ゴルフクラブの合う合わないはシャフトの重さ、硬さ、長さがかなりの部分で影響してきます。
ヘッドは打球音も打感も気に入っているけど振りづらいという方は、シャフトだけ付け替えられたらなぁと考えたことあると思います。
そこで今回はシャフト交換はどうやってするのか、どこでできるのか、自分で出来るのかなど様々な観点からお話ししていきますので、参考にしてください。
ゴルフクラブのシャフト交換は高いです。
現在ゴルフクラブにおいて、非常に多くのシャフトが流通しています。
プロが使用しているシャフトを使えるといった点等から、シャフト交換をしているゴルファーも増えてきています。
ではそのシャフト交換、どれくらいでできるのでしょうか。
シャフトだけの交換だからそこまで高くないだろうと感じるかもしれませんが、シャフト交換は、ゴルフクラブ1本を購入することと同じくらい金額がかかってしまう場合があります。
シャフト1本はドライバー等のウッドカーボンシャフトの場合、有名メーカーでは2万円以上、場合によっては5万円を超えるシャフトも存在します。
アイアン用シャフトの場合、5千円ほどですが、本数分を考えると決して安くはありません。
それ以外にも、シャフト交換は自分に経験がない限り、ゴルフショップに依頼することがほとんどだと思います。
その際にもシャフトの抜き差しといった工程があり、そこにも工賃が発生します(1本2千円前後)。
シャフト代にも結構な金額がかかりますが、こういった工賃においても負担がかかってしまうことがシャフト交換なのです。
ゴルフクラブのシャフト交換は自分で出来る?
シャフト交換の工賃節約のために、自分でシャフトを交換しようといった考えも出るかもしれません。
では、シャフト交換には何が必要で、どのように交換するものなのでしょうか。
まず交換するには、現在装着しているシャフトを抜かなければなりません。
最初にヘッドとシャフトをつないでいるソケット部分を万力で固定し、切りはずします。
その後クラブ抜き工具に固定し、ホーゼル(シャフトとヘッドをつないでいるもの)部分をヒートガン等で温めてヘッドを抜きます。
新しいシャフトの装着には、自分が組みたい長さにシャフトをカット(素材がカーボンやスチールなので簡単には切れません)、クラブバランスの調整(ヘッドの利き具合を示すものでC7、D1等といったもの)を行い、ソケットを取り付けて装着します。
これらの工程はすぐに簡単に行えるものではなく、丸1日はかかってしまいます。
以上のように、自分で交換することは可能ではありますが、シャフト1本交換することに多くの機材や工程が必要とされるのです。
そもそもゴルフクラブのシャフト交換は何のためにする?
現在使用しているゴルフクラブで、飛距離が全然でない、球が曲がってしまう、クラブが軽く(重く)感じる、しなりすぎてしまう(まったくしならない)等といった悩みをもたれているゴルファーは少なくないと思います。
長年同じクラブを使用しているとスイングにも変化が生まれてくるように、クラブの感触にも変化が出てきてもおかしくありません。
新たにクラブを買い替えることもひとつの方法ですが、現在使用しているヘッドより良いものが見つからない、お気に入りのヘッドなので、できるだけ変えたくないといった気持ちがあれば、シャフト交換がひとつの方法です。
現在はさまざまな種類のシャフトが販売されています。
飛距離重視のシャフトや方向性重視のシャフト、重さやしなり具合のバリエーションも非常に豊富です。
現在の悩みを解消できるようなシャフトを探して、可能であれば試打もしてみれば、より良いショットができるようになる可能性があります。
シャフト交換がネジ一本で簡単に出来るクラブたくさんある。
最近良く耳にする言葉に「カチャカチャ式」や「可変ドライバー」といったものがあります。
このカチャカチャといった言葉のように、ネジ1本でシャフト交換ができてしまうクラブが多く流通しています。
これはクラブのロフト角を自分で調整できるものであり、2008~09年頃から登場しました。
ヘッドとシャフトを可変スリーブというもので固定する構造にして、簡単にシャフトを入れたり、外したりできるようになりました。
現在では、多くのメーカーがこの可変スリーブを採用しています。
しかし一方で、メーカーが異なるとスリーブの形や装着方法に違いが出てしまうので、同じメーカー同士でないとシャフト交換できないといった問題がありますが、使用しているクラブの新モデルの発売といった際には、そのクラブで使用していたシャフトが新モデルにも対応できるといったメリットがあります。
また、中古クラブショップには、可変スリーブ付シャフトを販売している所もあるので、購入するだけで自分で交換できてしまう利点があります。
シャフト交換するなら買い替えたほうが良い!
現在使用しているクラブはどうしてもショットが上手くいかない、しかしシャフト交換するにも金額が高い、使っているドライバーは簡単にシャフト交換できる可変ドライバーでもない、でも違うシャフトにしてみたいといった場合はクラブを買い替えてしまうことがオススメです。
以前はクラブ購入の際、ショップに販売されているものはクラブメーカー純正のシャフトのみでしたが、現在では様々なシャフトメーカーのシャフトが装着されているモデルで販売されています。
また、シャフト交換が流行していることから、中古クラブショップには販売している同じモデルでも様々なシャフトが装着されており、ゴルファー自身もその場で選べるクラブが増えました。
ショップでは試打が可能で、様々なデータを算出してくれるデータベースやゴルファーに合ったクラブ選択をアドバイスしてくれるスタッフがいますので、実際に打ってみて、アドバイスを聞いて買い替えるといった方法もひとつです。
シャフトを変える前に鉛貼りやグリップ交換をしてみては。
どうしてもいいショットが出てくれない、その場合は買い替えかシャフト交換しかないのでしょうか。
実はそれ以外にも試していただきたいことがあります。
まずは鉛の活用です。
たった数グラムと思われるかもしれませんが、そのわずかでスイングの感覚やバランス、球筋を変えることが可能です。
例えば、スライスが多いゴルファーにはクラブヘッドのヒール側に鉛を貼ることで、重心距離が短くなり、コントロールしやすくなります。
なかなか球が上がらないゴルファーにはバックフェース中央の下に貼ることで、重心が深くなり、球が上がりやすくなるといった効果が得られます。
現在ではシャフト用の鉛も販売されており、クラブバランスを変化させずに重量のみ変化できるといった効果があります。
また、グリップ交換もひとつの方法です。
デザインの違いだけだと思われがちですが、重さや太さに違いがあります。
例えばフックが出やすいゴルファーは太めのグリップを選ぶことで手首の動きが抑えられるといった効果があります。
現在使用しているクラブで、あまりお金をかけずに悩みを解消したい場合、鉛やグリップを活用してみてはいかがでしょうか。
シャフト交換以外にもクラブ調整方法はある。
シャフト交換は自分で簡単にできるものではなく、お店に頼むとしてもシャフト代金と工賃がかかってしまう、自分で交換するにも工程が難しいといった悩みが出てしまうと思います。
しかしシャフト交換だけ考えるのではなく、鉛やグリップの活用や、クラブ買い替えといった様々な観点で自身のショット修正を考えてみてください。
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