プロ御用達、ディアマナアヒナスペック70sの機能について

最終更新日:2017/05/25

三菱レイヨン社製、ディアマナシリーズであるアヒナシャフトは、プロの要望を取り入れたシャフトです。

では、このシャフトはプロや上級者でないと使いこなせないのでしょうか。

ディアマナアヒナ70sシャフトのスペックから読み取れる事、実際に使ってみないと感じられない事を見ていきましょう。

ディアマナアヒナ70sが使えるヘッドスピードはどの位からか

ディアマナアヒナシャフトは一般的に60から80グラム台の物が発売されていましたが、このシャフトのちょうど中間スペックに位置する70sシャフトを使いこなせるゴルファーのヘッドスピードはどの位なのでしょうか。

元々、ディアマナシリーズのシャフトは、プロの要求を満たすために作られているシャフトの為、ヘッドスピードが遅めの年配者向けではありません。

このディアマナアヒナもプロの要求を満たすべく開発されたシャフトの為、シャフトの中心から先にかけて硬めとなっています。

そしてディアマナアヒナ70sはシャフト重量が70グラム台のシャフトである為、ヘッドスピードが45m/sを超えるゴルファーでないと、シャフトの良さを生かしたスイングをする事は難しいと言えます。

重めのシャフトと硬めのスペックから、50m/sある様なゴルファーでも十分耐えられるスペックと言えます。

また、70sだけでなく70xも設定されていますので、しっかり振ってヘッドが暴れる方であれば、一段上に上げてもよいですね。
70xなら、さらにしっかりとしたシャフトの為、ヘッドが暴れる様な事はなくなるはずです。

ディアマナアヒナ70sシャフトのデザインはかっこいい!

以前からデザインに定評のあるディアマナシリーズシャフトですが、アヒナ70sのデザインもかっこいいですね。

ベースの黒に白の文字やロゴをあしらったデザインは、クールさを感じさせる素晴らしいデザインと言えます。
また、黒がベースの為、クラブヘッドの色が何色であっても比較的相性がよいと言えるでしょう。
最近流行った白ヘッドや紫系のヘッドにも合うのではないでしょうか。

そして、ディアマナアヒナのシャフトを装着しているだけで、他のゴルファーとは違う目で見られる可能性が高いと言えます。

メーカーオリジナルのシャフトに比べてリシャフトされたディアマナアヒナ70sを装着していれば、それだけでゴルフを知っている経験者とみられると思います。
ディアマナアヒナを使えるゴルファーというだけで、他人よりもゴルフが上手いと思われる傾向があるのではないでしょうか。

もちろん、ディアマナアヒナシャフトを装着したドライバーでチョロなんていう事は避けなければなりません。
期待が高い分、ミスの落胆も大きい物になる可能性があります。

ディアマナアヒナ70sは手元調子の為、強く叩いてもふけ上がらない

ディアマナアヒナ70sシャフトは、手元調子でありしっかりと剛性をもっている為、ヘッドスピードが50m/sもある様なゴルファーが思い切り叩いてもふけ上がらないシャフトです。

軽くもなく、柔らかくもないディアマナアヒナのシャフトは、トップからの急激な切り返しでもインパクト時にヘッドが十分に戻り、正確なインパクトを迎える特性があるので、安心して振る事が出来るのではないでしょうか。

ディアマナアヒナシャフト、この辺はさすがプロの意見や要望を取り入れて作られているといった感がありますよね。
世に硬くてもしならないシャフト、しなるのだけれどもインパクト時のヘッドの戻りがいまいちのシャフトは結構ある為、そういった点ディアマナアヒナ70sは全く心配ないと言えます。

ディアマナアヒナ70sに限らず、よいシャフトに交換するにはそれなりのお金が必要となりますが、いままでオリジナルシャフトしか使った事のないゴルファーなら、ディアマナアヒナ70sはきっと気に入ると思います。

スイングスピードが45m/sまで無いというゴルファーでも、ディアマナアヒナ60でフレックスrモデルが設定されているので、こちらをお試しで使ってみてはいかがでしょうか。
きっと、ディアマナシャフトの良さを感じられるはずです。
ただし希少スペックのため、どこかに在庫が残っていればうれしいところです。

