ゴルフコンペ徹底マニュアル。ショットガンスタートetc…

最終更新日:2017/06/27

ゴルフをしていると、いづれコンペの幹事を任される日が訪れるでしょう。

そんな時のために、幹事を攻略するための徹底マニュアルを紹介します。
ゴルフ場や規模に応じてショットガンスタートを選択したり、ルールを設けたり、賞品を準備したりとやること盛りだくさんです。

手際よく仕切れるように、ここでしっかり予習しておきましょう!

ゴルフコンペで人数とゴルフ場を決める

まずはゴルフコンペを行うエリアの候補と予算の範囲、開催日候補を決めます。

○○円~○○円、7月の土日祝日と言ったように、予算や日時に幅を持たせて募集すると参加者を募りやすくなるのでポイントです。

そうして日程と人数が決まったらコースを予約します。

最近はネット予約の際に、キーワードに「コンペ」と入力して検索すると、空きが多いゴルフ場を簡単に見つけることができます。
しかし人数が多い大型コンペになった際は、スムーズに進める為にもショットガンスタートを視野に入れ、電話等で事前にゴルフ場へショットガンスタートが可能かどうかを確認しておくと良いです。

ゴルフ場を決めるときは、スコアメークしやすい簡単なコース、フラットな普通のコース、アスリート向けの難しいコースなど参加者のレベルに合わせたゴルフコースを選びます。
ネットでコースレイアウト等細かく見ることができるので、行ったことのないゴルフコースでも確認することができるでしょう。

また幹事だけが特典を貰えるスペシャルプラン等もあるので上手く活用すると良いでしょう。

大型ゴルフコンペに採用、ショットガンスタート方式

大型ゴルフコンペであれば、スムーズに進行させるために、ショットガンスタート方式の採用を視野に入れた方が良いとお話しました。

ショットガンスタートとは、名前の通り散弾銃から打ち出された無数の弾が散らばって飛んでいく姿を現しています。

通常のスタートであれば、1番ホールか10番ホールからのスタートになりますが、ショットガンスタート方式は、複数のグループがそれぞれ違うホールから、ほぼ同時にスタートする方式になります。

極端な例えになりますが(採用してくれるゴルフ場はほぼ皆無)、18組のコンペであれば、それぞれが1~18番の各ホールのティーグラウンドにスタンバイして、スタート時刻に一斉にティーオフすると言った形です。
詰まらない限り、全員が同時刻にスタートするので、最終組のホールアウトまで待つ必要がなくなるのがメリットです。

組数の関係や時間短縮、スムーズな進行のためにショットガンスタートの採用を考えるのは良いですが、そう言った方式に馴染みがなかったり、ゴルフ場施設の制約などをしっかりと考えるようにしましょう。

ショットガンスタート、集計方式等のゴルフコンペの要項を作る

ゴルフコンペの詳細が決まったら、参加者の皆さんが分かるようにコンペの要項を作ります。

まずは基本情報として、ゴルフ場名と所在地、当日のスケジュールを書きます。
当日のスケジュールでは、集合時間と場所、昼食、表彰式、入浴時間、打ち上げなど予定しているスケジュールを記載します。

ここで注意して欲しいのが、ショットガンスタートにすると、スタート時間が同時刻になるため、昼食や入浴時間がかぶってしまい混雑が予想されることです。
ですから、レストランに集中してしまうのを避けるため、スループレーにして軽食を準備するなど不満が出ないように事前準備をしっかりしておかなければなりません。

しかし入浴はそう言うわけにもいきませんので、ゴルフ場を選ぶ際に、人数に対して十分な設備があるところを選ぶようにしましょう。

料金は、プレー代と参加費の区別が付くようにします。
また混雑が予想される場合は、支払うタイミングなども記載しておくと良いでしょう。

そして各組のハンデが均等になるように組合せを調整して組合せ表を作ります。

一番大事なのが、当日適用するスコア集計方式やルールですので、しっかりと明記しましょう。

ショットガンスタート以外に採用したい方式

ゴルフコンペの中には、月に1度必ず行うような定期的なコンペもあります。

そうなると回数が続けば続くほどマンネリ化してしまうものです。

大型コンペであれば、ショットガンスタートなど普段ないようなこともできますが、定期的なものであると、そのような大型コンペにはならないでしょう。
ですから、定期開催だからこそできる集計方式などをスパイス要素として入れていくと良いです。

