タイトリスト915の重心距離からその重要性を考える

皆さんはクラブの重心距離を気にしたことはありますか?

一般的に気にすることとは、総重量、シャフトの硬さ、バランスではないでしょうか。

実は重心距離もゴルフクラブ選びにおいて重要になりますし、重心距離をセットである程度揃えるということも重要になります。

今回は重心距離の重要性とタイトリスト915についてお話します。

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気にしたい重心距離

まず重心距離とは、シャフト軸線上からフェース面(スイートスポット)までの長さのことを示します。

重心距離がどんなところに大きく影響を与えるかというと、それはスイングになります。
基本的に重心距離が短ければ短いほど、ヘッドが返しやすくなるという特性が出てきます。
つまり、クラブフェースの開閉を巧みに操るスイングの持ち主に適しているということです。

操作性という言葉ならご存知でしょうか。
この操作性を良くする役割があり、リストを良く使ったスイングの方に合っているのです。

デメリットとしては、フェースの開閉のタイミングが上手くできなかった際には、大きくパワーロスして飛距離を落としたり、そもそものインパクトのタイミングが合わず、大きなミスに繋がりやすくなってしまいます。

反対に、重心距離が長ければ長いほど、フェースの開閉がゆったりになり、スイングアーク自体も大きくなります。
そのためこちらはボディーターンをベースとしたスイングの持ち主に適しているということになります。

自分のスイングタイプに重心距離を合わせるのも非常に重要なのがこれで分かります。

それではタイトリスト915から気になる重心距離を学んでいきましょう。

タイトリスト915の重心距離

タイトリスト915の重心距離は比較的シャフト軸線寄りになっています。

上記の整理をしていくと、操作性を重視するスイングのゴルファーに向いているということになります。

タイトリスト社によると、”重心を中心側の近くへ配置することで、ヘッドの持つエネルギーをボールに効率良く伝え、強い弾道を可能にする中心軸重心設計。”とのことですので、操作性を求めるゴルファーは是非試してください。

さらには、915は工夫として、重心距離をスイートスポットに近づけ、ボールの初速を向上させることもデータで証明済みとのことです。

スイートスポットで当たると初速アップと低スピンが実現しますので、間違いなく飛距離アップに繋がることでしょう。

余談ではありますが、フェース面のインパクト時での挙動も抑える設計になっているので、ボールとの接触時間も過去最大になっています。
つまり球持ちが良く、コントロール性に優れているとも言えます。

タイトリスト913と915を比較

913D2の重心距離は37.4ミリ。
915D2の重心距離は39.6ミリというデータがありました。
数値で比較すると、同じD2シリーズだと2ミリも差があるのが分かります。
これだけで判断すると、915のほうが安定感が高いと思われます。

そこでタイトリスト913と915のドライバーを両方を計測器を使ってデータを比較してみます。
ティーチングプロライセンスを取得しているレベルのゴルファーの割と正確なデータですので、是非参考にしてください。

ボール初速
913 70.8m/s
915 72.4m/s

どちらとも5球ずつ打ち、一番速かった数値を記載しています。

また、上記のボール初速の際の飛距離は、
913 268ヤード
915 270ヤード
あんまり変わっていません。

確かに初速が速くても飛ばないケースはあるので、何とも言えません。
実際915で5球中一番飛んだのは278ヤードでしたから、初速=飛距離とはならず、その他の要素も揃わなければいけないのが分かります。

実際は、芯に当てて、初速を伸ばし適正スピン量と打ち出し角を揃えるのが大事と言うことです。

タイトリストでは一番最新の917は915と比べてどうなのか?

最新タイトリスト917は所有していないので、近くのゴルフショップに行き、試打して参りました。
先程と条件を揃えるため、機器だけは持ち込んだものを使用して計測しています。

同じく5球打った中でのベスト数値は以下の通りです。

ボール初速 72.5m/s
飛距離 278ヤード

ボール初速はほぼ同じでしたが、飛距離が伸びました。
そのため7万円を出して8ヤードを買うか非常に悩むところですが、財布の中身と相談しましょう。

915より917は飛ぶのは間違いありません。
やはり年々クラブが進化しているのが良く分かります。

しかし、インパクトの感触は915の方が手ごたえがあって気持ち良いと個人的には感じます。
917は軽く弾くように当たる感じがして、915の特徴である接触時間の長さが長いというものが影響しているのかも知れません。

操作性に関しては、917の方がヘッドを動かしやすく感じるため、重心距離はシャフト軸線寄りだと感じます。
数値を調べると38.5ミリとやはり915より短かったです。

ヘッドの形状的には917の方が高く上がりそうな形ですが、915の方がボールを潰している感触のため、見た目通りとはいかず、むしろ915の方がやや高弾道でした。

また917はシュアフィットCGという機能で重心を変えられるので、また違ったクラブにもできそうです。

重心距離の全く違うドライバーでの数値

上記までは915と同一シリーズの新旧で計測していましたが、今度は真逆のタイプのドライバーではどうかというのを試してみました。
タイトリストの中では「VG3」というモデルが全く異なるタイプのドライバーになります。

VG3は重心距離がかなり短く41ミリで、かなりトゥ寄りです。
従って、操作性を求めるスイングをしているゴルファーには合わないということになります。

そんなゴルファーが試打をし、どんな計測数値になったのかを見ていきましょう。
同じく5球打った中でのベストを記載します。

ボール初速 69.9m/s
飛距離 261ヤード

このような結果になりました。
ご覧の通り初速も飛距離も落ちています。

シミュレーター上の球筋を見てもこのVG3の方が明らかにボールが高く上がりすぎていて、ボールが前に進んでいる感じがしません。
実際10~15ヤードしか変わらないのでそう大したことはないのですが、この15ヤードはかなりゴルフでは大きいのです。

考え方によっては、クラブの重心距離を合わせるだけで飛距離が伸びるということです。自分のスイングを分析し、どういうタイプのドライバーが合うかを把握することは非常に重要なのが分かります。

自分のスイングタイプを知ろう

クラブに対しての自分の向き不向きを探すためには、自分のスイングの特性を知っておかなければなりません。

以下に当てはまる方は操作性の強いスイングになります。

a.比較的アーリーコック気味である
b.トップの距離がやや深い(オーバースイング気味)
c.フォローでクラブフェースが下を向いている
d.フォローで左肘が少しでも引けている

これらに当てはまるゴルファーは必ず操作性の強いスイングをしていることになります。
今回の話の中心であるタイトリスト915に買い替えるのも良いですし、他の重心距離がスイートスポット寄りのクラブを選択するのも良いでしょう。

上記4つすべてに当てはまらなければ、操作をしないスイングの持ち主と思ってください。

タイトリスト915は良いクラブ

タイトリスト915は、改めて見ていくと本当に良いクラブなのが分かります。

最新の917にも引けを取らないものであり、確実に913よりも進化を遂げているクラブだからです。

操作性の強いスイングの持ち主は一度タイトリスト915を打ってみると良いでしょう。

それから自分のスイングと適した重心距離のクラブを持っているかを早急に確認し、スコアアップを目指していきましょう。