有村智恵選手が、プロになってからずっとウェアー契約していたのが、ビバハート(VIVA HEART)です。
10年という長い期間だったのもあって、ビバハートと言えば有村智恵選手と言う強いイメージがありましたね。
しかし2017年ビバハートとのウェアー契約解除になりました。
そして今回、新たなスタートを迎えた彼女に注目していきましょう。
あの時の有村智恵選手はすごかった
ここ数年ゴルフを始めたと言う人にとっては、有村智恵選手に強いイメージがあまりないかもしれません。
しかし全盛期の彼女は本当に凄いプレーヤーだったのです。
当時は、日本女子屈指のショットメーカーと言われていました。
そんな彼女は2017年に契約解除をするまで、2006年プロに転向してからずっと、ビバハートとウェアー契約していました。
ビバハート自身も彼女と一緒に知名度を上げていったと言っても過言ではありません。
2008年に20歳と220日で初優勝を飾ってから、2009年・2011年・2012年と賞金ランキング3位になっています。
2011年には世界ランキング13位と世界でも上位にいました。
そしてその年の7月、スタンレディースゴルフトーナメントの1日目に、アルバトロスとホールインワンを達成したのはご存知でしょうか。
1日でアルバトロスとホールインワンを決めるのは、女子の世界ツアーで初、日本プロゴルフでは男女通じて初の快挙でした。
もちろんそのツアーでは完全優勝を果たしたのは言うまでもありません。
しかし2013年からのアメリカツアー本格参戦が彼女をダメにしてしまったようです。
どうやらアメリカの地は彼女には向いていなかったようです。
有村智恵とウェアーの契約解除をしたビバハート
有村智恵選手との長年のウェアー契約解除をしたビバハートは、女性に人気のゴルフウェアブランドです。
女の子らしいビビットな色使いをしているので、女の子心をわしづかみです。
2004年にデビューした、まだまだ歴史の浅いブランドではありますが、そのゴルフウェアーにはなかなか無いお洒落なデザインで、知名度、人気ともに上がっています。
スポーティーなデザインであっても、明るいカラーやハートモチーフのアクセントが付いていたり、トロピカルプリントが施されていたりと、着るだけでパワーをもらえそうなものが多数あります。
またビバハートは、ゴルフウェアだけでなく、キャディバッグやゴルフ用品、小物などゴルフに関する様々なものも販売しています。
キャディバッグもとてもカラフルで、カートに乗っている自分のキャディバッグを見るだけでテンションが上がるでしょう。
そんなビバハートのコンセプトは、”身にまとうプレーヤーはもちろん、周りの仲間たちまでハッピーになれる!”です。
全身コーディネートからゴルフ用品まで、全てビバハートにしてみんなをハッピーにしましょう!
有村智恵とのウェアー契約解除の後に契約した選手は
ビバハートが有村智恵選手とのウェアー契約解除をした後に、新たにウェアー契約を交わしたプロゴルファーは、永井花奈選手です。
永井花奈選手は、高校2年の時に日本女子オープンで3位に入るなど、アマチュアのときから注目されていました。
そんな彼女は2016年のプロテストでトップ合格を果たしています。
アマチュア時代から、アメリカツアーや、韓国ツアーのQTに挑戦するなど、海外挑戦に意欲的な選手でした。
ビバハートは、彼女のそんなチャレンジ精神旺盛な姿に共感して、契約の締結を決定したと話しています。
海外挑戦に失敗した有村智恵選手と契約解除して、海外挑戦に意欲的な永井花奈選手と契約締結とはなんとも皮肉な感じがしますね。
しかし有村智恵選手ともプロ転向以来10年ずっと一緒にがんばってきたので、今度はプロ転向したばかりの永井花奈選手と10年一緒にがんばっていくのでしょう。
まだあまり目立った活躍はないのですが、今後非常に期待できる選手であることは間違いないです。
ビバハートとのウェアー契約解除後、有村智恵が契約したのは
