【ゴルフ上達】体重移動の際、足裏を意識出来ていますか?

最終更新日:2016/10/28

ゴルフにおいて体重移動は必要なことです。

積極的にやるか、なるべく動かないようにするか様々な意見がありますが、体重移動は必ず起こってしまう現象です。

皆さんは体重移動を意識するときどこにポイントを置きますか?

腰、股関節、膝といろいろなところが思い浮かぶと思います。

今回は少し視点を変えて足裏にこだわってお話ししたいと思います。

ゴルフに体重移動は絶対必要なの?

ゴルフに体重移動は必要です。

しかし体重移動を強く意識しすぎてしまうとスイングで大切な軸がブレてしまうので、そこは十分に気を付けてください。

アドレスでは両足に均等に体重をかけます。

バックスイングの際に体重を右足にぐっと持っていきます。

ダウンスイングの時に一気に左足に体重をかけてしまう人が多いですがそれは間違いです。

インパクトまではどちらかというとまだ右足に体重は乗せたままの方が良いです。

インパクトと同時くらいのタイミングで一気に左足に体重を乗せるようにするのが正解です。

体重移動の際に足裏を踏ん張ることを意識することも大切です。

アドレスの時はつま先に体重を乗せるのですが、体重移動を上手くするには足裏の踏ん張りをしっかりとします。

そこがしっかりとできないと、軸がぶれることはもちろん、体重移動がうまくいかずスエーしてしまいます。

しかし実は、あまり意識せずとも人は自然に体重移動をします。

ただ飛ばそうと思うと体重移動がついていかず、手打ちのようになってしまうので気を付けてください。

ゴルフスイングで体重移動をすると足裏はどうなりやすい?

ゴルフスイングで体重移動をすると足裏が浮きやすくなります。

足裏が浮いてしまうと体重移動がうまくいきません。

体重移動で一番大切なのは足裏の踏ん張りなので浮かないように気を付けてください。

オーバースイングの方に多いのですが、バックスイングのトップで左かかとがめくれてしまいます。

スイングが小さくなっても左かかとがめくれないように意識して体重移動したほうがずっと飛距離はでます。

左かかとが浮く原因はバックスイングの際に右足に体重移動しすぎています。

左かかとが浮くようなバックスイングをしてしてまうとダウンスイングでの体重移動が遅くなります。

体重移動が遅くなるとインパクトは逆に速くなります。

そうなると最悪の結果になってしまいます。

またフォローで右のかかとが浮いてしまう人は、体重移動がうまくできていない人です。

体重移動してから体が回転するのが正解のスイングです。

体重移動したインパクトは右足の内側で地面を蹴ることが大切です。

それができるとフォローが大きくなり飛距離と方向性が良くなります。

体重移動がしっかりと出来ると足裏は最後まで見えない?

韓国出身の女子ゴルファーのスイングでよく言われるのが「べた足スイング」です。

彼女たちは足裏がめくれることなくずっしりと踏ん張った足で体重移動をします。

きれいにフィニッシュを決めたときにようやく足裏が見えます。

挑戦された方もいらっしゃるでしょうが、これが結構至難の業です。

足腰がしっかりと鍛えられ、柔軟性もあって捻転ができていないととても難しいです。

最後まで足裏を見せないほどのべた足スイングは難しいですが、それを意識するということはとても大事です。

足裏がめくれてしまうと体重移動もスイングもうまくいかないので、なるべくめくれないようにしましょう。

べた足スイングができるようになると、下半身がしっかりと固定され安定したスイングを手に入れることができます。

また、ダフりやトップなどのミスショットを減らす効果も大いに期待できます。

下半身が安定するとスイング軸が安定するのです。

下半身が動くと安定せず、スイング軌道が乱れます。

その結果ミスショットが発生しやすくなるのです。

体重移動の感覚を養うために裸足で足裏を鍛えよう!

