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ゴルフクラブに56度を入れる理由に飛距離は関係ない

2018.9.16

14本のゴルフクラブの中で、ウェッジが占める割合が高くなってきています。

ロフト角が54度、56度、さらにはロブウェッジの58度や60度と揃えておきたいクラブが一杯です。

そこで今回は、ウェッジを選択するとき、飛距離にするか、ほかの条件にするかを中心にお話していきます。

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ゴルフ界の飛距離が伸びたことで56度が使われることに

グリーンを狙うショートアイアンの中でピンを狙っていくウェッジは、最近ロフト角で呼ばれていることが多いようです。

「56度」「60度」とフェースの傾きを表すロフト角を使うのは、ウェッジを2~3本持つようになったからです。

以前は「ウェッジ」または「アプローチ」でクラブ選択ができましたが、複数になるとメーカー名やモデル名で呼ぶようになります。

しかし同じモデルを使っている場合は、ロフト角で呼ぶしかないので、徐々にロフト角の度数が呼び名として広がっていきました。

なぜ多くのウェッジを使うようになったのでしょうか?

全般的にゴルフクラブの飛距離が伸びたことで、フェアウェイウッドやロングアイアンの本数が減って、別なクラブを選択できるようになったことです。

携帯できるゴルフクラブは14本以内とルールで定められていますので、空きがないと新しいクラブは入れられなかったわけです。

もう1つの理由はグリーン周りの難易度が上がり、グリーン周辺からアプローチする機会が増えたことです。

深いラフや硬いグリーン面でピンポイントに落とす攻め方が必要になったことも2本以上のウェッジが必要になった理由です。

ゴルフクラブの56度と60度を飛距離で比較してみる

何本かのウェッジを持つとき、どんなバリエーションで揃えると良いのでしょう?

これはグリーンを攻めるときのゴルフマネジメントが、個々に違うので一概に「これが良い」と言うことはありません。

ただアイアンの番手と同じ感覚で揃えるのであれば、54度と58度、56度と60度とロフト角を4度刻みにすると使える幅が広がってきます。

一般的にロフト角4度の差は、飛距離で10ヤードです。

そのため5ヤード刻みや3ヤード刻みでウェッジを揃えても、使いこなすことが難しいかもしれません。

もともとショートアプローチを想定したウェッジなので、マックスの飛距離は求めていません。

距離を調節して使うわけですが、そのときに打ち出すボールの高さやスピン量がクラブ選択のポイントになります。

つまりクラブに備わったポテンシャルをすべて使うわけではなく、コース状況に合わせて調整しながら使うのがウェッジの役割なのです。

しかしゴルフクラブである以上、マックスの飛距離を知っておくことも必要かもしれません。

ヘッドスピードの違いで56度のゴルフクラブの飛距離を比較

飛距離はヘッドスピードが関係します。

一般的なゴルファーのヘッドスピードは、38メートル毎秒、40メートル毎秒、42メートル毎秒に分け、プロ並みを45メートル毎秒以上としていることが多いようです。

例えばヘッドスピード40メートル毎秒のゴルファーが、56度のウェッジを使った場合、マックスの飛距離は76ヤードです。

ウェッジの材質や形状によって飛距離は違いますが、誤差に大差はありません。

この56度をヘッドスピード38メートル毎秒のゴルファーが打つと、飛距離は70ヤードなので、クラブ選択で比較するとロフト角4度差です。

同じようにヘッドスピード42メートル毎秒では82ヤードなので、飛距離差は6ヤードなのでロフト角3度くらいの違いと考えて良いと思います。

このデータから分かるように、ゴルフスイングの強弱によって飛距離は大きく違ってきます。

ここで大事なことは、マックスの飛距離を知っていても、実際にその距離を打つ機会は限りなく少ないと思ったほうが良いということです。

ゴルフスイングの幅の違いで56度の飛距離を比較

使用するウェッジの飛距離が分かっていると、ハーフスイングで半分の距離、クォータースイングでそのまた半分の距離…そんなに簡単なものでないことはお判りだと思います。

ロフト角56度のウェッジのヘッドスピードがプロ並みであれば、飛距離は90ヤード超です。

単純にハーフスイングだと45ヤードになるかもしれませんが、実際にはハーフスイングになるとヘッドスピードが落ちても、スイング幅で距離を割り返すことはできません。

ちなみにこのケースでは、70ヤード前後の飛距離になるはずです。

つまりマックスの飛距離を知っても、使う機会がなければ意味がないということです。

それよりもハースイングの飛距離、クォータースイングの飛距離と、スイング幅ごとの距離感を知っているほうが実践のゴルフでは役に立ちます。

しかし飛距離を打ち分ける技量があっても、複数のウェッジを持つ必要がなくなるわけではありません。

高い球筋で真上から落とす60度、ピッチエンドランで転がしてピンそばにつける54度、自分が信用できるアプローチ法ができるクラブを選ぶ必要があります。

ゴルフスイングの違いで56度の飛距離を比較

ゴルフクラブのロフト角は打ち出し角に直結するので、54度であればランを含んだアプローチを選択します。

ミスが少なく、グリーン外から直接カップインも狙える心強い武器になります。

一方で60度はロブウェッジとも言われて、高い球筋でピンポイントを狙います。

精度の高い距離感と方向性が求められることから、非常に難易度の高いクラブです。

この2つのクラブの特性を生かすのが、中間の56度や58度になるわけですが、1つのウェッジで2つの打ち分けが可能になります。

転がすときは、ボールポジションを右に移動して、フェースを立ててショットします。

ボールを上げるときは、ロフト角以上にフェースを開いてショットします。

どちらが簡単かといえば、ウェッジが持つロフト角通りにショットするほうです。

つまり54度と60度の2本を持った方が、より安全にグリーンを攻めることができるのです。

しかし現実をみると、グリーン周りでミスショットのリスクを冒してでも60度のロブウェッジを選択する必要はないはずです。

ボールの下をくぐったりトップしたりとデメリットは多く、しかもピンポイントに飛距離を合わせられる可能性が極めて低いはずです。

飛距離ではなくゴルフの技量に合わせて56度を選択

使いこなせないゴルフクラブを、限りある14本に含ませても、飾りにしかなりません。

それであれば、打ち分けられる「56度」を入れておくほうが、グリーン周りでの使い勝手は高くなります。

ウェッジを選択するときは、飛距離を基準にするよりも使用目的を念頭において、想定できる場面を想像しながらロフト角を選ぶようにしましょう。

なおロフト角による飛距離の差は、メーカーやモデルによって異なるので、ロフト角の数値を鵜呑みにしてはいけません。

さらにウェッジにはバンスがあるので、この膨らみによっても飛距離は5ヤード程度変わってくると言われています。

単純に52度、56度、60度とコレクションのように揃えても、1ラウンドで1回も使うことができないようなら、ユーティリティーなど他のクラブと差し換えたほうが、スコアアップに繋げることができるでしょう。

自分の技量と狙う球筋、そして使える場面を想像してウェッジを揃えるようにしましょう。

小技と飛距離に対応できるのが56度のゴルフクラブ

ゴルフ場でアプローチをするとき、まずはお気に入りのウェッジで構えるはずです。

できれば、そのお気に入りのウェッジが54度や56度であれば、ショートアプローチとしても使えますし、多少の飛距離が必要な場面でも使えてゴルフの幅が広がるはずです。

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