ビバハートとのウェアー契約解除後に、有村智恵選手が心機一転契約を交わしたのが、「ニューバランスジャパン」です。
ニューバランスジャパンは、2016年の3月にゴルフ業界参入を発表したばかりです。
もともとお洒落スポーツブランドと言うこともあって、お洒落なゴルフウェアーに注目です。
今シーズンが始まり、既にニューバランスジャパンのウェアーを着用している有村智恵選手ですが、ビバハートとは全く雰囲気の異なるデザインではあるものの、原色好きな彼女らしいチョイスのウェアーをお洒落に着こなしています。
不調続きの彼女には、ビバハートとのウェアー契約の時のように、新たなゴルフウェアーブランドと一緒にがんばっていってほしいですね。
そして注目したいのは、ウェアーだけではないのです。
ニューバランスジャパンが力を入れているのは、ゴルフシューズです。
元々、偏平足などを治す矯正靴メーカーとして誕生したのがニューバランス。
ゴルファーにもいるであろう偏平足の方には、ニューバランスのゴルフ参入は喜ばしいことではないでしょうか。
偏平足の人には持ってこいの耐摩耗性に優れたスパイクレスのシューズもあるので、興味があれば試着してみてください。
ウェアー同様にゴルフクラブも心機一転
有村智恵選手が契約解除したのは、ウェアーだけではないのです。
ビバハートとの契約同様、ドライバーからアイアン、ウェッジまでプロ入りからずっとブリヂストンと契約していました。
しかし今シーズンからYAMAHA(ヤマハ)と新たに契約の締結をしました。
そして同時期に大山志保選手もYAMAHA(ヤマハ)と新たに契約の締結をしましたね。
現在ヤマハのクラブブランドは「RMX(リミックス)」と「inpres(インプレス)」です。
ヤマハがターゲットにしているのは、
RMX→向上心と闘争心を持つアグレッシブなゴルファー
inpres→飛距離を復活させたいシニアゴルファー
と言うことで、RMXに一致したのが、あきらめない姿勢や向上心、闘争心を前面に出して戦う大山志保選手でした。
そしてinpresのイメージと重なるのが、日本で「完全復活」を目指す有村智恵選手だったのです。
プロゴルファーはクラブ契約をコロコロと変更するのは敬遠しますが、なんとヤマハは両選手に2年越しでアプローチをかけ、やっと契約に至ったのです。
今シーズンの有村智恵選手への期待感
昨シーズンは目立った活躍もなく賞金ランキング80位に終わった有村智恵選手。
ラウンド中に悔しい表情で苛立つ姿を良く目にしました。
ネット上では、あまりの活躍の無さからウェアーの契約解除をされたのでは、とまで噂されてしまいました。
しかし彼女には不屈の精神があります!
その証拠に、プロ2年目でシード権を失ったのですが、ファイナルQTで17位になり、ほぼ全試合をフル参戦し、なんとリコーカップまでの全37戦出場したのです。
1年前の熊本地震をきっかけに日本ツアー復帰を決めた彼女。
全盛期のような明るい表情をまだ見ることはできていませんが、30歳を迎える節目の年に、プロ11年間愛用してきたウェアーからクラブまで総入れ替えしたというのは、今までに無かった強い気持ちの表れではないでしょうか。
実際彼女自身が今シーズンへの気合を、ランキングうんぬんではなく「優勝」だけを目指すと語っていました。
2012年以来優勝のない彼女。
5年ぶりの優勝を今シーズン見られるかもしれませんね。
ウェアー以上にクラブの変更は大きな決断
有村智恵選手のウェアー契約解除ばかりが注目されていました。
しかし実はプロゴルファーにとっては、ウェアーの変更よりも大きな決断が必要なのは、クラブの変更です。
モデルチェンジですら、なかなかしない選手も多いです。
慣れないクラブでのツアー参戦は無謀すぎるので、慣れるまで相当練習をしなければなりません。
大山志保選手も有村智恵選手も、ヤマハからアプローチを掛けられた2年間じっくり考えて出した結論なのでしょう。
あなたもクラブを替える際は、じっくり考えることが必要だと言うことを覚えておきましょう。