ゴルフ上達にはグリーンの傾斜の読み方をマスターしよう!

最終更新日:2018/01/01

ゴルフスコアを縮めるにはパット数を減らすことが何よりも大切です。
1ホールで2パット以内になるように意識すればスコアがまとまってきます。

100切りを目指している人なら特に、グリーン上での傾斜の読み方をマスターしてパット数を減らせるようにしましょう。

ゴルフで一番大切なのはグリーン

ゴルフで一番大事なのはグリーン上ではないでしょうか。

ドライバーの飛距離が出る、フェアウェイがキープできる、ということも確かに大切です。
しかしそれはグリーンに少ない打数で辿り着くためですよね。
そして、アプローチでミスなく、なるべくカップに寄せることや、バンカーショットが1度でしっかり出るように練習することも全てスコアを良くするためでしょう。

ゴルフは皆さんがご存知のようにいかに少ない打数でそのホールを終えるかというスポーツです。
ですから当然パット数が少ないことも大切な要素となります。

では、そのためにどうすれば良いでしょうか。
まずアプローチでカップに寄っていることが大切です。
しかし寄せた後、しっかりと距離、傾斜を読んでカップインすることはもっと大切です。
長いショットも短い距離のパットも同じ1打ですから、ショットの練習をたくさんするのと同じように、グリーン上の傾斜の読み方も習得しておきたいものです。

グリーン上での傾斜の読み方は歩測が大事

グリーンの上にボールが乗っていたらどのように過ごしていますか?
マークをして、ボールを拭いて、他の人が打つのを見ることは間違いなくしているでしょう。

ただその間に自分がカップインするために距離や傾斜を見ていますか?
打順が来るまでぼーっと立っているだけでは駄目です。
しっかりプレー中としてパターのためにグリーンの情報を得るようにしてください。

傾斜を見る時は、ボールの位置からカップを見て、クラブを垂直に立てた面から傾斜しているかを見るということは良くしている方を見ますが、歩測はしていますか?

歩測は確かに距離を見るために行うものですが、歩測で見れるのはそれだけではありません。
カップの回りを見たり、少し離れてみてボールからカップへの傾斜がどのようになっているか見ることもできるのです。

同組で回っている方に迷惑を掛けないこと、スロープレーにならないようにすることはゴルフのマナーとして大前提ですから注意する必要がありますが、歩測も傾斜の読み方の一つとして積極的に行っていきましょう。

また、最近はスマホでも傾斜や芝目が読めるアプリもあります。
エンジョイゴルファーなら、一度使ってみても良いかもしれませんね。

傾斜の読み方が分かったらパット練習あるのみ

傾斜の読み方はグリーン上での歩測や、アプリで見れることが分かりましたね。
そうして傾斜の読み方が分かるようになってきたら、さらにグリーンを制するためにパット練習をしましょう。

パットの練習はパターと少しのスペースがあれば家の中でも充分できます。
パターマットはたくさんの種類が販売されていますから、家のスペースに合わせて購入するのがオススメです。

1日に15分と決めたり、20打カップインすると決めたりして毎日練習しましょう。
できれば近い距離と、外しごろの2メートルくらいを練習したり、距離の打ち分けができると良いでしょう。

自宅での練習で大切なのは、真っ直ぐパターを振るということです。
折角傾斜が読めても、真っ直ぐにパターが打てなければ意味がありません。
狙った通りに打つためにもパターの練習をしっかりしましょう。

自宅でもパター練習はお金の掛からないゴルフ練習にも関わらず効果が出やすいので、1週間でも1か月でも継続すると次のラウンドのスコアが縮むのを実感できるはずです。

グリーン上を楽にするために傾斜の読み方が大切

傾斜の読み方が生かせるのはパターだけではありません。
20ヤード、30ヤードのアプローチでも、グリーンがどのように傾斜しているか分かれば随分と違ったものになってきます。

なるべくピンに寄せようと近くに打っても球が下りの傾斜に乗って思っていた以上に転がってしまったり、逆に思ったより転がらなかったり、ゴルフ初心者の方は良く経験することです。

しかしグリーンに乗る前から傾斜をしっかり読めていて、アプローチした球の落としどころが計算できていれば、グリーンに落ちた後の球が思ったように転がっていくのです。
また、止めたいと思った球が止まることも増えてくるでしょう。

傾斜が読めるようになったらそれに合わせたアプローチをするための練習も、もちろん大切にしてください。

100ヤード近い距離であってもパターほどの正確な傾斜の読み方では無くても、どこが上っている、下っているといった大雑把な読みでも計算ができていれば、次に打つパターはずっと楽になります。
グリーンに乗せるなら、コースガイドから得られる情報も含め、グリーン上の傾斜を把握し、次のパターに繋がるグリーンオンをできるようにしましょう。

ゴルフ上達にはグリーンが大切

ゴルフ上達に向けてグリーンを意識することがとても大切です。
やみくもにショットを打つ練習、パターの練習をするのではなく、いかに少ない打数でグリーンに乗せるかを意識すること、パターを真っ直ぐ思った方向に打つことを意識した練習がコースでも生かされていきます。

グリーンの読み方は実際コースに出てみないと分からない部分が多いですが、ラウンド前の練習グリーンでは必ずしっかりと時間を取ってグリーンの速さを感じながらパター練習をしましょう。

練習グリーンでも傾斜の読み方をラウンド中のように行うと、スタートホールから戸惑うことなくグリーン上でのプレーができます。

また、ラウンド前の練習をしっかり行うためにゴルフ場に早めに到着する、というのも時間通りのスタートを万全の準備で行うためにもとても大切ですよね。

傾斜の読み方を鍛えるにはラウンドに出るべし

繰り返しになりますが、傾斜の読み方というのはなかなか実践しないと分からないものです。

パターマットでの練習は基本的には距離感と方向の練習と割り切って行いましょう。
また、シミュレーションゴルフは割と正確に傾斜などを表現していますが、実際のグリーンは日が差している方向や湿度、芝の順目、逆目でも大きく見え方も変わってくるものです
コースとは情報として入ってくるものが大きく違いますから、練習にはなるもののやはり傾斜の読み方をマスターしようというのには物足りないものです。

ですから実際のコースに出た時にグリーンの読み方の経験は積んでいく必要があります。それはショートコースでも良いでしょう。
アプローチとパターだけでも練習回数を増やし、グリーンに触れる機会を増やしましょう。

コースに出た時には、同組、そして後ろの組のゴルファーにも迷惑を掛けず、時間を多く掛けることができない中で、グリーン上でいかに情報を得るかは経験が物を言います。
そのためラウンドに出る機会を増やしていく中で傾斜が読め、パターが得意なゴルファーに進化していきましょう。

グリーンを制するものはゴルフを制する!

ゴルフスコア短縮のためにはグリーン周りがとても大切になってきます。

ゴルフの練習というと、ドライバーや飛距離の出るクラブを一生懸命スイングする方も多いですが、パットや短い距離のアプローチも同じ1打です。
無駄な1打を生まないためにも傾斜の読み方をマスターしてゴルフ上達の道を進みましょう。