子供にゴルフをさせる場合の教え方。親の立場から考える。

最終更新日:2016/11/16

子供にもゴルフを教えたいと思う親御さんはいらっしゃいますか。

ゴルフ好きのお父さんは、子供にもゴルフをさせたいのではないでしょうか。

では、どのように始めさせたら良いのでしょうか。

教え方などについて考えてみたいと思います。

子供がゴルフを始めるきっかけ

休日、母親は家の掃除や洗濯を忙しく行なっています。

そして、テレビの前でゴロゴロしている父親に向って、「2、3時間ほど5歳の子供を遊びに連れて行ってあげて」と掃除をする間、外出して欲しい母親が言っています。

ですが、外は雨が降っていて、連れて行く場所が思いつかない父親は、休日によくいくゴルフの練習に連れて行ってみよう。と、ゴルフの練習場に子供を連れて行きました。

このようなきっかけで子供にゴルフクラブを握らせたお父さんもいるのではないでしょうか。

子供がゴルフをやってみたい。というケースもあるでしょうし、ゴルフを覚えさせてプロを目指してもらいたい。とゴルフをさせている親もいるでしょう。

先ほど話した親の思い付きで練習場に連れて行くケースもあるでしょう。

きっかけは何でも良いのですが、子供が初めてゴルフの練習に行って、楽しかった。と言ってくれると嬉しいですね。

子供は色々なものに興味を持ちます。

何らかのきっかけから才能が開花し、将来的にプロゴルファーが誕生するかもしれません。

ゴルフをしている子供達はどうやってゴルフを覚えているのか

ゴルフを始めた子供たちですが、どのように練習をしているのでしょうか。

多くの場合は、父親もしくは母親がゴルフをしていて練習場に一緒に連れていき教えているのだと思います。

中には祖父母が教えているという場合もあるでしょう。

では、プロに習っているという子供たちはどれぐらいいるのでしょうか。

2016年の日本女子オープンで優勝した高校生の畑岡奈紗さんは、プロゴルファーの中島常幸さんが主宰している「ヒルズゴルフ・トミーアカデミー」の生徒です。

このアカデミーでは小学4年生から高校2年生までを対象に生徒を募集しているようです。

また、プロゴルファーの坂田信弘さんが「坂田塾」というアカデミーを1998年頃から開講し、ツアーで活躍している女子プロゴルファーを何人も育てました。

このようなジュニアを育てる環境が近くにあり、本格的にゴルフをしたいという人は習いたいと思うのではないでしょうか。

ほかにもジュニアを育てているアカデミーがいくつもあります。

最初は身近な人に教えてもらい、本格的にゴルフをしたければ、教え方を知っているプロに習うという選択もあると思います。

ゴルフの教え方はキツイ方が良いか優しい方が良いか

プロゴルファーは、子供の時からゴルフを始めている人が多いですね。

3歳からゴルフをやっているという人もいます。

その子供たちは、ゴルフの上手な両親から教わっている人も多いのですが、どのような教え方をされてきたのでしょうか。

1つにはスパルタで育てられたケースがあります。

子供は遊ぶのが仕事、という言葉もあるぐらいですが、スパルタで遊ぶ時間もほとんどない小中学生時代を過ごし、プロゴルファーになった人が何人もいるようです。

ではそれぐらい厳しくしないとだめなのか、というとそうでもなくて、その逆に一度も怒られた記憶はなく、のびのびとゴルフをさせてもらって上手くなった。というプロゴルファーもいます。

好きこそ物の上手なれという諺の通り、楽しみながら上手くなった例ですね。

子供が自発的に頑張れるように促すことが出来るタイプのご両親であれば、褒めながらゴルフを上達させることが出来ると思います。

どのレベルにまで成長してほしいかは人それぞれだと思いますが、将来一緒に楽しくラウンド出来たらいいですよね。

ゴルフで教え方の上手な人ってどんな人?

