですが、雨天のために「全天候型グローブ」というのがあります。

雨に降られてもグリップが滑りづらいのが最大の特徴ですね。

楽しむためより意地でもお金を無駄に落としたくないからという気持ちが強い、そんな雨天時のゴルフ。

せめてしっかりとショットが出来たら不快さも幾分か解消されます。

グローブ1枚で18ホール周るのは少し不安でしょうし、ランチ後気持ちを転換するためにも2,3枚準備があるといいですね。

また雨の日だけでなく、真夏で大量に汗をかいた時のためにもグローブは複数枚用意しておくのがよいでしょう。

マメは練習の証!

グリップによってマメのでき方にも違いがあるんですね。

プロは手が綺麗だと言いますが、マメはたくさん練習した証拠なので恥ずかしがることはありません。

しかしこれを機にただ打つ練習をするのではなく、クラブの握り方を気にしてさらなる上達を目指しましょう。