ライ角80度以内とルールにある。ではパターの理想ライ角とは

ゴルフルール規則の使用クラブでは、「パターのライ角は80度以内」と定められています。
ドライバーやアイアンのロフト角やライ角にこだわる人は多いですが、パターのライ角にまでこだわっている人はあまりいないように思えます。

ライ角がパターにどのような影響を与えるのか、また理想のライ角や一般的なライ角とはどのくらいなのかお話します。

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パターのライ角とは

パターのライ角を知らずに、そして考えずにパターを選んでいる人はたくさんいます。

ライ角とは、ソールを地面にスクエアに置いた時のシャフトと地面が作る角度のことです。

近年のパターのライ角の主流となっているのは70度です。
ただし以前から流行っている中、長尺のロングパター類のライ角は大きいです。

しかしどんなに大きなライ角であってもルールで許されている最大ライ角は80度になっているので覚えておきましょう。

先に話したように70度が主流ですが、もちろんそれが誰にでも合うわけではありません。それはパターに限らずドライバーやアイアンも同じですよね。
身長、手の長さ、アドレス、打ち方、癖によって異なります。
ですからパターでも「ライ角調整」をする人がいるのです。

またパターの長さによってもライ角は変わってくるはずなのに、市販されているものは長さがほとんど同じなのには違和感があります。

有名だから、デザインが好きだから、と軽く試打をして購入するのではなく、パターも他のクラブのようにフィッティングを行い、自分に合った物を選ぶことをオススメします。

何故ライ角80度以上のパターはルール違反なのか

ドライバーやアイアン、ウェッジにもクラブに関してのルールがあります。
そしてパターにもライ角80度以内と言うルールがあります。

こういったクラブに関するルールが決められたのは、大方「簡単になる」からです。
故にパターのライ角が80度より大きいとパターが簡単になると言うことなのです。

例えば、90度のライ角でフェースバランスであれば、振り子式にストロークすれば方向性は問題ないですよね。
もっと分かりやす例だと、ゲートボールやパークゴルフをイメージしてください。
あのクラブが正に90度のライ角になります。

ただ方向性はほぼ完璧にはなりますが、距離感はやはり練習と経験、ラインの読みが関係してきます。

一説によると、昔はパターのライ角にルールは存在しなかったのですが、ライ角90度のパターであまりにもカップインさせてしまうので、新たに80度以内とルールが決められたようです。

もちろん市販のパターで80度以上のものは存在しませんが、ライ角調整をする際はルール違反にならないように気をつけましょう。
ゴルフショップでは間違いなく事前に説明してもらえるはずです。

市場におけるパターのライ角で80度はある?

それでは市販されているパターのライ角についてお話します。

ライ角90度がパターを簡単にさせるのであれば、80度ギリギリのライ角のパターを販売すれば売れそうですよね。
しかし市場におけるパターのライ角は、70~71度がメインになっています。

パターメーカーの有名どころのオデッセイ、テーラーメイド、スコッティーキャメロンなどがその仕様になっています。
また長尺パターであれば78度がメインになっています。

長尺パターのライ角でルールギリギリです。
しかし長尺パターは長すぎてショートパットが非常に難しく、相性と慣れる時間が必要です。

90度に近い方が理論的に考えると有利ではあるのですが、ラインを見る上で、ボールの位置は目の真下よりも内側に入れ、体を近づけることは良くありません。
真下、もしくは少し遠めが理想です。

ですから理論的に考えると良さそうですが、実際に使うとなると80度ギリギリのライ角よりも、市場に出ている70~71度に合う人が一般的には多いのです。

どうしてもと言うのなら自分で80度に調整できる

理論的に良さそうなライ角80度のパター。
理論的には良いのに実際はそうでもないと言われても、ルールが作られてしまうくらいなのだから一度は使ってみたい気持ちになりませんか。

