【ゴルフ上達】ダウンスイングはゆっくりリズムで飛ばそう

最終更新日:2016/11/05

ゴルフのダウンスイングには上達へのポイントが沢山詰まっています。

ゆっくりスイングを心がけるだけでオンプレーンに乗せやすく、トップで溜まったエネルギーをボールに伝えやすくなります。

誰が見てもゆっくり振れるようになったら最高ですが、まずは自分の中でゆっくり振る意識を持ちましょう。

ゆっくりダウンスイングのプロゴルファー

日本男子のトーナメントをテレビで見ていると、みんな早く振っているように見えるかもしれませんが、実際はトップで切り返すための”間”があり、ダウンスイングに入ってきます。

男子プロだと藤田寛之プロなどは、トップで間を取ってゆっくりとダウンスイングに入っているのがよく分かるのではないでしょうか。

また、女子プロは比較的ゆっくりとダウンスイングしているように見えると思います。

藤田プロや女子プロなどを参考にしてみて下さい。

でも、ゆっくり振ると飛ばないのではないか。と感じる人もいるかもしれませんが、そうでもありません。

特に女子プロなどは、ゆっくり軽く振っていても、一般アマチュアゴルファーよりも飛距離が出ていると思います。

バックスイングもゆっくり上げ、トップで力まずに間を取るようにして、ダウンスイングもゆっくりを心がけて下さい。

ゆっくりしたダウンスイングでミート率がUP出来れば、確実に良くなってくると思いますよ。

ゆっくりダウンスイングは自由落下を使える

ゆっくり振っているように見える人と早く振っているように見える人がいますが、プロのスイングとアマチュアのスイングでは理由が違う場合があります。

トップからの切り返しでは下半身から始動していき、それにつられるようにクラブが降りてきます。

プロの場合、ゆっくり振っている人も早く振っている人も同じような流れになります。

しかし、アマチュアの場合は、下半身からの始動ではなく上半身から始動しているケースもあります。

これはオススメ出来ないスイングです。

上半身でボールを打ちにいくと、手打ちになったりしますし、体を使ったスイングのパワーが十分に使えなくなってしまいます。

アマチュアの場合は、ゆっくりしたダウンスイングを心がけることで、下半身から始動していき、それの流れで、クラブが自由落下してくる感覚を掴めると思います。

早く振ろうとすると、この流れが出来にくくなってしまいますので、ゆっくりしたダウンスイングの練習をしてみて下さい。

ゆっくりダウンスイングは右足かかとが浮かない

プロのスイングを見ていると、バックスイングした後にトップからは、下半身リードで腰を切っていきます。

その流れで、右足のけりを入れるプロもいます。そういうタイプのプロはダウンスイングも早いように見えます。

また、下半身リードで腰を切っても、ゆっくりとしたダウンスイングをしていて右足の踵が浮かないプロもいます。

どちらも間違っていませんが、右足のけりをするプロは少なくなってきているように感じます。

これはプロゴルファーの話です。

アマチュアは、トップから下半身リードでスイング出来るかどうかが最初の課題です。

上半身に力を入れすぎたり、早くダウンスイングしようとすれば、トップからの下半身リードで流れるようなスイングは中々出来ないでしょう。

そこでお勧めするのがゆっくりスイングです。

トップからゆっくりなダウンスイングを意識していけば、下半身リードでダウンスイングしやすくなります。

そして、足が無駄な動きをしていなければ、右足の踵は浮いてきません。

ゆっくりダウンスイングを心がけて、右足が浮いていないかチェックしてみてはいかがですか。

ゆっくり振れると力みが抜ける

いつもフルスイングをしてる人に、スイングの振り幅は変えずに、いつもの5割程度の飛距離を打ってみて下さい。というと、出来ない人が沢山います。

あなたはいかがですか。

実はゆっくり振るのは誰でも簡単にできることではないのです。

そして、ゆっくり振ることが出来る人は力みのないスイングが出来る人なのです。

ゆっくり振るとはどうすることか。というと、下半身主導で上半身をリラックスさせて、腰を切るスピードなどをゆっくりしていくことです。

その結果、上半身(特に腕や手)の無駄な力が抜けて、スムーズな流れでクラブを振りぬくことが出来ます。

プロ野球の試合をTVで見てみて下さい。

しっかり腰を切ってからバットを振りぬいています。

サッカー選手も同じです。

ボールを遠くへ蹴ろうとすれば腰を切ってから足でボールをヒットさせています。

ゴルフも野球もサッカーもインパクト時は自然と力が入っていますが、インパクトの前はわりと力みがないものです。

ゆっくり振る練習をして力みのないスイングを作っていてください。

ゆっくり振れるとアプローチが上手くなる

いくつかの距離が異なるアプローチショットを見ると、その人がどれぐらいのゴルフの力量があるかわかってきます。

えっ、と思われるかもしれませんが、ショットはミスしてもリカバリーができます。

しかし、アプローチはダイレクトにスコアにつながってきます。

アプローチが上手いか下手かでスコアは全然違ってきます。

さて、そのアプローチですが、ショットと同じようにゆっくり振れると上手くなります。

なぜなら、ショット以上に腕や手だけで打っている人が多いからです。

20ヤード程度の短い距離も下半身を使うの?と疑問に思う人もいるかと思います。

短い距離も下半身リードで打っても問題ないです。

ですが、下半身は使わずに上半身だけでスイングしても良いです。

ただ、その場合、手先で打つのではなく、もっと大きな部分を使ってスイングします。

手先は器用に使える反面、早い動きをしてしまいがちだからです。

肩や胸を右・左と動かしながらいつも一定のリズムで振れるように出来れば上手に打てます。

アプローチもゆっくりスイングを心がけてみて下さい。

車の運転と同じでエコなのです。

ゆっくりとスイングをするメリットを少しは分かってもらえましたか。

ゆっくりスイングを心がけることで、クラブの動きが良くなり結果的にボールが良く飛ぶようになったり、アプローチが上手くなったりします。

いつも全力で上半身に力を入れすぎていると、ミスショットも多くなってしまうと思います。

無駄な力や無駄な動きはどんどん省いていきましょう。

車の運転も省エネで良いですし、ゴルフのスイングも省エネで良いんです。

全然思いっきり振っているように見えないけれど、ボールが良く飛ぶようねぇ。とか、簡単そうにアプローチしているのに上手いですよね。などと言われるアマチュアを目指してみてください。

そのレベルに達するには、日々の努力が必要だと思います。

ゆっくりスイングも最初は難しいと思います。

ですが、その練習をすることによって、1段階上のレベルに達することが出来ます。

そして、ゆっくりとスイングすることで気づくこともあると思いますよ。

飛ばさないゴルフのススメ

男性の方を前提に話をしますが、あなたはレディースティからプレーしたことはありますか。

ほとんどの男性はレディースティからプレーしたことはないと思います。

ですが、レディースティーからプレーすると新しい発見があるのです。

それは何かというと、遠くへ飛ばさなくていい。ということです。

女性と一緒にラウンドして、男性のあなたも同じティからプレーしてみて下さい。

早く振る必要も遠くへ飛ばす必要もないので、ゆっくりとしたスイングができ、とても良いスコアで回れると思いますよ。