魅力あるミズノのフィッティング。実際の体験者の感想は?

最終更新日:2017/02/13

ミズノのホームページを見ると、ミズノ独自のパフォーマンスフィッティングについて魅力ある内容がたくさん書いてあります。

ホームページの内容そのままであれば、夢のようなクラブが手に入ります。

実際にフィッティングを体験した人たちの実際の感想はどうなのか見ていきましょう。

ミズノのパフォーマンスフィッティングとは

まずは、魅力あるミズノパフォーマンスフィッティングがどのようなものなのかを説明しましょう。

フィッティングメニューは、

・ウッドフィッティング
・アイアンフィッティング
・パターフィッティング

と3つあります。

各フィッティングによって内容は若干変わります。

ミズノがフィッティングで最も大切にしているのが「SWING DNA」です。

「SWING DNA」とは、ゴルファーが生まれながらにして備えているゴルフスイングの癖や特徴のこと。
幼少時代からの生活習慣などによって身体に染み込んだ、その人特有のスイングの個性を知ることになるのです。

ここで勘違いしないで欲しいのが、SWING DNAを発見することで、ゴルフが上達するのではなく、発見することで自分に合うクラブが見つかり、「ゴルフ上達のカギになる」のです。

DNAと言われると、測定に手がかかるイメージがしますが、ミズノが開発したシャフトオプティマイザーと呼ばれる計測器を3~5回ほどスイングするだけで測定できるのです。

その数値とユーザーとのコミュニケーションを元にミズノの選ばれたフィッターがオススメクラブを選びます。

悪い感想が出てくるはずもなさそうなフィッティング内容ですよね。

 

実際にミズノのフィッティングを経験した人の感想①

現在中古で買ったミズノのMP-52を使っている男性ゴルファーが、クラブ買い替えを前提にミズノパフォーマンスフィッティングへ行ったときの感想です。

まずは、地面から関節節までの長さを測定。
これで後に行なうスイングプレーンなどを加味して、最適なクラブの長さが抽出されます。

身長や地面から拳までの長さを元に、ライ角の異なる4本の6番アイアンが用意されます。
ソールには地面を擦った痕が残るシール、ソールに痕がはっきり残るようにマットの代わりに「ライボード」と言うプラスチックの板が敷かれます。
プラスチック上のボールを打つのは怖かったけど、滑るから打ちやすくは感じたようです。

ここからはホームページの説明の通りフィッティングが進みます。

アイアンフィッティングの基準クラブは先ほど用意された6番アイアンです。

適正シャフトと診断されたものが、少し重く感じて不安でしたが、スイングすると普通に振れるというのが直後の感想です。

ミズノフィッティングは、ごく基本的な部分を診断するので、どの段階のレベルのゴルファーが行なっても適正が診断されるでしょう。

自分のスイングの基本的な部分を知り、それによってクラブを適正にすることで、練習にも更に集中できると言うのがフィッティング後の感想でした。

 

実際にミズノのフィッティングを経験した人の感想②

とくに購入目的ではないけど、数字判断というミズノフィッティングに興味を持ち、自分のスイングとクラブの状態が分かればいいなとフィッティングに行った女性ゴルファーです。

彼女の場合もフィッティング内容はホームページに記載されているものと同じように進んでいきます。

結果から、現在のスイングの問題点が浮き彫りになりました。

とくにシャフトによって球のばらけ方が様々で、興味深く感じたようです。

最後にフィッターさんから、
「ドライバーは全体的に、ヒールよりに球が当たっています。アドレス時のボールの位置を少しトゥよりにして右斜め前方に振りぬくような感じて振ると良いでしょう。また、グリップは高く天井に振り上げる感じで…」
とアドバイスをもらいました。

フィッティング中は、今のスイングが変わるので、全くアドバイスはしないようです。

彼女の率直な感想としては、「しんどかった」ようです。

アイアン&ドライバーで100球近く打っていったのが予想外だったようで、厚着をしていったことを後悔されてます。

彼女の面白いところは、同時期に工房でもフィッティングを行なっているところ。

フィッティング=現在、工房の見立て=未来という考えなので、結果工房の見立てたものを購入するようです。

 

フィッティングの感想から知るミズノフィッティング後遺症とは

80後半のスコア続きで、80の壁を破りたいということでフィッティングをした方です。

長年キャロウェイのX-14を使っていましたが、フィッティング後にMP-52に買い替えました。

フィッティング後の感想が、まさかの「全然当たらない」とい事態に!?