ゴルフスイングの土台といってもいいほどの足裏の筋力を鍛えるトレーニングをすることも大事です。

フローリング等の床にタオルを敷き、裸足になって足の指でタオルを手繰り寄せます。

決して難しいトレーニングではないのですが、普段あまり使わない筋肉なので、実際にやってみると足裏の筋肉がツルことがあります。

これはアドレスの際に、両足の指で地面をつかむイメージで構える感覚を養うことに効果的です。

また宮里藍選手が幼い頃に行っていたトレーニングなのですが、練習場でスタンスを取るところにビニールを敷きます。

そこに裸足で立ってボールを打つのです。

もちろん最初は打つこともままならないでしょうから、スイングをするだけでも十分です。

きっとスイングするだけでも一苦労だと思います。

しかし、不安定だからこそ足裏をずっしりを構えてスイングしないとよろめいてしまいます。

よろめかなくなった時には、足裏も鍛えられ不安定な状況でもしっかりと体重移動ができ軸のぶれない完璧なスイングができるようになります。

実際宮里藍選手はいまだにこの練習をしています。

足裏の硬いゴルファーは体重移動が下手?

足裏が硬いとふんばりが利かないので体重移動が上手にできません。

ゴルフに限らず、アスリートで足裏のストレッチをしてほぐしている選手は多いです。

有名なのは野球のイチロー選手です。

幼少期から足裏のストレッチを重要視しています。

今でも専用のマッサージ機で毎晩足裏をほぐしています。

足裏がほぐれていると体重移動だけでなく、スポーツのパフォーマンス向上の観点からみても大変重要なことなのです。

足裏だけでタオルを手繰り寄せることができますか?

足裏が硬いとこの動作だけでもとても難しいです。

また足裏が硬いと、足裏のどこに体重をかけているかなどの感覚も難しいです。

ゴルフの体重移動では、足裏で感じる体重移動も大切になってきます。

足裏での体重移動から体の体重移動もやっていくのです。

立ち仕事や合わない靴を履いていたりすると足裏が硬くなってしまいます。

日頃あまり意識していないでしょうが、自分の足裏をチェックしてみてください。

少しでも硬いなぁと思った方はストレッチやマッサージなので足裏をほぐすことをオススメします。

足裏をほぐすにはゴルフボールを踏もう!

足裏をほぐすには、専用のマッサージ機があります。

しかしそれを買わなくても簡単に足裏を柔らかくほぐすストレッチがあります。

使えない傷だらけのゴルフボールをお持ちの方は多いでしょう。

ゴルフボールで行う「足裏の筋膜リリース」です。

まずは立って力を入れずに、自分の体の重力で沈む感覚でじわっと踏むのがポイントです。

ゴルフボールの上に足を乗せ、気持ち良いと感じる位の体重をかけます。

片足ずつかかとから親指のライン、かかとから小指のラインに沿ってボールを転がさずにゆっくりと踏み、もう一方の足も同様にボールを踏みます。

ボールを踏んだまま足の指をグーチョキパーと動かすのもさらに効果的です。

また椅子に腰をかけ、ゴルフボールの上に足を乗せ、気持ち良いと感じるくらい体の体重をかけ、かかとから爪先へと上下、左右へボールをコロコロを転がします。

ゴルフボールはとても硬いのでしっかりと硬さをほぐしてくれます。

これを毎日行うだけで足裏はかなりほぐされます。

自分では気づいていない方が多いと思いますが、硬い方は結構います。

体重移動のために足裏の筋肉を鍛えることも大事ですが、まずはほぐすことから始めてみましょう。

やりすぎはミスショットしか生み出しません

体重移動に関してはいろいろな雑誌や本にも必ず取り上げられています。

しかし体重移動を気にしすぎてしまってダメになってしまう人が多いです。

体重移動をしすぎてオーバースイングになったり、足裏が浮いてしまったりなどです。

捻転もしかりです。

捻転を意識しすぎてしまい、軸が完全にぶれてしまう方も多いです。

ゴルフはとても繊細なスポーツなので、やりすぎてしまうと必ずミスショットに繋がります。

何かを意識するときは、まずはしっかりと基礎を固めて取り組むことをオススメします。

スイングの基本となるのはやはり足裏です。

クラブを持たずに足裏だけで体重移動を意識して練習することをオススメします。

そこから初めてクラブを使ってスイングに必要な捻転などを練習しましょう。