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技術の進化!ユピテルのヘッドスピード測定器の原理について

2017.7.16

技術の進化によってヘッドスピード測定器が小さく安価になり、個人でもヘッドスピードを容易に計測できる時代になりました。

代表的なメーカーとして、プロギア、ブリヂストン、ユピテルがあります。

従来は練習場や量販店に備えられている大きな機器でなければ測定できなかったのですが、今どきの測定器は手の平サイズです。
小さくて軽い為、キャディバックの中に入れておいて練習中いつでも測定できる様になりました。

そんな身近になったヘッドスピード測定器ですが、その機能や原理について見ていきましょう。

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ユピテルのヘッドスピード測定器の原理はセンサーである

ユピテルのヘッドスピード測定器であるgstシリーズですが、なぜ置いただけでヘッドスピードやミート率が測定できるのでしょうか。
ボールが飛んでいく方とは逆にヘッドスピード測定器を置く為、機器がどの様に処理しているのか不思議ですよね。

その原理については、細かい所まで説明すると専門的になり過ぎるので、測定方式の大枠についてだけ見ていく事にしましょう。
また、測定方式についてはメーカーの特許に関わる部分があるのでしょう。
詳細な情報はホームページにも説明書にも載っていません。
ブラックボックス化している物と思われます。

まず、ヘッドスピード測定器にはセンサーが付いています。
このセンサーが動く物に対して計測を行っているのですが、ヘッドスピードの測定は比較的やさしいのではないかと考えられます。

動く物体、この場合だとクラブヘッドですが、このヘッドがセンサーの決めた位置から位置の間を通過した時間を計測します。
あとは数学の式になります。
その計算された結果を表示しているのですね。

ユピテルヘッドスピード測定器の原理であるマイクロ波センサーとは

ユピテルのヘッドスピード測定器にはマイクロ波センサー(電磁波)という物が使われています。

皆さん一度は聞いた事があるのではないかと思うのですが、代表的なセンサー方式として赤外線センサーという物があります。
赤外線センサーは自動扉のセンサーに使われており、広く知られたセンサーになります。動体検知に優れており、直進性が高いセンサーです。

他方、ユピテルのヘッドスピード測定器に使われているマイクロ波センサー(移動体検知センサー)は波長が長く、直線ではなく葉巻状に広がった形となります。
この波長が原理の1つとなるのですが、近赤外線は波長が短く直進性にすぐれ、マイクロ波は波長が長く広がった形となるのです。

つまりユピテルのヘッドスピード測定器はこのマイクロ波の特徴を生かしていると言えます。
波長が広いマイクロ波を出して、その中をヘッドが通過する時間を計測しています。
金属はマイクロ波を通さない為、センサーで拾う事が可能となります。

赤外線センサーの様に波長が真っ直ぐの場合、センサーである物体の動きを捉えようとするとセンサー角度の調整が必要になりますが、マイクロ波はそういった事が不要です。
なので、ユピテルのヘッドスピード測定器は飛球線後方に適当に置くだけで計測が可能なのです。

野球のスピードガンとユピテルのヘッドスピード測定器は原理が同じ

ゴルフクラブのヘッドスピード測定器の原理と、野球のスピードガンの球速測定器の原理は同じになります。

ゴルフの場合は飛んでいく物体に対して、野球のスピードガンの場合は向かってくる物体に対してマイクロ波をセンサーで拾っています。

いずれもセンサーがマイクロ波の中を通る物体のスピードを読み取っており、野球の場合はボールの移動スピードを、ゴルフの場合はクラブとボールのスピードを計測しています。

マイクロ波の特徴は前に触れましたが、広範囲の物体の動きが計測できるため、スピードガン計測の様にバックネット裏からあんなに離れた距離でも計測できるのですね。
そういった意味では、計測する価値はないかもしれませんが、投手の腕を振るスピードなんかも計測できたりするのでしょう。

また、他に警察が行うスピード違反の取り締まり、いわゆるネズミ捕りの時に使用される機器もマイクロ波センサーを使った物です。
向かってくる自動車に対してマイクロ波を照射しスピードを計測します。
レーダー探知機はこのマイクロ波を検知してドライバーに警告を出します。