しかし市販されているものにはありませんし、一度経験したいだけお金を払ってお店でライ角調整するのも勿体無い気持ちになります。

しかし実は、ライ角やロフト角などが自由に変えられる万能パターがあるのをご存知ですか。

それは「キュアパター」です。

キュアパターは、ライ角と重量の調整機能がついています。
ヘッドの底にあるネジを緩めるとシャフトが自由に動き、なんと62度から80度まで好みのライ角に設定できるのです。
80度のライ角が良いのか、悪いのか、ネジを緩めて締め直すだけで試すことができます。
もし80度が自分に合えばそのまま使えば良いですし、ダメなら戻せば良いのです。

またヘッドの後ろにトゥとヒールの2ヶ所におもりを装着することで重量調整できます。
一般的なものは20グラム程度しか調整できませんが、キュアパターは最大200グラムまで調整することができます。
微調整しながら自分にピッタリのパターにできる驚きのパターです。

ちなみにレキシー・トンプソンがこのパターを使用しています。

パターをフィッティングするならPING(ピン)!

自分にぴったりのパターを見つけるにはやはりフィッティングしかありません。
そんなフィッティングは大手ゴルフショップでも行っていますが、正直自分にピッタリのパターとまではいきません。

そこでオススメするのが、PINGのフィッティングです。
と言うのもPINGの創業者が最初に作ったクラブがパターだからです。
それもあってPINGはパターに関して並々ならぬ情熱を傾けてきたメーカーです。

最近はパッティングランキング1位で賞金女王になった鈴木愛選手が使っていることで人気に拍車が掛かっていますね。
そんな人気絶頂のPINGのパターフィッティングを詳しく紹介します。

最初にクラブの長さを自分で選びます。
その後5球程度打ち、3種類あるストロークタイプのどれに当てはまるかを診断します。
自分のストロークタイプに合ったモデルを数種類選び、フィーリングの確認をします。
そして最初打った5球のインパクト時のライ角やグリップなどのデータを取り込むことで最適なものを選びます。

この際にリクエストをすれば、ライ角80度のパターがどんなものか試打をさせてもらえるでしょう。
もしくは診断の結果で80度が最適と出る場合もあります。

自身の最適なデータを知っておくと買い替え時の参考にもなるので、購入は先でもフィッティングをするだけで役立つ情報を得られることができます。

パターを変えるのは一世一代の決意!

パターの最適なライ角やライ角80度以内のルール、ライ角調整やフィッティングについてお話ししました。

読んでいく中で、「自分に合っていないパターを使っているかもしれないから、買い替えようかな」と考えた方もいるでしょう。

しかし「ちょっと待った!」です。
ゴルフクラブで買い替えの際、最も慎重になって欲しいのは他でもなく「パター」です。パターとはゴルフの中でも最も繊細なショット、ストロークを要求されます。
どんなに自分にピッタリのクラブだったとしても、その1本に慣れるまで相当な練習量と時間を要します。

クラブ契約しているプロゴルファーでもパターのクラブ契約はしてない選手が多いです。新しいモデルが出たからと変えるのも嫌ですし、自分に合ったパターをメーカー問わずに選びたいと言う気持ちがあるからです。

それはプロだからではなく、アマチュアでも同じことが言えます。
むしろアマチュアは練習量やラウンド回数を考えるともっと慎重になるべきです。

しかし逆に合っていないパターをずっと使っていても成長の妨げなので、慣れるまでの期間を覚悟して新調するのも良い判断ではあります。

データとフィーリング共に大事!

フィッティングを行い自分だけの1本をデータから厳選してもらうことは大事です。
しかし実際にストロークした際の自分のフィーリングも同じくらい大事です。

ではどちらを優先させた方が良いのでしょう。

それはもちろんフィーリングです。
どちらも同じくらい大事なのですが、そうした1本と出会うのは正直至難の業になります。
どんなにデータで自分に合ったものでもストロークした時にどうもしっくりこなければ、そのパターは一生あなたに合うことはないでしょう。
そのくらいパターを選ぶのは非常に難しく、そして大事だと言うことなのです。