ゴルフクラブのセッティングは初心者には難しいですよね。
おそらく始める時に揃えたクラブセットは元々セット売りしているもの、店員に進められるがまま買ったセット、知人から譲り受けたものなど様々でしょう。
そんなセットの中にawは入っていますか?
pwはセットに入っているでしょうし、swはバンカー用として入っていると思います。
ではawが入っている方はきちんと使いこなせていますか?
そこで今回はpw以下のウェッジについてお話ししたいと思います。
ゴルフセットでのpwとswの役割
ゴルフで最も大事と言われているアプローチで活躍するのがウェッジです。
クラブヘッドのロフトが大きなものになります。
距離が短いショットで高いところに打つときに使います。
pw(ピッチングウェッジ)は、ウェッジの中ではロフト角が小さいので、ボールを当てやすく球が浮きにくいです。
主にランニングアプローチをする時に使います。
ランニングアプローチはアプローチの中では比較的簡単なので最初は使用する機会が多いでしょう。
またピンまで距離のあるグリーンなどで使うと寄せやすくなります。
sw(サンドウェッジ)は、ロフト角が大きいので、バンカーに落ちたボールを上げます。
もちろんバンカー以外のアプローチで使うことも多いです。
ロブショットなどボールを高く上げたいアプローチで使います。
またピンまで近く、なおかつ下り傾斜のときはスピンもかけやすいのでオーバーしすぎることなく寄せられます。
ウェッジはクラブのフェース面にどのくらい球が当たるかで飛距離が大きく変化します。
つまり角度がある分だけ正面に向かうフェースが狭くなります。
あなたのゴルフセットのpwとswのロフト角を知っていますか?
pwとswはゴルフセットの中に必ず入っています。
初心者女性ゴルファー用のハーフセットでもこの二つは絶対に入っています。
だんだんとこだわりや自分のスイングの癖がわかってくるとロフト角度やヘッドの重さでウェッジを選ぶようになります。
pwのロフト角は44°~48°と角度が小さいです。
角度が小さい分、推定飛距離は男性で110~120ヤード、女性で60~70ヤードになります。
swのロフト角は56°~58°と角度が大きいです。
角度が小さいので推定飛距離は男性で80~100ヤード、女性で50~60ヤードになります。
実は、ウェッジではpwのロフト角を基準に他のウェッジを選びます。
ですから、自分のゴルフセットのpwとswのロフト角を知ることは大事なのです。
特に新たにawを購入する際に上記の二つのロフト角は非常に重要になってきます。
ロフト角が同じになってしまっては、ゴルフバックに14本しか入れられないのに無駄なクラブが1つ増えてしまいますので気をつけましょう!
最近のゴルフセットはpwとswの間にawが絶対必要?
pwとswの間にはawは必要です。
awは飛距離を調節しやすいウェッジです。
swはキャリーでピンまでもっていきます。
またフェース面が上を向いているのでアプローチではボールの下をくぐりやすいです。
ですからダルマ落としのように非常に距離感が掴みにくいです。
またリーディングエッジで打つ可能性も高いのでトップになりやすいです。
swをアプローチに使う方が結構いるのですが、アプローチとしては一番使うのが難しいウェッジです。
pwはキャリーとランの比率が1:2なので2倍転がることを想定して打ちます。
awはキャリーとランの比率が1:1なので初心者でもピンまでの感覚を取り易いのです。
awを得意クラブとすればpwも上手く使えるようになるのでawを得意クラブとすればショートゲームに強くなるでしょう。
awは、ロフト角がpwとswの中間になるので、飛距離的に二つの間を埋めるクラブになります。
だからと言って「絶対必要」とは言えません。
awがなくてもpwとswを上手く使いこなせるのならあえてawを追加する必要はないでしょう。
ゴルフセットでawとswは同じメーカーがいい?
