ゴルフクラブの中で3wと5wの飛距離をしっかりと打ち分けられるようになるには、かなりの練習が必要になります。
初心者はもちろん、中級者でも打ち分け出来る人は少ないかもしれません。
それだけfwは難しいということです。
一般的な男性だと3wと5wはどれくらいの飛距離の差があれば良いか知っていますか?
そこで今回はfwの飛距離についてまとめてみます。
男性では3wと5wの飛距離差はどれくらいが普通?
3wや5wなどのフェアウェイウッドは、その名が示すように、基本的にはフェアウェイ(地面)から打つクラブです。
つまりセカンドショットやサードショットで、長い距離をある程度合わせる時に使うクラブで、ドライバーのようにブッ飛ばすクラブではありません。
1990年代の終わり頃に、使いやすい低重心のモノが売り出されたのを機に、急速に広まったといわれています。
さて、3wと5wの飛距離差ですが、一般的に3wのスペックはロフトが15°で長さ43インチ前後。
一方の5wはロフト19°、長さ42インチ前後。
もちろん、その人の腕前やクラブの品質などで飛距離は大きく異なってきますが、アベレージゴルファーなら3wの平均的な飛距離は215~235ヤード、5wは195~210ヤード。
その差は20ヤード前後と見ていいでしょう。
ただ、最近は5wのロフトを立てる傾向があり、3wとの差が2°~3°ほどになってきたといいます。
プロならいざ知らず、アマチュアがこんなわずかなピッチ差で飛距離差を出すのは至難の業ですよね。
要するに3wと5wの飛距離は段々と差がなくなってきているのです。
女性だと3wと5wの飛距離差はどれくらい?
男性と違って、ドライバーが180ヤード前後しか飛ばない女性アマチュアゴルファーにとって、フェアウェイウッドは大きな武器。
まさに強い味方です。
一般的に女性だと3wで150~180ヤード、5wで130~170ヤードほどの飛距離が目安とされています。
すなわち3wと5wの飛距離差は10~20ヤードぐらい。
しかし、3wは最も飛ばせるフェアウェイウッドですが、ロフトが少ないことなどもあって、なかなか上手く使いこなせません。
ましてや非力な女性ゴルファーでは、よほど上手く打たない限りボールは上がってくれません。
そこで、女性の間で人気なのが7w。
慣性モーメント(芯を外して打った際のヘッドのブレ具合のことで、数値が大きいほどブレが小さく力が効率的に伝わる)が大きいので芯を食わなくても飛んでくれるし、重心位置も低いのでボールが上がってくれます。
3wを外して、5wと7wを中心としたセッティングをする女性が増えています。
3wの5wの飛距離差がなければ3wは抜いて別のクラブを入れよう!
プロゴルファーは3wと5wを上手に使い分けているが、果たしてアマチュアにもこの2本が必要なのでしょうか?
テイーアップしていない、地面上のボールをロフト15°の3wでジャストミートするにはかなりの技術が必要です。
ヘッドスピードが最低でも45m/s以上あるプロだからこそできるが、ヘッドスピード40m/s前後のアマチュアゴルファーではボールはそうそう上がってくれません。
あげく、ロフト15~17°の5wで打ったのと飛距離があまり変わらなくなります。
それどころか、5wの方がミスなく安心して打てることが多いのです。
こうなると3wの出番はなくなります。
ここは思い切って3wをセッティングから外して、その代わりにハイブリッドと呼ばれるユーティリティーを入れてみるのもいいでしょうね。
「アイアン感覚でショットできる」ユーティリティーは比較的やさしいクラブで、フェアウェイウッドよりグンと使いやすく、飛距離が出る強いボールが打てます。
5wと7w、そして飛距離に合わせたユーティリティーを2本入れるというアマチュアゴルファーも多いです。
3wと5wに差がないなら4wを一本というセッティングもあり?
