ゴルフの謎!インサイドインVSインサイドアウト!ドロー打ち

最終更新日:2018/04/20

ゴルフをする上で、誰もが一度は憧れるドローボール。

気持ち良くドローボールで飛ばそうと練習に励んだことはありませんか?

また、途中で挫折して、フェードボールで攻めている人も多くいることでしょう。

ドローボールのキーワードは「インサイドイン」「インサイドアウト」です。

今回は、ドローボールの打ち方を伝授しますので、皆さん参考にしてみてください。

そもそもゴルフにおけるドローボールとは?

まずは、ドローボールについて説明していきます。

ドローボールとは、ボール弾道の中の1種類であり、右への出球となったボールが目標方向に向かって左に戻ってくるボール弾道のことを指します。

弾道には9種類の弾道法則があり、その中の1つなのです。

ちなみにその他の弾道は以下になります。

・プルフック(左に出球が出て、そこからさらに左へ曲がる)
・プル(左に出てそのまま真っ直ぐ飛ぶ)
・プルスライス/フェード(出球が左に出て右に戻る)
・フック(出球真っ直ぐで左に曲がる)
・ストレート(目標方向に真っ直ぐ飛ぶ)
・スライス(出球真っ直ぐで右に曲がる)
・ドロー
・プッシュ(右に出てそのまま真っ直ぐ飛ぶ)
・プッシュスライス(右に出て、そこからさらに右へ曲がる)

このようになっています。

こうしてみるとゴルフボールの弾道の種類の多さにびっくりしますよね。

この中で、ナイスショットとなるのが、ドロー、フェード、ストレートとなります。

場面に応じては、インテンショナルにフックやスライスを打つこともコースマネジメントにおいてはあります。

そして、この弾道の法則と、スイング軌道がリンクするのがポイントとなります。

インサイドインで振れば、どの弾道、インサイドアウトで振ればどの弾道が出るなどが分かるのです。

そして、軌道とクラブローテーション比がマッチすると、思い描いている弾道になるのです。

ゴルフスイングで一番綺麗なインサイドイン

インサイドインスイングをしているゴルファーのスイングを見ると、本当に美しいスイングに見えます。

プロゴルファーの大半の選手は、インサイドインスイングで振れています。

それに比べて初心者の多くは、アウトサイドインスイングとなっているので、見比べると一目瞭然です。

インサイドインスイングは、上半身の向き、手元、クラブヘッドが常に一緒の方向に動いていて、流れる動作でスイングができているように見えるために綺麗なのです。

持ち球次第では、意図的に違うスイングをしているプロゴルファーも存在しますが、基本的には皆インサイドインスイングをしています。

そして、ドローボールを打つための1つの方法として、このインサイドインが必要不可欠なのです。

後ほど、インサイドイン軌道でのドローボールの打ち方を記載いたしますので、お待ちください。

ゴルフは、1つの型のみではないので難しいですが、逆に色々な理論があって試行錯誤することではまる人が多いようです。

インサイドインでドローボールを打つには

ゴルフボールの球筋を操作するには、フェースの向き、体の向き、軌道の3点が必要となります。

まず、インサイドインスイングというのは、オンプレーンスイングにあたるため、軌道としては真っ直ぐになります。

従ってインサイドインの場合は、軌道での調整をしていないということが分かります。

そこでドローボールになるためには、まず出球が右に出る必要があります。

右に出るためには方法が2つに絞られます。

1つは、フェースの向きを開くことです。

フェースが開いて当たれば、ボールは右に飛びます。

しかし、フェースが開いていると右回転がかかるので、ドローボールのように左にボールが戻ってきません。

左回転をかけるにはフェースを閉じる必要があります。

ここでフェースを開くというのは不適切だということがこれで分かります。

では、2つ目の体の向きを見てみましょう。

体の向きを初めからクローズドスタンスにしておけば、その体のラインに真っ直ぐ振る事で、ボールは右に出ます。

そして、左回転にするために、フェースを閉じてインパクトすると、出球が右に出て左に曲がるドローボールが完成します。

ゴルフスイングにおいてのインサイドアウトとは?

では、今度はインサイドアウトについて見ていきましょう。

こちらは、インサイドインとは違い、体の回転に逆らった動きが入ります。

体は左に回転してダウンスイング~フォローに入るのに対して、インサイドアウト軌道の場合は、一度クラブヘッドを右方向に振り抜きます。

そのため、体から大きく離れたダイナミックなフォローとなり、こちらも振り抜きの体勢を見ると美しいというよりかは、格好良い見た目というのが適切かもしれません。

飛ばし屋と呼ばれる人たちの多くがこのように振り抜いています。

インサイドインを流れる美しいスイングとすると、インサイドアウトはダイナミックで格好良いスイングということです。

ゴルフスイングは一通りではないので、どのスイングに憧れるかは人それぞれですが、こちらの2つのドローボールのためのスイングタイプと、もう1つフェードボールを打つために、アウトサイドイン軌道が主流となっています。

インサイドアウトでドローボールを打つには?

インサイドアウト軌道でドローボールを打つための方法です。

インサイドインとは違い、こちらの場合は軌道で出球を右に調整します。

右にクラブヘッドを振り抜いていくので、自然と右にボールが出るのです。

ただし右に出たボールを左に戻すためには、クラブフェースを閉じる必要が出てきます。

インサイドアウト軌道にする量と、クラブフェースを閉じる角度を同じにすることで、目標方向に戻ってくる綺麗なドローボールを描くことができます。

ここでは、軌道で出球を右に出しているので、体の向きはスクエアで大丈夫です。

ゴルフの面白さがここでも分かりますが、同じ球筋を打つために違った方法で打つことができるのが分かります。

どちらも試して合っている方のやり方を採用すれば良いので、練習のモチベーションにもなるでしょう。

なかなかドローボールを打てなくて悩んでいる人は、次にその答えが書いてあるので、次の項目に注目してみてください。

インサイドインとインサイドアウトの向き不向き

どちらの方法でもドローボールの打ち方を解説したところで、今度はどちらの打ち方がどんな人に適しているかを紹介します。

まず理論派ゴルファーは、インサイドアウト軌道でドローボールを目指すことをオススメします。

知識先行型で、その知識を駆使してスイングを作っていき、目標の球筋を目指す人は、軌道で球筋を調整する方が向いている人が多いからです。

右に振れば右に飛びますし、フェースを閉じれば、左回転がかかるという単純なことを思い浮かべてスイングができるので、すぐにできるようになる可能性が高いです。

反対に、感覚派ゴルファーは、スイングの軌道をいじると感覚が狂ってしまうため、軌道をいじらないインサイドインスイングでのドローボールを目指しましょう。

アドレスの構えの向き、フェースの向きを変えることで、あとはいつもどおりのスイングをするだけで、自然とドローボールが出る仕組みですから、感覚が変わらなくて済みます。

もちろん、どちらの方法を試しても良いのですが、感覚派ゴルファーは、感覚を取り戻すのに時間を要するので崩れないようにだけ気をつけてください。

ゴルフ場でいきなり試すと危険なので、まずは打ちっぱなしで試しましょう。

インサイドインVSインサイドアウトの結論

基本的には、どちらも理にかなった打ち方のため、勝敗をつけるのは、やってみた自分自身で決めてください。

自分の球筋調整に関して今後も軌道で調整するのか、体の向きで調整するのかが参考になります。

自由自在に球筋を打てたら、ゴルフがますます楽しくなりますね。