ゴルフの謎!ドライバースイングでこんな打ち方ではスライス

最終更新日:2018/07/15

スライスをなくしたい!

これは、ゴルフを始めて間もないゴルファーや、万年100オーバーのゴルファーの大半が思っている事ではないでしょうか。

スライスは飛ばないですし、コントロールできません。

特に、ドライバーショットはクラブが長くロフトも立っているので、余計にスライスしやすいと言えます。

では、どうすればスライスをなくせるのでしょうか。

万年スライサーの共通したスイングとしては、打ち方がスライスしかしない形になっている事が挙げられます。

では、スライスしない打ち方を見ていきましょう。

ゴルフスイングはこんな打ち方ではスライスして当たり前

ゴルフにおいてスライスする理由に、ヘッドがボールに対して外から入ってくる事があります。

いわゆるアウトサイドインの軌道が原因なのですが、スライサーはこれがなかなか直りません。

ヘッドがアウトサイドから入ってくる一番の理由は、腕や手でボールを当てにいっている事です。

特に飛距離を欲するドライバーのダウンスイングで手を使って上半身の力でボールを打ちに行くと、必ず手が前に出てヘッドがアウトサイドから入ってくる事につながります。

野球打ちスイングと言えるこの打ち方では、絶対にスライスします。

野球のスイングではバットを上からボールに向かって動かすのが基本です。

この動き自体はゴルフと変わらないのですが、野球スイングと大きく異なる点があります。

それは、ダウンスイングに入る時の一瞬の間です。

ゴルフのダウンスイングは、手が真下に下ります。

右打ちなら、体は左に回転しながら腕は真下に下ります。

決して上半身と同じ様に腕は左方向に動きません。

実は、ゴルフスイングの一番難しい所はこの部分であると言え、この打ち方が理解できればスライスはしなくなるどころか、ドローやフックボールが打てる様になります。

『体の動きは横で、腕は縦。』

これがスライスしない打ち方なのです。

ゴルフではドライバー程力みやすく、スライスしやすい打ち方になる

ドライバーショットは、できるだけボールを遠くに飛ばしたいですよね。

全てのゴルファーの憧れが、今日よりも明日、明日よりも明後日の飛距離アップである事は間違いなさそうです。

しかし、ドライバーショットは飛ばしたいが故に力みやすい打ち方になり、結果スライスしやすくなると言えます。

力みはミスにつながります。

特に、腕や上半身に力の入った打ち方は様々なミスを誘発します。

ダフりやトップ、そしてスライス、時にチーピンなんかも出ます。

これは、力んでスイングすることにより左脇が開いて腕と体の動きがバラバラになる事、シャフトが寝てそれを修正する為に余計な動きが入る事によって引き起こされます。

そのためドライバーショットは距離を欲張らず、上半身と下半身の動きがシンクロした綺麗なスイングをする必要があります。

いくら飛距離が出ても、OBゾーンでは意味がありません。

クラブの遠心力に負けず、左脇をしっかりと締めてスイングする事が肝要です。

スライスする打ち方のゴルファーはアドレスの形も悪い

スライスしか打てない、ボールのつかまらないゴルファーというのは、実はアドレスの形も非常に悪い傾向にあります。

スイングする事に一生懸命で、最も大切なグリップやアドレスが疎かになっているのです。

これは普段、ドライバーで飛距離を欲張るゴルファーに特に多い傾向です。

悪いアドレスからは、悪い打ち方しか生まれません。

逆に、綺麗でどっしりとしたアドレスからは、正しい打ち方が生まれると言えます。

こうしたアドレスの形が悪いゴルファーというのはスライスも多く、ボールが何処へ飛んでいくのかさえも分かりません。

正しいアドレスというのは、背骨が真っ直ぐで両足が大地をしっかりとグリップした形となります。

どのスポーツでも言われる事ですが、下半身の安定が非常に大切です。

上半身に力を入れず、下半身の力を使ってスイングすると球筋が安定します。

いつもスライスしか打てない打ち方のゴルファーにオススメしたいのが、スイングから作るのではなくアドレスからゴルフスイングを作る事です。