ゴルフセットでawとswはできれば同じメーカーを購入するのが良いでしょう。
しかしアイアンのメーカーと統一する必要はありません。
ウェッジでは同じメーカー・モデルであれば番手が1つ下がるごとに0.25インチずつ短くなっています。
というように同じメーカーであればawとswをバランスよく使えます。
しかし別のメーカー同士で揃えても大丈夫です。
この部分で神経質に考える必要はありません。
別のメーカーのものを購入する場合でも取りあえずヘッドの大きさとシャフトの硬さ、バランスと長さなどのスペックは統一した方がよいです。
ウェッジの購入時が一番神経を使います。
シャフトではカーボンとスチールがあります。
アイアンでカーボンを使っている方でもウェッジはスチールを選ぶことをオススメします。
アプローチは飛距離よりも方向性と距離感重視です。
それらを上手くコントロールするには重く硬いスチールシャフトの方がクラブに振り回されないのでオススメです。
単品売りのウェッジは上級者向けが主流になっているので、よく吟味して選ぶようにしてください!
awはメーカーによって呼び方が違う場合があります。
awはゴルフメーカーによって呼び方が違います。
ブリヂストンではPS(ピッチサンドもしくはピーエス)と呼びます。
pwとswの中間クラブをそのまま名前にしてるところが面白いです。
他にも、Dw(デュアルウェッジ)、Fw(フェアウェイウェッジ)、Fw(フィネスウェッジ)、Uw(ユーティリティーウェッジ)、Gw(ギャップウェッジ)と本当に様々です。
商品差別化や用途・機能が他とは少し違います!!というアピールを込めてメーカーによって名前を変えています。
最初はアプローチウェッジと別の用途で作られたけど、後々awと同じ扱いになってしまった!?なんてものもあります。
ややこしすぎて混乱しますよね。
ですが、どんな名前が付いていようとも日本ではawと言うのが一般的です。
世界的にはGwが一般的なようです。
またウェッジではロフト角そのままが書いてあるものもあります。
ウェッジにこだわりを持ってる人には良いですが、あまりこだわりを持ってない人にとっては複雑になるばかりですよね。
ゴルフ上達にはウェッジをたくさん練習しましょう!
ドライバーを飛ばしても、フェアウェイウッドでグリーン周りにうまくボールを運んでも、pwやswでトップしてオーバーしたり、ダフってチョロしたりしててはスコアは伸びません。
ゴルフ上達の近道はウェッジの達人になることです。
プロゴルファー不動裕理選手は、自分でパターが苦手と言っています。
それにとても悩んだ時期があるそうです。
そのときに思ったのが「そうだ!パターが苦手ならアプローチでピンに寄せればいいじゃない!」です。
そこからウェッジの練習をかなりしてほぼワンパットできる距離に運べるようにしました。
ウェッジの達人は優勝回数50回、賞金女王6回という成績を残しました。
ウェッジがゴルフにいかに大切かが分かります。
また、ウェッジが上手く打てるようになるとアイアンショットの精度も上がります。
アプローチで大切なことは、ボールを芯で捉えて打つこと、距離感を養うこと、方向性を良くする事の3つです。
これってアイアンショットでも大切なことですよね。
短いクラブほどコントロールしやすいクラブなので、そんなウェッジで練習をたくさんしたら自ずとアイアンショットも良くなるのです!
アプローチで無理な背伸びは必要ないのです!
ウェッジ選びはいろいろと考えることがありますが、最初はあまり難しく考えないでください!
上級者の方はウェッジを使い分けたり、ウェッジで打ち分けたりと高い技術を持っています。
しかし初心者や中級者は無理にいろいろなウェッジを使い分ける必要はありません。
まずは「ピッチエンドラン」を極めてください。
むしろそれだけでも全然問題はありません。
かっこいいロブショットに憧れる気持ちもよくわかります。
しかしミスショットしてしまってはまとまるスコアもまとまらなくなります。
今ノリにノッているイ・ボミ選手もピッチエンドランを使うことが多いです。
100%自信を持てるまでは、確実なアプローチで攻めるようにするのが正解です!