ゴルフコンペに誘われたけれど行きたくない場合の断わり方

最終更新日:2018/10/01

休みなのに業務命令でゴルフコンペに参加して欲しいと言われたら、会社勤めの身であれば簡単に断わることはできないものです。

素直に「行きたくない」なんて言えないのですが、ちょっと工夫して大人の対応をとれば、双方が嫌な思いをせずに済ませることができます。

そこで今回は上手なコンペの断わり方を紹介します。

休日に業務のゴルフコンペには行きたくない!

ゴルフが好きな人にとっては、業務でコンペに参加できるなんて夢のような話ですが、ゴルフのできない人にとってコンペの誘いは苦痛以外の何者でもありません。

行きたくないゴルフとは言え、仕事の一環であれば勝手に休むわけにはいきませんし、もしも行かずに大口取引がなくなったら、大変なことになってしまいます。

「たかがゴルフ、されどゴルフ」が、サラリーマンの肩に重くのしかかることだってあるものです。

この行きたくない気持ちを、ストレートに伝えることはできるでしょうか。

まずは指名した上司に、「私はゴルフが苦手なので、別な人を人選してください」と言えるかということです。

かなりの度胸と覚悟がなければ、なかなか口に出せないものです。

しかも本来のコンペ参加者が急遽行けなくなっての代役であれば、「別な人」がいないのかもしれません。

同伴する先方に、「参加予定の者が行けなくなったので、今回は失礼したい」と直接お断わりの連絡を入れるのはビジネスマナーとしてもアウトです。

結果的には行くはめになるのですが、どうしても行きたくないのであれば一応断わる方法もあります。

ゴルフコンペに行きたくないときの上司への断わり方

行きたくないゴルフコンペに断わりを入れる方法は2つです。

1つは業務命令を発した上司に、行きたくない理由を説明することです。

休日にゴルフコンペが開催されるのであれば、高齢者介護や子供の見守りなど、家族として介助を必要としていて、しかも他人に任せることができない理由を告げます。

突然、デイサービスを頼むとか保育所に預けることはできません。

保育所であれば募集期間にエントリーして当選しなければ利用できませんし、高齢者のお世話であれば介護認定を受けて、デイサービスの会社と契約をしてからでないと利用はできません。