また、ユピテルがヘッドスピード測定器以外の様々な測定機器を販売しているのは、センサーの応用が効くからなのですね。

ユピテルのヘッドスピード測定器のミート率の原理について

ユピテルのヘッドスピード測定器の中にミート率という物があります。

このミート率の原理についてなのですが、ボールがフェースに当たった場所なんてどの様に計測していると思われるでしょうか。
しかも計測器は飛球線後方にありますよね。

そんなミート率を測る原理についてはこうです。

ミート率(ボールスピード÷ヘッドスピード)
となり、この値が1.4以上ならナイスショットの表示になります。

すなわち、フェースへのボールの当たり方を見ているのではなく、ボールスピードとヘッドスピードの値の差を見ているのです。
当たり前といえば当たり前ですよね。

ヘッドスピードが速くてもボールスピードが遅くヘッドスピードとの差が小さければ、それはオフセンターヒットした可能性が高いと言え、ナイスショットではないと判断されます。

ちなみにですが、ユピテルのヘッドスピード測定器でヘッドスピードが45m/sの方がナイスショット表示されるボールの初速は最低63m/s以上となります。
また、ミート率の最高値は1.56と言われており、これはボールの最大反発係数となります。

ユピテルのヘッドスピード測定器はパットの距離計測用としても使える

ドライバーなどのヘッドスピード測定器として利用するユピテル機器ですが、パッティング距離測定用としても使えます。

原理はパッティング距離の1m先を測定エリアとして、そのエリアを通過するボールスピードを測定する事により、そのパッティングでボールが転がる距離を測定できます。

ただし注意する点があり、まず転がりの速さ、いわゆるグリーンの速さ(スティンプ)は8.8フィートが想定されている点、ボールが動く距離が1m以下では計測できない点です。この計測方法はあくまでも平坦なグリーン上をボールが転がる距離を測定しているという事です。
実際のグリーン面は起伏や芝目があり、このヘッドスピード測定器で計測した距離にはならないという事に注意が必要です。

しかし、ヘッドスピード測定器を使ってパッティングの距離を客観的に知る事は、実際グリーン上でパッティングをする際、距離感を養う事につながります。
どの位の振り幅だったらどの位の距離が出るのかを知る事は、最初なかなか距離感をつかめない初心者にとっては絶好の練習方法となるのではないでしょうか。

ユピテルヘッドスピード測定器搭載の練習モードについて

ユピテルのヘッドスピード測定器には練習モードという機能が付いており、これはヘッドスピード測定器がボールの飛距離からカップインまでをシミュレーションするモードで、練習場にいながらコースを回る様なイメージで練習を行えます。

原理は18ホールそれぞれに飛距離が設定されており、その飛距離に到達するまで必要なクラブを使って飛ばしていくという物です。
インドアゴルフの簡易シュミレーターのイメージと言えば良いでしょうか。

ただ、このモードはあくまでもヘッドスピード測定器が飛距離だけを見て判断するので、左右の曲がりやダフリなどのミスショットの要素は全く加味されません。
それでも、練習場では単調になりがちな練習に刺激や緊張感を持たせてくれると言えます。

もちろんパッティングの距離まであるのですが、残り1mを切るとカップインとなるのですが、実際の練習場ではここまでできない、いや、ドライビングレンジでいきなり後ろでパッティングしだしたらおかしな人間に見られてしまう恐れがあるため、パッティングの部分についてはスルーする必要がありそうです。

ユピテルのヘッドスピード測定器は手軽に計測できる機器

小型でコンパクトなユピテルのヘッドスピード測定器ですので、練習場で手軽に利用でき、実際のコースにも持ち込んで計測できそうです。

技術の進化がセンサーの小型化、アルゴリズムの進化をもたらし計測器が小型化されたと言えるのですが、今ではクラブにセンサーを付けて、スマホと連動する計測器まで登場しています。

元々は警察の行う車のスピード計測や、軍事用途としてミサイルの発射スピードなどに使われてきた技術なのですが、それが商用化され今の計測器の技術に生かされています。

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