ゴルフボールは小さくて硬いですよね。
ボールの種類はたくさんあって素材やディンプルの数、硬さなど様々です。
自分のゴルフスタイルにあったものを見つけられると、スコアアップにつながるかもしれません。
ところで、ゴルフボールのサイズが何センチとか何グラムとかルールで決められているのはご存知ですか?
今回はゴルフボールについてお話ししていきます。
昔のゴルフボールのサイズは小さかった?
ゴルフボールの歴史は17世紀以前に遡ります。
最初は、ブナの木の皮に動物の毛や糸を詰めた物をボールとして使いました。
17世紀に入ると牛や馬の皮に羽毛を包んだ物に変化します。
その後1848年には樹木から採取して作られたゴム状のガッタボールが丸い鋳型を使用して大量に生産されました。
そしてボールとわかりやすくするために、白い塗料が塗られるようになりました。
この頃、やっと私たちが使っているボールに近づく事となりますが、それまではボールのサイズは手作りでしたので、ホール(カップ)のサイズは、決まっていなかったと思われます。
ボールの大きさは、過去にゴルフ団体によって違いがあり、R&Aの41.14mm(1.62インチ)とUSGAの42.67mm(1.68インチ)の2つのルールが存在しました。
それまでは、スモールボール、ラージボールと区別して呼んでいましたが、試合によってボールのルールが違う為に、混乱が生じていたようです。
日本は、R&Aの傘下にある為41.14mm(1.62インチ)いわゆるスモールボールを使用していましたが、1990年にボールの大きさの規格がUSGA採用サイズに統一される事となり、現在のルール、重さ1.62(45.93グラム)オンス以下サイズ1.68インチ(42.67mm)以上となりました。
ゴルフボールは大きいと打ちやすいのでは?
ボールの大きさのルールに42.67mm以上とありますが、規定のサイズに達していればサイズが大きい事に問題は無いと言うことになります。
但し、野球ボール程の大きさとなるとホール(カップ)のサイズ自体はルールで上限が決まっていて変わりませんから現実では無理ですね。
なによりボールは大きいと飛距離が出なくなるので、わざわざ大きなボールを使うことはないはずです。
ゴルフは、止まっているボールを打つ競技である為に、ゴルフ未経験者にとっては、「止まっているボールを打つだけだから簡単だよ」と思われがちです。
しかし、現実はボールが小さい為に空振りしてしまうこともあるので、最初は難しいと思います。
特に初心者ゴルファーにとっては、ボールが大きければ大きい程、ボールに当たる確率が高くなります。
大きくなることで、ボールに当てにいこうとインパクトに集中しすぎないで振り抜く事が出来る様になる為、スムーズなスイングが期待でき、やはり大きなボールは打ちやすいと言うことになります。
ゴルフボールはサイズが小さくて重い方が飛ぶの?
USGAやR&Aなどのルールでは競技に使用できるボールの規格を定められていると言うお話は先に紹介しましたが、そもそもこのルール自体が各メーカーの技術開発やクラブの進化などからロングホールをミドルホールの様にプレーするプレーヤーが増えたことなど、ボールが飛び過ぎるのを規制する目的の為にあります。
非常に厳しい規格の中で、大きさについては直径が1.68インチ(42.67ミリ)以上、重さについては1.62オンス(45.93グラム)以下と決められています。
この規格が示す様にゴルフボールの飛びは、ボールの重量とサイズも大きく関係してきます。
ボールが重くなるとボールに慣性が生じて風に影響されにくくなり飛距離が伸びます。
また、ボールは小さい方が空気抵抗を少なくする事が出来るのでこちらも飛距離が伸びる事になります。
では、同じサイズで同じ重さのボールを打ち比べたら同じ飛距離になるかと言うと、たとえ反発力が一緒でも一概に同じ飛距離になるとは言えません、
それはゴルフボールの構造が関係します。
球体は質量が中心に集まっていた方が良く転がります。
例えばピンポン玉のような中空構造のゴルフボールがあったとしても、通常のゴルフボールの構造の方が良く転がります。
言い換えると多層構造のボールで中心部に重たい素材を使っているボールの方がキャリーとランを合わせた総飛距離は伸びると言うことですね。
ホールのサイズはボール何個分?
