ゴルフ場でプレーする服装としてパーカーは認められてるのか

最終更新日:2018/09/05

ゴルフ場でプレーする際にいろいろと服装の決まりがあることはご存知の方が多いでしょう。

大まかなドレスコードは知っているでしょうが、中にはこれはどうなのかなと思う微妙なデザインの物もあるはずです。

その中でもパーカーが大丈夫なのかどうかは結構悩む人が多いようです。

動きやすいですし、ゴルフウェアとしても販売されているのですが、本当に認められるのでしょうか。

パーカー付きジャンバーはゴルフ場の服装でNG?

パーカー付きのウェアはゴルフ場の服装としては必ずしもマナー違反になることはありません。

しかし入退場にもドレスコードがあるようなマナーに厳しい名門ゴルフコース等になると、そこに対してクレームがつくこともあります。

『パーカー=カジュアル過ぎる』と言うイメージを持つ人は少なくないのでしょう。

またマナーとしてでなく、スイングの邪魔になるデザインであることも否めません。

薄手のものであればそこまでないかもしれませんか、防寒対策として着用するようなものは分厚い素材のものであると、スイング中にフードが顔に当たったり、バックスイングの途中でボールが見えない状態になってしまったりする可能性があります。

ですからパーカー付きのジャンバーがOKのところであっても、移動中のみの着用をオススメします。

冬のゴルフはとても寒いので、防寒対策としてパーカー付きジャンバーは魅力ではありますが、プロゴルファーもトーナメントで着用しているのを見ないのでなるべく避けた方が良いのかもしれません。

また移動中だけ着用するにしても、防寒対策だからとパーカーを被るのは見た目的にもスポーツに相応しくないので絶対にしないようにしましょう。

パーカー付きフリースやスウェットパーカーはゴルフ場の服装でNG?