ディアマナアヒナ70sはヘッドのターンが少なめのシャフト

ディアマナアヒナ70sはシャフトの先端部分が特に硬めになっており、インパクトゾーンでヘッドがターンしにくい仕様と言えます。

比較的先端部分が柔らかく、ヘッドのターンが起きやすいシャフトと比べると、ボールを捕まえる為に意識しなければならない分、上級者向けのシャフトと言えます。

そういった点から、ディアマナアヒナ70sはドロー系のボールよりもフェード系のボールを打つ方が合うと言えます。

これは、ヘッドが返りにくい分インパクトゾーンでヘッドの先が根本部分を追い越すイメージで打つドロー系のボールだと、ヘッドが返りにくい事がマイナスに働いてしまうからです。
逆にフェード系なら、特に意識しなくてもそのまま打てばフェード系のボールになると言う事ですよね。
パワーフェードを打てる、又は目指すゴルファーには相性のよいディアマナアヒナ70sシャフトと言えます。

もちろん、ドロー系でも左への引っ掛けが少なくなる特性をもったシャフトの為、左が怖いドローヒッターには合うと言えます。
ただ、純粋にドロー系のボールを志すゴルファーには、もっと相性の違うシャフトがありますので、そちらをオススメします。

ディアマナアヒナ70sでのティーショットはスピン量が少ない

ディアマナアヒナ70sは全体的に硬いシャフトの為、弾道は低くスピン量が少なめの弾道となります。
弾道が低い分、飛距離を出しにくいと言えますが、適正なヘッドスピードを持つゴルファーならその心配はないと思われます。

逆に弾道が低い分、風に負けない強い球を打つ事ができます。
スピン量の多い高弾道のボールは一見するとすごく飛距離が出る様に思われがちですが、アゲンストの風だとかなり飛距離をロスします。
しかし、フォローだと風に乗って飛ぶ為、日本のゴルファーはこちらのボールの方がお好みの様な気がします。

でもアゲンストの風に弱いという事は、自然の風によってスコアの変動が激しくなる要因にもなる為、平均スコアを上げたいゴルファーには向いていないと言えますね。

プロでも風の強い環境で練習を重ねた方の弾道は比較的低いです。
ブレンダン・ジョーンズ選手の球筋は低いが300ヤードを軽々超える、というのは別格として、日本人プロでも沖縄育ちの宮里優作プロの球筋は低めです。
それでも宮里プロのドライバーショットは300ヤードを超えてきます。

こうして見ると、弾道の高い低いはあまり関係ない様な気がしますが、低くてもしっかり飛ばせるスイングスピードがあれば、ディアマナアヒナ70sはオススメと言えるでしょう。

プロ仕様なディアマナシリーズシャフトだが、アマチュアでも使える

ディアマナアヒナ70sに限らず、三菱ケミカル社(発売当時は三菱レイヨン)のディアマナシリーズは比較的プロや上級者好みのシャフトと言えます。

グラファイトデザインのツアーADシャフトがアマチュアから好まれる傾向からすると、逆のイメージがあります。
しかし、ディアマナシリーズシャフトはアベレージゴルファーでも十分に使いこなせるスペックの物も用意されており、使ってみる価値はありそうです。

ディアマナアヒナ70sも60グラム台のアヒナ60sであれば、非力でない限り使えるシャフトですし、他のディアマナシリーズでアベレージゴルファー向けのシャフトもライアンナップとして存在していますので、そちらから試してみるというのもありだと言えます。

ディアマナシリーズのシャフトを使うと、一般的なシャフトとの違いを感じる事ができる様になる為、一度使い始めると同じシリーズを使い続けたいと思うかもしれません。

しかし、ディアマナシャフトはプロ向けと言われる為、アベレージゴルファーにはどうしてもハードルが高い印象があるかもしれませんね。

それを裏付けるデータがありますが、2017年のマスターズのにてトップ10の選手が使用するドライバーのシャフト、実に76選手が三菱ケミカル、すべてがディアマナではないですが、同じメーカーのシャフトとなっています。

ここからも世界のトッププロが認めたシャフトなんだと言えますね。

ディアマナアヒナシャフトは比較的上級者向け

アベレージゴルファーでも使えなくはないディアマナアヒナ70sですが、使いこなすにはそれなりのパワーとテクニックを必要としそうです。

ボールがつかまりにくいシャフトと言える為、単純に左に引っ掛けたくないゴルファーに合うのかと言えばそうでもなく、先が硬めで中心が柔らかめのシャフトの方が合うゴルファーも多いと思われます。

しっかり叩く事ができるディアマナアヒナ70sですので、ヘッドスピードは45m/s以上はほしいと言えるシャフトでしょう。