ゴルフが上手くなりたければ、意識を逆にして見る事をオススメします。

あえてスライスの打ち方を体に覚え込ませて逆にしてみると良いドライバー

ドライバーショットの練習では、あえてスライスしかしない打ち方を体に覚え込ませる事もひとつの手だと言えます。

ダウンスイングでの打ち方では手を前に出して、インパクトゾーンで左肘が抜ける様なスイングをします。

こうした打ち方ではテンプラやスライスしかしません。

そこで、この動作を覚えたら、今度は逆にダウンスイングで手を真下に下ろしてみます。

恐らく、最初はものすごい違和感しかないはずです。

体は左に動くのに、手は止まっている感覚となるからです。

ゴルフをやった事のない人がこの動作をするとぎこちない動きしかできません。

しかし、この動きでボールに当たる様になると球筋が変わります。

スライスからフック系のボールになるのです。

スライスする打ち方は体が覚えているので、それとは違う動作をすればスライスはしない事になります。

手が体の後ろから出てくるイメージになることでしょう。

このスイングがイメージできれば、インサイドインのスイングが身について、結果スライスしなくなるはずです。

是非トライしてみましょう。

ドライバーの正しい打ち方!下半身主導で行うとスライスしない

ドライバーの打ち方は、下半身主導で行います。

ダウンスイングでは左サイドで腕を引っ張り下ろす感覚です。

こうする事で、スライスする様な手が前に出るという事がなくなります。

腕は縦に下りて、クラブにタメが生まれるでしょう。

この動きならボールを強くヒットでき、またつかまります。

つかまったボールというのはコントロールが容易にできます。

実は、ゴルフの正しい打ち方というのは下半身主導なのです。

プロの打ち方を見ると上半身の力で思い切り叩いている様な感覚に見えますが、実は上半身の力を使う以上に下半身の力を重視して振っています。

上半身の力だけで打てば、プロでもスライスしたり大きく曲がったりするのがゴルフです。

ゴルフの打ち方は上下半身のバランスが非常に大切なのです。

アベレージゴルファーは上半身の力は使えても下半身の力が使えない方が多いと言われます。

ですから、ボールが曲がるのです。

下半身の力でクラブを引っ張り下ろす様なイメージで振りましょう。

ドライバーをスライスせず気持ち良くかっ飛ばす打ち方

ボールが良くつかまったドライバーショットは気持ちが良いものです。

これこそゴルフ一番の醍醐味といっても良いですね。

どうしたら、毎回こんなショットができる様になるのでしょうか。

もちろん毎回同じ打ち方ができれば良いのですが、ゴルフというのはこれが難しく、毎回違った結果となります。

毎回のスイングを安定させる事がゴルフ上達の為には必要なのですが、なかなかそうはいきません。

実はプロでも同じで、事の大小はあれど、プロでも毎回ショットが違ってボールが思った所に飛んでくれないのです。

アマチュアゴルファーはあまり意識していない事が多いのですが、ゴルフはいかに上手くやるのかと言うより、いかに失敗しない様にするのかが重要なスポーツです。

失敗を減らし、パーで上がれる様にコースマネジメントする事こそが、ゴルフ上達への道となります。

その為には、スライスを減らし、つかまったボールを打つ必要があります。

こうした毎回ショットを安定させるコツはやはり力みを取る事です。

力みはあらゆるミスを引き起こします。

飛距離を欲張らず、地道にホールアウトできる様にしましょう。

決してプロの様なスーパーショットを夢見ないことが上手くいくコツです。

スライスする打ち方を卒業しよう

スライスを打つのではなく、打ってしまうゴルファーはゴルフの経験が浅く、そのメカニズムが分かっていないケースが殆どです。

意図しないスライスボールはボールを当てているだけで運んではいません。

つかまったボールを打つにはスライスから卒業する必要があります。

上半身の力で打つのではなく、下半身の力、捻転や体重移動でボールを飛ばせる様になりましょう。

腕の力を使ったスイングは力みやすく、ミスを誘発しやすくなります。

下半身主導のスイングの重要性に気づき、練習を重ねましょう。