それではパーカー付きフリースやスウェットパーカーはどうなのでしょうか。

ジャンバーと微妙な違いのように感じるかもしれませんが、パーカー付きのフリースやスウェットパーカーはカジュアル度が増します。

パーカー付きフリースは先に話したジャンバーと近いのでドレスコードの厳しいゴルフ場でなければOKの可能性が高いです。

ただフリースは分厚いものが多いので、やはりスイングの邪魔になるでしょうから防寒対策のための移動中用の服と考えた方が良いでしょう。

しかしスウェットパーカーは全く話が変わります。

これはゴルフウェアとしては相応しくないので、マナー違反になる可能性は非常に高いです。

プロゴルファーがトーナメントでスウェットパーカーを着ているのを見たことないと思います。

寒い冬のラウンドでの服装であっても、襟付きのシャツ(もしくはハイネックのもの)や、スラックスと言ったゴルフウェアの基本となる物は最低限着用してください。

その上で防寒対策として移動中に着用するアウターとしてパーカー付きジャンバーやフリースを着ると良いでしょう。

ゴルフ場でプレーするのに適した服装は

パーカー付きの服装ではゴルフ場でプレーするのにスイングの邪魔になったりするので、ゴルフ場でNGでなかったとしても適していないと言えます。

ではゴルフ場でプレーするのに適した服装と言うのはどういったものになるのでしょうか。

ゴルフショップ等でゴルフウェアとして販売しているものであっても、必ずしても全てが適しているわけではありません。

またプロゴルファーのウェアを参考にすることもありますが、ウェア契約の関係もあり、ドレスコードギリギリ、もしくはNGになり得るものもあるので気をつけてください。

まずウェアを選ぶ際に第一に優先させるのは、「動きやすさ」です。

激しいスポーツではないですが、動きにくいものはスイングの妨げになるので適していません。

特に寒い冬場は厚着をしてしまいがちですが、あまり厚着をすると動きづらくなるのが難点です。

後はゴルフ場自体が提示しているドレスコードを守れば問題ありません。

動きやすくゴルフ場の品位を落とさない服装と言うのが、ゴルフをプレーするのに適した服装になるのです。

ゴルフの服装はゴルフウェアである必要はない

実はゴルフ場でプレーするにあたって、ゴルフショップへ行ってゴルフウェアをわざわざ購入する必要はありません。

「え?どうして?」と思った人もいるでしょう。

ゴルフは服装に厳しいイメージがあるかもしれませんが、そう言った視点で考えるとスポーツとしては緩いとも考えられます。

ただ先に説明したように、動きやすく、ゴルフ場が提示しているドレスコードを守ればOKなのです。

大抵のゴルフ場で提示しているのが、襟付きシャツとスラックス、帽子着用くらいです。

厳しいところであってもそれに加え、タックインとベルト着用、それに入場時のジャケット着用になります。

皆さん襟付きのシャツやスラックス等1枚は持っているでしょうし、休日はその服装で過ごしていると言う人もいるでしょう。

ですから特別な服を準備する必要はありません。

ただNGな服装として、Tシャツ・スウェットパーカー・ジャージ・ジーンズなど、一般的にみてカジュアルと考えられる服装を避ければ良いだけなのです。

四季で考えるゴルフの服装

日本には四季があります。

ご存知の通り、春、夏、秋、冬です。

また日本各地によってその四季の気温も大きく変わります。

北海道であれば夏でもそう暑くないですし、沖縄であれば冬でもそう寒くありません。

そのため四季に合わせたゴルフの服装を考えなければなりません。

ゴルフ場が提示しているドレスコードは、先に話したように襟付きシャツやスラックス等になりますが、四季に合わせたところまで細かく掲示しているところはあまりありません。

そこで四季に合わせたゴルフの服装を紹介します。

春や秋は比較的過ごしやすい時期なので、薄手の長袖シャツ等にスラックスが良いでしょう。

しかし朝夕に急な気温の変化が考えられるので、キャディバッグに薄手のウィンドブレーカーを1枚入れておくと良いでしょう。

夏は襟付きシャツにスラックス、ゴルフ場によっては短パンも認められています。

ただ女性はノースリーブやホットパンツ等露出度が高めのものは、安全性も考慮して控えた方が良いでしょう。

冬も同様に襟付きシャツにスラックスをベースとし、アウターを先に話したように厚着にならないもの、もしくは移動中だけ着られるように脱ぎ着しやすいものが良いです。

もちろんパーカー付きのものもOKのところもありますが、基本的にゴルフウェアではないので避けた方が無難ではあります。

パーカーはそもそもゴルフウェアではない

パーカー付きのものは確かにゴルフ場によってOKのところもありますが、先に説明した様々な理由からゴルフをプレーするのに適しているとは言えません。

また元々パーカー自体がゴルフウェア用ではないので、ゴルフ場にとっても好ましいものではありません。

近年は昔と比べて服装に関してかなり自由度が増しました。

ゴルフ初心者やファッションにこだわる若者ゴルファーにとって、お洒落を優先させる傾向にあります。

アパレルメーカーもゴルフ業界に参戦したこともあり、バラエティー豊富なゴルフウェアが登場しているのでお洒落を楽しみたい気持ちは分かります。

むしろせっかくなのでお洒落を思い切り楽しんで欲しいとも思います。

しかしゴルフはスポーツです。

また他のスポーツと違い、会員制のゴルフ場であればメンバーさんの意向が優先されます。

ビジターはメンバーの人たちにプレーをさせてもらっているのですから、彼らが不快に思ったり、彼らが決めたドレスコードを破るような格好はしないように努めるのが最低限のマナーでもあるのです。

ゴルフを楽しむためにも柔軟な対応をしよう

パーカー付きの服装に関してお話をしましたが、OKなところもあればNGなところもあるので、「結果的にどうなの?」と思った人もいるでしょう。

せっかくゴルフを楽しむためにゴルフ場に行っているのです。

プレーを楽しもうとしている時に注意を受けたら1日が台無しになってしまいます。

そうならない為にも、ゴルフ場が提示したことに柔軟に対応するようにしてください。