例えば毎回ダブルぺリア方式をしているのであれば、思い切ってスクラッチにしてみるのも良いでしょう。
グロススコアでの戦いになるので、運関係なしの完全実力対決になるので、競技志向が強まって、気が引き締まるでしょう。

また個人戦も競技志向が強まって面白いですが、団体競技にしてみるのも面白みが増します。
ベストボール方式で、2~4人で構成するチームのスコアを決める方法で、2人の場合は各ホールの良い方のスコアだけをカウントします。
4人の場合は、各ホールのベストスコアだけを取る場合と、ベスト2か3のスコアをカウントするという方法です。
するとチームプレーになるので団結力が生まれ、より盛り上がります。

もちろんこれらも事前にゴルフ場へ可能かどうかを確認しておいた方が良いです。
楽しむことも大事ですが、スロープレーにならないことが一番大事なことです。

景品や表彰状、必要グッズを準備!

ゴルフコンペでは、優勝、準優勝、3位、ブービー賞、珍プレー賞、ニアピン賞、ドラコン賞、イーグル賞、バーディー賞など、賞の数に応じて必要な賞品と表彰状を準備します。
ダブルぺリアにする場合は、別にグロススコア賞も入れると良いでしょう。

通常のスタートだったら、途中経過が分かったりしますが、ショットガンスタートであれば、最後まで結果が分からないのでかなり盛り上がるでしょう。

賞状はだいたいイメージが付くでしょうが、悩むのが景品ですよね。

ゴルフ用品が一番喜ばれそうな気がしますが、ゴルフをする人は使うものにこだわりを持っている人が多いです。
自分が使わないものは喜びも半減してしまうので、避けた方が良いでしょう。

しかしゴルフボールであれば、よほどのこだわりがない限り喜ばれることが多いです。
上位の景品でなく、ブービー賞などの初心者向けの景品に入れておくと良いでしょう。

一番確実な景品が、家電や食べ物です。
どうしても思いつかない人は、業者やゴルフ場に任せたほうが無難かもしれません。

受付表やコンペフラッグ、始球式ボールなどは準備してくれるゴルフ場がほとんどなので安心してください。

コンペ当日にすることとは

さていよいよコンペ当日です。
幹事さんが一番緊張する瞬間ではないでしょうか。
参加者はもちろん、自分も存分に楽しめるようにしましょう!

いつもよりも早めにゴルフ場入りして準備をします。

スコア集計をゴルフ場へ依頼して、受付場所の確保などコンペに必要な準備を進めます。
集合場所に参加者が集まったらまずは簡単にあいさつをします。
その後注意事項をしっかりと伝達しましょう。

その際ショットガンスタートなどあまり馴染みのないルールなどはトラブル等を防ぐために、細かく、そして分かりやすく説明しておくようにしましょう。
説明が難しいようでしたら、事前にルール説明の用紙を準備しておくと良いですね。

ラウンド終了後も幹事の仕事はまだまだあります。

マスター室でスコアを確認し、順位を集計、順位表を作成してもらいます。

順位表が完成したら、いよいよ表彰式です。
順位発表等を済まし大いに盛り上がったらやっとコンペ終了です。

打ち上げて思い切り楽しみましょう!

「楽しかった」の一言で大満足!

コンペの幹事は、大型コンペだろうが、小規模なコンペだろうが大変です。
みんなに楽しんでもらうために色々考えなければなりません。

できれば避けたいと思っている人も多いかもしれませんが、ゴルフをしている以上いつ幹事を任せられるか分かりません。

参加者の皆さんに「楽しかった!」と言われるように、幹事のい・ろ・はをしっかり頭に入れておきましょう。