3週間くらい6番アイアンで120ヤードくらいしか飛ばなくなってしまったとのこと。

実はフィッティングには、2つのケースがあります。

①合わないクラブを使用している為、フィッティングによりすぐに結果がでる。
②長年に亘り今のクラブにスイングを合わせてきたので、フィッティングのクラブが上手く当たらない。

この②がミズノフィッティング後遺症なのです。

 

SWING DNAを押し殺したスイングをしていた結果、SWING DNAを活かしたクラブを上手く使うには、スイングを改造する必要があります。

もちろんそれが本来の自身のスイングになるので、そこまで時間は掛からないでしょう。
クラブに合わせたスイングから、スイングに合わせたクラブへ変えていく大事な機会なので、調子を崩したからと諦めないでがんばりましょう!

 

フィッティングしてくれるフィッターはどう?

フィッティングの感想を見ると、疲れたというのを除けば、それなりの発見や良いクラブとの出会いなど良い感想が目立ちます。

では、SWING DNAの測定からクラブ選定までサポートしてくれるミズノの「フィッター」はどうなのでしょう。

シャフトオプティマイザーを使って測定したデータを元にマニュアルを見ながらクラブを選択するだけなら、誰でもできそうですよね。

それでは「ミズノのフィッター」とは言えません。

ミズノのフィッティングでは必ずフィッターが中心になり、理想の弾道や飛距離の実現に近づくクラブを選び出す手伝いをしてくれます。

最適なクラブを選び出すというのはとても難しいこと。

それをフィッターは、知識や経験を十分に活かし、ユーザーと交わすコミュニケーションの中で、ユーザーが求めるものを探っていき、数百通りの組み合わせの中から提案してくれます。

販売員とも違うので、購入を促すこともなく、純粋にフィッティングすることでぴたりとくる1本を選んでくれます。

ついつい購入する人もいるようですが、自分のスイングを学ぶためにフィッティングする方も多いようです。

 

ミズノのフィッティングで自分のスイングを知る

ミズノのフィッティングは、フィッティングセンターへ行ってするのがメインですが、各地のゴルフショップや練習場でも試打会と合わせてフィッティング会が行なわれています。

フィッティングはクラブの買い替えのためだけでなく、現在自分が使っているクラブが合ってるか、自分のスイングを数値などで客観的に見ることができます。

現在使っているクラブが理想の1本だと信じて止まない人であっても、実はシャフトの重さやキックポイントが合っていないなどの発見があるかもしれません。

ミズノのフィッティングでは、ゴルフレベルに関係ない部分のスイングの基本的なところを知ることができるからです。
それによってクラブを買い替えずともシャフトだけ変更したりと、自分なりにクラブを適正にカスタマイズすることもできます。

何よりも、自分のスイングの基本をすることで、スイングのどこを改善していけばいいのかも分かってきます。

フィッティングを終えるまでアドバイスはもらえませんが、診断結果を元にアドバイスをもらえるので、今後どうしたら良いかの質問をすると良いでしょう。

フィッターはクラブのプロです。
感想を聞く際、悩みや質問をぶつけてみるのもよいでしょう。

 

ミズノフィッティングを利用しよう

フィッティングをしたからと言って、クラブを購入しなければならないわけではありません。

自分のスイングの変化を数値やプロの目で見てもらうためにも、定期的にフィッティングへ行くことをオススメします。

クラブを買い替えるには大きな決断と勇気がいりますよね。

でも定期的にフィッティングをしてもらい、買い替え時を感じたときに、信頼のおけるフィッターの元であれば、安心して買い替えができるでしょう。