ゴルフのホールのサイズは108mmとルールで決まっています。
ボールの2個半とほぼ同じサイズです。
「ホール」深さは少なくとも101.6mm以上です。
ホールのサイズを物に例えると、一升瓶の底の大きさと同じサイズです。
そう考えてみると案外ホールは大きいですね。
パッティングの調子が良い時は、「今日は、ホールが大きく見える」と思いますよね。
このホールのサイズは、19世紀後半までは、決まりが無く、適当に穴を掘って鉄の棒を差し込んでいたようです。
ホールアウトの度に手が入るので穴は、段々大きくなってきます。
そうなると不公平が生じてきます。
現在のホールのサイズとホールの形状が誕生したきっかけは、セントアンドリュースのオールドコースが大きくかかわっています。
この状況に納得がいかなかったセントアンドリュースのコース管理をしていたトムモリスが、たまたま見つけた水道管を埋め込んで作ったものがホールの始まりです。
ルールで決まっている108mmは、その時の水道管のサイズで、現在も変わることなく引き継がれています
そもそもボールにある凸凹はなんのためにあるの?
ゴルフボールの凹凸をディンプルと言います。
19世紀から20世紀にかけてゴルフボールはただの表面がつるつるした樹脂の塊でしたが、古くて傷ついたボールの方がより遠くへ飛ばせることに気づき網目状の傷を付けたことが始まりで、現在のディンプルへ変化していきました。
ディンプルのあるボールは揚力の発生と空気抵抗を減少させる効果があります。
揚力はボールが飛んでいく際に、ディンプルによる抵抗で上に上がる力が働くためにボールが落ちにくくなります。
空気抵抗はディンプルにより後ろに引く空気が減少します。
ボールの表面から空気が離れボールの後ろに引っ張られることにより、後方へ空気抵抗が発生しますが、ディンプルによる凹凸がボールの表面から離れづらくさせる為に、ボールが後ろに引っ張られる面積を小さくすることにより抵抗が減少し飛距離が伸びます。
ディンプルの数と揚力や空気抵抗は必ずしも比例するわけではなく数や深さ、サイズのバランスが影響します。
各メーカーによってディンプルの形状、深さ、数は様々ですが、ボール1個あたり300~500個のディンプルがあるそうです。
非公認のゴルフボールはサイズが小さくて重いから飛びます!!
ゴルフボールは規則で形状、大きさ、重量の一定の条件がある事は先に説明致しましたが、その他に決められた条件でボールを打った場合の初速76.2m/sの+2%以下で標準総合飛距離が一定の基準を超えてはならないと言う性能についての制限もあります。
この規定に準ずるボールを「公認球」としてR&Aが公認球リストとして発行しています。
つまり飛び過ぎるボールは認めないと言うことです。
「非公認球」は、コストカットの為にあえて公認のテストを受けないボールや、飛距離を売りにする為あえて、重量は規定以上にしてスピンもかかりにくい様にし、サイズも規定より小さくし設計して飛距離を抑える事をしていません。
ゴルファーなら誰でも、飛距離アップと言う言葉に興味が無い訳ありませんね。
実は、ゴルフショップでは、非公認球が最も売れているボールだそうです。
多くの球技は、使用球の規定があるものが殆どですが、ゴルフボールは個人のゴルフ道具と捉えられているためボールを自由に選ぶことが出来るという、ゴルフの独自なルールと言えます。
非公認球で、飛距離を楽しむ事は問題ありませんが、試合では公認球以外の使用は認められていませんので注意が必要です。
初心者ゴルファーのボール選び
ボールの種類はスピンを抑えて飛距離と直進性を重視した「ディスタンス系」とボールの中を固く外を柔らかく設計され、グリーン上などで止まりやすい「スピン系」に大きく分かれます。
ボール選びはその他に、ボールの固さの種類もあります。
固さ選びの基準は「ヘットスピード」です。
ゴルフボールはインパクトの瞬間にボールは変形します。
その反発を利用して飛んでいきます。
ヘットスピードが標準以下のゴルファーが固いボールを打っても、ボールが変形しない為、飛距離も伸びないので固いボールの性能を上手く使いこなせない事になります。
初心者ゴルファーは、まずボールは柔らかめで直進性重視の「ディスタンス」系がオススメです。
使用しながら様子をみて固さを変えていけばいいと思います。
ラウンド中のボールのトラブルに、同伴競技者のボールや紛失球を間違って打ってしまうことがあります。
グリーン上やホールからボールを取り出した時初めて気づくケースもあり、罰則規定もあります。
自分のボールにイニシャルやマークを記入しておくと便利です。
その他にボールにラインを入れておくと、パターやティーショットの時方向性が安定し集中力も増します。