ご存知のように、フェアウェイウッドは3wをスプーン、5wをクリークと呼びます。
最近はあまり見なくなりましたが、この他にもブラッシーと呼ばれた2w、そしてバッフィーという4wもあります。
4wはロフト17°で長さ42インチぐらい。
ちょうど3wと5wの中間のスペック。
でも、3wと5wを2本とも外して4w1本だけにするというのはいかがなものでしょうか。
確かに4wはそれほど難しいクラブではありませが、かといってフェアウェイウッドは4w1本だけというのはリスクが大きすぎます。
3wと5wの代わりに4wを入れたら、せめて7wあたりをセッティングしておいた方が、飛距離を打ち分けるのにベターでしょうね。
それに、3wと5wの性能が向上したこともあって、市場では4wの必要性が日増しに小さくなっているといいます。
自分に合う4wを探すこと自体が難しくなってきているのです。
バッフィー(4w)も、かつてのブラッシー(2w)のごとく「消えゆく運命か」とさえいわれています。
3wに自信がつけば2オンも夢ではないかも!?
ゴルフクラブの中で最も難しいのはフェアウェイウッドで、その中でも一番厄介なのが3wといわれています。
そんな3wを、いついかなる場面でも使いこなせるようになれば、間違いなくあなたのゴルフ人生は一変します。
もちろん、パー5のロングホールでの2オンも決して夢ではありません。
それどころか、「2オン・イーグル狙い」が普通になってきます。
周りは一様に羨望のまなざし。
それはそれは楽しい限りです。
でも、皆さんご経験のように、そう上手くはいきません。
昔と違って、最近の3wは重心が低くヘッドも深いので、ちょっとぐらい芯を外して打っても、それなりにボールが上がって飛ぶようになってはいます。
しかし、実際には3wでのチョロやトップに何度泣かされたことでしょうか。
スコアメイクを考えるなら、無理に3wを使うより、飛距離は多少落ちても5wなどの自信のあるクラブで打った方がいいでしょう。
どうしても3wを使いたいなら、せめて、シャフトを硬くて重いモノに変えてみるのも一案かも…。
上級者になるまで3wはなくても良いかもしれません。
シングルハンデなら話は別ですが、一般的なアベレージゴルファーが3wを使うとミスショットする確率の方が高いです。
練習場のマットの上に置いたボールでさえ、3wではなかなか当たってくれません。
一発勝負のコースで使うには、あまりにもリスクが大なのです。
そこで、初めのうちは3wの使用は止めておいて、まず、5wと7wを使いこなせるようにした方がいいでしょう。
5wは3wに比べロフトがあり、ボールが上げやすい。テイーアップしないで、じかに地面から打っても3wに比べるとミスも出にくいはずです。
ですから、3wで悪戦苦闘して変なスイングを身に付けるより、5wで楽にショットした方がゴルフ自体も良くなります。
7wはさらに楽に打てます。
そして、5wと7wがどんな場面でも自信を持って使えるようになってから、初めて3wを手にするのがいいかもしれません。
上級者になってからというのではなく、5wが使いこなせるかどうかを、3w使用の判断材料にしてはどうでしょうか。
アイアンに固執せずfwをもっと活用しよう!
女性ゴルファー、とりわけ40歳以上の「おばさまゴルファー」とラウンドしていると、5wや7w、はたまた9w,11wなどのフェアウェイウッド(fw)やユーティリティーを上手に使い分け、きっちりとスコアをまとめてくる女性に出くわすことが多いです。
アイアンなんてアプローチとバンカーで使うだけです。
ところが、私を含め男はなぜかアイアンにこだわり、ショートウッドなどはあまり手にしません。
あげく、4番や5番アイアンでミスショット連発。
トホホな気分になってしまいます。
いつまでもプロのようなアイアンショットを夢見ていると、ロクなことになりません。
ゴルフはスコアで勝負するスポーツ。
いかに少ない打数でカップインするかを競い合うのであって、どんなクラブを使ったかなんてスコアカードには一切記入しません。
楽に、そして自信を持ってスイングできるクラブが一番。
その意味でも、そろそろ「アイアン神話」は捨てて、おばさまゴルファーのようにfwやユーティリティーをもっと活用してはいかがでしょうか。
そうすれば、3wや5wも使いこなせるようになるでしょう。