どちらも法律で定められた介助なので、いくら上司の命令と言えども、理由を明示して断われば、「それでも」とコンペ参加を求めることはできないことになっています。

ただし親族の高齢者が近くにいないとか、同居する家族に見守りが必要な子供がいない場合はこの方法は使えません。

同じように冠婚葬祭や法事なども社会通念上から、コンペを断われる明確な理由になるはずです。

行きたくないゴルフコンペを上手く主催者に伝える方法

業務命令ではあっても、同伴者やコンペの主催者に参加しない旨を伝える、2つ目の方法もあります。

行きたくないことを伝えずに、穏便に断われば問題はありません。

体調不良を理由に、「ゴルフの用意はしていたけれど、熱が引かないので今日の参加は遠慮したい」と言えば、それ以上の無理な誘いはないはずです。

ゴルフは屋外スポーツなので、体調不良のときに無理をしてスタートしても、結果的に他のプレーヤーに迷惑をかけることに繋がります。

普通は自己申告で問題はありませんが、仕事の一環であれば最低限ゴルフ場には伺いましょう。

当日、同伴者やコンペの主催者に体調不良を伝えてから、そのまま車を走らせてコンペの受付に行きます。

病気によるキャンセルとは言え、参加料を収めて同伴者に詫びの言葉をかければ、お互いに嫌な思いをせずに済むはずです。

もちろん病欠ですから、お詫びと参加料を支払ったら、さっさと帰宅しましょう。

注意しなければいけないのは、同伴者や主催者が参加賞を届けに来る場合があることです。

間違っても元気そうに自宅周辺で遊んでいたり、アルコールを楽しんでいることのないようにしましょう。

ゴルフコンペの行きたくない理由が人数合わせだったとき

コンペに行きたくない理由が、「ゴルフが嫌い」であれば、参加を命令した人に対してストレートに伝えた方が良いと思います。

いわゆる人数合わせで、どうしても参加して欲しいと言われ、しかもコンペの参加費やプレー代は自腹なんてことがあるものです。

やりたくもないゴルフに参加し、しかも悪い成績をみんなの前でさらされて、最終的にお金まで払わされての会費要員では、踏んだり蹴ったりの状態です。

しかし会費要員であれば、「ゴルフが嫌い」「ゴルフがヘタ」「自腹がイヤ」は、理由に入っていないはずです。

コンペの頭数を揃えることだけを考えたものなので、個人の感情や嗜好はまったく考慮しないはずです。

幹事役や主催者がそんな考えであれば、どんな理由があっても参加を強制してくるはずです。

そこで、「もしかすると当日用事ができるかもしれないので、参加費は先払いしておきます」と会費を先払いするのです。

当日はゴルフ場に電話をかけて、コンペ名と氏名を告げて不参加を伝えてもらいます。

一応不参加者に対する参加賞は会費の半返しが常識なので、支払った額の半額の出費と考えれば溜飲をさげることができるのではないでしょうか。

社内コンペのゴルフに行きたくないときの断わり方

業務命令ではない社内のゴルフコンペと言うのがあります。

年功序列型の企業に多く、退職後も上司と部下の関係は延々と続くことがあるようです。

こういった形態の企業では、ゴルフコンペや飲み会は社外のコミュニケーションととらえていて、任意だけど実質は強制参加になっていることが多いようです。

出世街道を驀進中ならまだしも、末端で幹事役の手伝いや賞品運びがメインの仕事では、行きたくないと思うのも不思議なことではありません。

スパッとゴルフを止めて、社内の付き合いを控えると言う手もありますが、縦と横の繋がりにこだわる企業体質ではその勇気と度胸はなくて当たり前です。

そんな企業体質でも、必ずゴルフをしないで出世している人はいるものです。

その人に付き従えば、とりあえずゴルフをしなくても済むようになります。

ほとぼりが冷めたら、そちらの付き合いも遠慮すれば、ゴルフをせずに仕事を続けていくことはできるはずです。

ゴルフがヘタだからコンペに行きたくない場合は上手くなろう

ゴルフコンペに行きたくない理由が「ヘタ」にあるのだったら、練習をすれば解決することができます。

短期間で急激に上達することはないかもしれませんが、ある程度だったらスコアアップを期待できる方法があります。

すべてのホールがトリプルボギーならスコアは126打です。

これをダブルボギーにすると108打ですから、「上手い」とは言えなくても以前よりは上達しているはずです。

とにかく5番アイアンを練習しましょう。

練習場でティーアップしたボールをたくさん打って、フェースの真ん中でとらえるようにするだけです。

飛距離は人によって違いますが、160~170ヤードくらいは飛ぶはずです。

ミドルホールならティーショットもセカンドショットも5番アイアンを使えば、3打目でオンできます。

ショートホールも距離に関係なく5番アイアンでティーショットして、グリーンの手前まで運んでセカンドで乗せます。

これでボギーペースなので、さらに1打分を上手く活用すれば、余裕でダブルボギーペースのゴルフはできるようになります。

上手くなればコンペで賞品をもらえて、今後は行きたいと思うようになるかもしれません。

行きたくないゴルフコンペを上手に断わることも大事

ゴルフコンペに行きたくない原因が業務命令であれば、サラリーマンがそれを断わるのには勇気がいるものです。

また突然の不参加は同伴プレーヤーにも迷惑がかかるので、事前に不参加できる方法を探した方が良いかもしれません。

ただし技量不足が原因であれば、ひたすら練習して上達すれば、その悩みは解決できると思います。