子供のみならず、大人でもゴルフを教えてくれる人によって感じ方が違うと思います。

最近は一昔前より少なくなったと思うのですが、ティーチングプロのプライドが高く、お金を払っているのにとても傲慢で偉そうに指導する人が稀にいます。

もう二度と習いたくないと思わせる人ですね。

確かに間違ったことは言っていないのでしょうが、生徒の表情を読み取れていません。

ですが、子供の場合と大人の場合だと指導方法に変化を付ける必要があると思います。

というのも、大人の場合はある程度相手に理解させ、納得してもらってからその指導方法に取り組んでもらった方が双方にとってもやりやすいと思います。

ですが、子供の場合は、理論的に説明したところで、余計難しくなる場合もあると思います。

この練習をできるまでやりなさい。と言った方が、余計なことを考えなくてよい場合もあるでしょう。

教える立場から考えると、相手が理論で説明した方がいいのか、それとも説明は省いて動きだけを説明した方がいいのかをしっかり見極めて、適切な教え方をしてくれる人が望ましいのではないでしょうか。

子供をプロゴルファーにさせるには相当の覚悟が必要です

将来はプロゴルファーにさせる。と、意気込んでいる親御さんもいるのではないでしょうか。

ですが、自分の子供をプロゴルファーにさせるには相当な覚悟がなければ難しいでしょう。

まず移動手段ですが、ゴルフ場は電車で行けるところがとても少ないので、親が送迎しなければなりません。

また、教え方を問わずレベルが上がってくれば、試合は遠方で行われる大きな大会に出場するようになります。

そうなると、移動に合わせて宿泊も必要ですし、子供に帯同する時間的な余裕も必要です。

また、当然ですが、かなりの費用が掛かってきます。

一説によると数千万円単位での投資が必要となってきます。

金銭的な余裕と時間的な余裕がある程度なければ、なかなか難しいのではないでしょうか。

全国大会に出場できるレベルに達するぐらい成長してから考えてもいい話ではあるのですが、他のスポーツ(特に団体競技)などに比べると、ゴルフは個人競技で経費がかなりかかるスポーツに分類されますので、頭の片隅に入れておいた方がいいでしょうね。

ですが、投資に対するリターンもあります。

プロになり活躍出来ればかなり大きな賞金が手に入る夢のスポーツでもあるので、将来が有望であれば夢を追いかけてもよいかもしれませんね。

教え方の上手いツアープロに習ってみよう

教え方が上手くてもツアープロはトーメントを転戦しているので、子供のレッスンなんてしている暇はないんじゃないの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、男子も女子もツアーイベントの一環として、ジュニアレッスン会を実施している場合があります。

ある試合で見た時は、5人ぐらいのツアープロがそれぞれ5人ぐらいの子供を順番にレッスンしていました。

1人あたりの時間にすれば10分程度かもしれませんが、子供にとってはテレビで活躍しているプロ達が教えてくれるので、生涯忘れない出来事かもしれません。

また、その経験により、一気にゴルフの腕が上達するかもしれません。

ジュニアレッスン会をすべてのトーナメントで実施しているわけではないですので、色々と調べてみる必要がありますが本気でゴルフの練習を取り組んでいる親子であれば、ツアープロのレッスン会にチャレンジしてみても良いと思います。

また、ツアーイベントのレッスン会以外でもツアープロにスイングを見てもらうチャンスがあるかもしれませんので、色々と情報収集してみてはいかがでしょうか。

教え方の上手な良き指導に出会いたい

ゴルフを始めた子供に対して、親御さんがずっと指導出来れば最高だと思います。

ですが、それほど教え方が上手ではなければ、教え方の上手な指導者を探してください。

肩書ではなく、評判の良い指導者に出会えるかどうかで子供のゴルフの腕前も変わってくると思います。

良い選手は良い指導者から生まれますので、サポートする親御さんも頑張ってみて下さいね。