古閑美保のスイング必須アイテムはメトロノームて知ってた?

最終更新日:2017/03/26

最近結婚しました古閑美保選手がスイングで最も大切にしているのが、リズムとテンポです。

常に一定のリズムとテンポで振ることが、スイングの再現性を高めると古閑美保選手自身も語ってます。

賞金女王にもなった彼女のスイングを参考にすべく、一緒に分析していきましょう!

古閑美保選手の今と昔

古閑美保選手と言えば、恋愛沙汰や豪快なお金の使い方、辛口のゴルフ解説と言ったイメージが強いですよね。

そんな彼女も「ゴルフの天才」なのです。

その証拠に10年のプロゴルファー人生で、278試合の出場で、5億6834万8878円獲得しています。
通算12勝で、2008年には賞金女王に輝いています。

そんな彼女のスイングは、癖のないきれいなスイングと言われていました。
全盛期の時には、彼女のスイングに憧れて真似た人がたくさんいます。
そのくらいキレイでパワフルなスイングでした。

現在もゴルフ番組でプレーをしていますが、昔のスイングとはスタイルが変わっています。
ツアーに出てお金を稼いでいるわけではないので当然のことでしょう。

今も変わらずリズムやテンポは一定しているので、プレー自体は悪くはありません。
しかし現在の彼女のスイングを参考にするのはあまりオススメはしません。

彼女自身もある雑誌で、ツアーに出ているわけではないので、今は80台を出せればいいな位のスタンスだと語っていました。
ですから参考にするなら、過去のスイングにしてください。

古閑美保選手のスイングの特徴とは

古閑美保選手のスイングの一番の特徴は「滑らかなスイングテンポ」です。

若干オーバースイングであるものの、力みが無くスムーズにスイングします。
ゆったりとしたスイングリズムであるものの、飛距離もよく出ます。

それは幼いころ野球少女として甲子園を目指していたほどである身体能力の高さが影響しているでしょう。

またゆったりと見えるスイングにはしっかりとしたリズムとテンポが刻まれているのです。

それからシャフトプレーンの軌道とクラブフェースのコントロールが非常に優れています。

彼女のスイング動画を見る際に、シャフトの角度とフェースの向きに注目して下さい。
それがスイングの理想のポジションです。

クラブシャフトの延長線上にボールがあります。

これが何を意味するかと言うと、最短距離でボールをヒットできるということです。
そしてフェースもスイングプレーンに対してスクエアな状態になっているので、シャフトの角度とフェース面が理想的な状態を保てるのです。

一定したリズムも大事ですが、こういったスイングが彼女が求める再現性の高さを実現しているとも言えます。

古閑美保のスイングの必須アイテムとは

再現性の高いスイングをするために、古閑美保選手が大切にしているスイングのリズムとテンポ。

無駄な動作などを振り払うために、自分のスイングリズムとテンポだけに集中するようにしています。

ゴルフはメンタルのスポーツだと良く言われていますよね。
スイングリズムだけに集中することで、全ての雑念を取り払うことができるのです。

古閑美保選手は、スイングリズムとテンポを身体に染み込ませるために、練習の際にピアノ等で使う「メトロノーム」を使用していました。
古閑美保選手に限らず、メトロノームを練習に使っているプロゴルファーは結構います。
そんな彼女のスイングリズムは、「51」の3拍子だったようです。

もちろん人はそれぞれ特有のリズムを持っています。
参考にした古閑美保選手がこのリズムだからと、それがあなたに合うとは限りません。

むしろプロゴルファーのリズムを真似るのは危険です。
彼女たちはゆったりなスイングに見えますが、結構スピードがあるからです。

ですからまずは、テンポ60くらいから始めて、徐々にテンポを上げていって、自分なりのリズムとテンポを見つけ出しましょう。

必ず自分に合ったテンポは存在します。

古閑美保のスイングのようなテンポの見つけ方

古閑美保選手のスイングリズムは、51の3拍子というお話をしました。

まずはそこへこだわらずに、テンポ60から5~6刻みでテンポを上げていきましょう。

あまりにも遅く感じたときは、一気に10くらいテンポを上げてみるのも良いかもしれません。
素振りを数回してボールを打つといった順番で、テンポを上げながら繰り返しスイングします。

テンポを上げていくと、徐々に飛距離が伸びていくでしょう。
しかしその反面で、徐々に身体がその早さについていかなくなります。

最後には打つのが辛くなってくるはずです。

そのテンポはどんなに飛距離が伸びたとしても、合っていないということになります。

無理をしなくても飛距離をしっかり出せる丁度良いテンポをいろいろと試しながら探すようにしましょう。

そしてテンポが決まったら次はリズムです。
無難なのは、古閑美保選手と同じ3拍子ではあるのですが、これももちろん人それぞれです。

1~4拍子を試してみて自分に合うリズムを見つけ出してください。

スイングリズムと歩く速度の関係

実はスイングリズムと歩くリズムはほぼ同じです。

普段歩くペースよりも早歩きしたり、遅く歩いたりするのは心地良くないですよね。
しかし普段歩くペースで歩けば、心地良く、そして違和感なく歩くことができます。

ですから自分の歩くリズムに合わせてスイングすると、自然な良いスイングをすることができるということです。

他の人に比べて早歩きなのにスイングテンポが遅いと、それは合っていないテンポと言えるでしょう。

また逆も然りです。

そして歩く速度が普通なのに、スイングが異常に速いという人は、気持ちが急いでしまっている可能性が高いです。

ゆっくり打つことを意識してスイング速度を落としてみましょう。

古閑美保選手のようにメトロノームを使ってスイングリズムを計るのも良いですが、逆の発想で、歩くリズムをメトロノームで測ってみてはどうでしょうか?

そしてそのリズムを自身のスイングリズムに採用するという手もあります。

リズムが必要なのはスイングだけではない

古閑美保選手は、スイングリズムを大切にしてたようですが、ゴルフにとってリズムの活用法はそれだけではありません。

ラグビーの五郎丸歩選手で一気に注目された「ルーティン」です。

ルーティンはメンタルに大きな影響をもたらすと言われています。
これを言い換えると、「全てをいつものリズムで」ということなのです。

プロゴルファーでルーティンを徹底しているのが、韓国女子ゴルファーのチョン・インジ選手です。

彼女が出場するトーナメントを見る機会があったら、是非彼女の行動全てに注目してみて下さい。
全ての行動に決まりとリズムがあります。
ティーショットでもアプローチでも、パターでも全てにおいてです。
そして歩くリズムも一定しています。

ここで面白いのが、先ほどお話したスイングリズムと歩くリズムの関係。

彼女の歩くリズムとスイングリズムは完全にイコールです。
ショットが悪い日は、微妙にそのリズムが崩れてしまっています。

機会があれば、メトロノーム片手にチョン・インジの全てのリズムを計ってみて下さい!

全てはゴルフで重要なメンタルのため

古閑美保選手のスイングに合わせてリズムについてお話しました。

ゴルフで大事にするリズムやテンポとは、基本的にメンタル効果のためだと言われています。

常に平常心で、常に同じスイングを…とゴルフには「常に」という言葉がついて回ります。ミスをしたり、苦手なライやバンカーに入ったりしたときにも、平常心でプレーを続けるための「リズム」だと理解してください。

注意して欲しいのが、リズムにこだわりすぎるということではなく、意識しなくても心地良いリズムでいられるということが大切なのです。