ゴルフ場に行くとスコアカードにもティーグラウンドにも、さらにはコースにも距離表示がありますよね。
この表示されている距離は実際どこからどこまでかご存知ですか?
これを知っていないとナイスショットも無駄になってしまうかもしれませんよ。
そこで今回はゴルフ場の距離表示がグリーンのどこまでかお話ししたいと思います。
ゴルフ場のティーグラウンドの距離表示はグリーンのどこまで?
ゴルフ場のティーグラウンドの距離表示には2種類あります。
1つは、グリーンセンターまでの距離を示しています。
そしてカートなどに貼ってあるピン・シートにグリーンの大きさやその日のピン・ポジションのデータが載っています。
その2つの情報からピンまでの距離を計算することができるようになっているのです。
もちろん距離を考えるときは、それに加え風や傾斜なども計算に入れなければなりません。
もう1つは、グリーンのフロントエッジまでの距離を示しています。
その際はその日のピン・ポジションでエッジからどのくらい入ってるかの距離がピン・シートに書かれているので計算してピンまでの距離を出します。
どちらのパターンの表示を使っているかはまず最初にクラブハウスなどに書いてある情報から確認してください。
またツー・グリーンのコースでは左右にそれぞれ違ったグリーンまでのヤード表示があります。
左のグリーンの場合は左のヤード表示、右のグリーンの場合は右のヤード表示となっているので気をつけましょう。
この場合ドッグレッグのホールでは正確な距離が判断しづらくなります。
難しいですが、フェアウェイとグリーンを結ぶ線を想定し距離を計算するようにしてください。
スコアカードの距離はグリーンセンター?
スコアカードの距離の表示もゴルフ場によって異なります。
ヤード杭の表示と同じで、グリーンセンターまでの距離と、グリーンのフロントエッジまでの距離を示している2つのパターンがあります。
ヤード杭の表示と統一しているところがほとんどとは思いますが、最初にゴルフ場に確認することをオススメします。
その日によってピン・ポジションが変わってくるので、スコアカードに表示されているヤーデージを元にピン・シートと合わせてその日の距離を計算してください。
ティーグラウンドの基準点からの表示になりますが、その表示も様々です。
BACK/REGULAR/FRONTと書かれていたり、BLUE/WHITE/REDなどと書かれている場合があります。
アマチュアの男性はレギュラー(白)ティーから、女性や飛距離に自信のない方はフロント(レディース・赤)ティーを使用します。
ですので、スコアに書かれたヤーデージはそのティーを元に計算して下さい。
補足ですが、バックティーやフルバックティーを使用する際は、シングルハンデなど使用条件があるのでスタート室等で使用できるかの確認を忘れないでください。
残り100ヤード表示。これはグリーンエッジ?
残り100ヤード表示であってもセンター表示だったり、グリーンのフロント・エッジである場合と2種類あります。
これもゴルフ場によって違うので事前に確認をしてください。
センター表示である場合、グリーンの形状によってかなり距離が変わってしまうことがあるので、ピン・シートでグリーンの形状とピン・ポジションをしっかり確認することをオススメします。
また、フロント・エッジの表示の際も、奥に長いグリーンだった場合など30ヤードほどプラスされる場合などあるのでしっかりと確認しましょう。
またグリーンの傾斜によってもボールを落とす位置が大事なってきます。
同じ残り100ヤードでも状況によって大きく変わってきます。
スコアカードやヤード杭だけでなく、インターネットにも載っています。
事前にいろいろなことを確認、チェックすることをオススメします。
がんばって練習した自分の距離を存分に発揮させるためにはしっかりとした距離を知る必要があります。
距離表示と反対側でもグリーンまで同じ距離?
距離表示と反対側だった場合の距離は少し複雑です。
特にドッグレッグだった場合は形状によって大きく差が出ます。
ツー・グリーンの場合は更に距離を判断するのが難しくなります。
ツー・グリーンの場合は、片側のヤーデージと対にになる仮想のヤーデージの位置をフェアウェイの反対側に想定して、その二つを結ぶ線を基準に自分のボールからグリーン中央までの距離を計算します。
それでもかなりアバウトな数字になってしまいます。
問題は片側にしかヤード表示がない場合です。
ヤード表示の正反対側にボールがいってしまったら、残念ながら距離を判断するのはとても難しいです。
ゴルフ場によってはヤード杭でなく、ヤードの旗をフェアウェイセンターへ立てているところもあります。
その場合は若干判断はしやすいかもしれません。
ラウンドをする中で距離を知ることはとても大事なことなので、しっかりと距離を知るにはやはりGPS搭載の距離測定器を使うことをオススメします。
プレーイング4の距離は決まっているの?
実は、「プレーイング4」とはローカルルールである上に日本のゴルフ場が作った特別救済策なのです。
ビギナーなどOBを出しやすいプレーヤーがいたとしても、スムーズにラウンドできるように作られたルールです。
これがあることで何度も同じところでOBや池ポチャなんて最悪の悲劇を避けることができます。
ですので、もちろんこのルールを設けていないゴルフ場もあります。
また、ローカルルールなので特に距離も決まっていません。
全てはゴルフ場次第といったところでしょうか。
ゴルフ場によっては、池など難しいハザードがあるようなホールでは特設ティをホールの真ん中くらいに「プレーイング3」、もう1つはグリーンと前出の特設ティとの間に「プレーイング4」と2つ設けているところもあります。
バー3の特設ティも距離は決まっていませんが、大体グリーンの近くです。
通常のパー4でOBを打つとOBを打った一打に1ペナを足して3打目打ち直しになるので、特設ティがあるとちょっとだけお得になります。
残り距離をより正確に知るならGPS計測器を使ってみよう!
残念ならが大会等での使用は認められないことが多いのですが、自分の距離感を養うためにも練習ラウンドや大会以外でのラウンド等でGPS計測器を使うのも良いことです。
残りのグリーンまでの距離をより正確に知る癖をつけると考えて下さい。
ただ単に距離を知る!というような使い方ではもったいないです。
自分の計算で出した距離と計測器を使って測った距離を比較しながら使用してください。
そうすることで自分の距離感をより正確にできるようになります。
また最近では、ゴルフカートにナビが設置してあり、そのナビにGPS計測器が付いています。
打ち込み防止等の策で使用しているゴルフ場が多いのですが、GPS計測器を持っていない方や買おうか悩んでいる方はそのようなゴルフ場で試してみると使用価値というのが理解できるでしょう。
GPS計測器の長所はコンパクトで腕時計式やスマホタイプのものがあります。
短所としては、レーサー式よりも精度が劣ってしまうところです。
天候に左右されたり、稼働時間が短かったりします。
距離感を養うとショットが正確になってきます!
ゴルフ経験を積んだり、ホームコースになったりすると目視や歩測でしっかりとピンまでの距離を把握できます。
しかし経験を積んでいても初めてのコースではなかなか正確な距離というのは難しいです。
ツアープロのラウンドを見ていても何度もヤーデージブックを見ている姿をよく見ると思います。
そのくらい距離というのは大事なのです。
練習場でヤード表示を狙って打つ練習をしますね。
どんなにショットの距離感が出来上がっても、実際の距離がわからなかったら意味を成しません。
また逆にどんなに距離感があっても実際その距離のショットが打てないと意味を成さないのです。
距離感とショットの正確性の両方を得たら、コースマネジメントも上手く行くのでスコアアップは間違いないです。