【ゴルフ教えて!】ワクワクドキドキのゴルフ競技に初参加!

最終更新日:2017/01/09

ゴルフを長年やっていても、ゴルフ競技と言うと少し敷居が高いと思っている人や、ゴルフを始めたばかりでゴルフ競技なんてとんでもない、と思っているゴルファーも多いでしょう。

しかし、シングルプレーヤーや上級者はゴルフ競技の面白さや、上達には競技に参加するべきとそろって口にします。

そこで、今回はアマチュアゴルファーがゴルフ競技に初参加するために、ゴルフ競技にはどのような種類があるのか、そしてどのような事に気を付けたらいいのかを簡単にまとめてみました。

アマチュアゴルフ競技の色々

競技ゴルフと一口に言っても、アマチュアゴルファーの参加できるゴルフ競技会はスクラッチ戦やハンデ戦、団体戦などを含め多くの種類があります。

ゴルフクラブのメンバーであれば所属クラブの月例杯のように、与えられたハンデによって順位を決めるものや、メンバーの中でも条件を満たした上級者のみがスクラッチで競い合うクラブチャンピオン戦などのクラブ競技が一般的です。

クラブ競技以外でも、JGAやKGAなどの各種ゴルフ協会や団体が主催するアマチュア競技会や、県や市町村が主催するアマチュアゴルファー向けの競技会も多くあります。

その他にも、雑誌社や企業の主催するゴルフ競技会が多く開催されていて、1人で参加する競技の他に、2人で参加するダブルス戦や4人以上で参加する団体戦など、多くのアマチュア向けゴルフ競技会が開催されています。

また、雑誌社や企業が主催する競技会のほとんどが、性別や年齢だけではなく、上級者クラス、ビギナークラスなどのようにクラス分けされているので、ゴルフを始めたばかりの初心者にも敷居が低いので、競技ゴルフ初参加にはうってつけかもしれません。

 

ゴルフ競技の初参加には準備が大事!

ゴルフ競技に初参加するにあたり、いくつか準備をしておいた方がよいことがありますので紹介します。

友人や知人と行くプライベートなゴルフでも、事前にインターネットでコースの下見をする、ボールを購入しておくなど、様々な準備をすることと思いますが、ゴルフ競技となると、少し意味合いが変わってきます。

たとえばボールの準備について、ゴルフ競技の場合、スタートホールでティーオフの前に同伴競技者に対して、自分は本日このボールを使うと宣言しなければなりません。
その際に、同一メーカーのボールを使う競技者がいる場合や、プレー中の誤球を防ぐためにも、他人のボールと自分の使用球を識別するために名前を書いておく独自の印をしておくなどの準備が必要です。

また、暫定球を宣言してプレーする際には、本球が1番で暫定球が2番など、本球と暫定球の識別が容易にできるようにしておく準備も必要です。

コースの下見についても、プレーするコースを下見するのは当然ですが、ゴルフ競技の場合、決められたティーオフの時間に遅れることは許されません。

決められた時間にゴルフ場に到着していない場合はペナルティーもしくは、失格になってしまいます。

その為にも、渋滞や混雑状況も加味したうえで、自宅からゴルフ場までの所要時間を調べるなどの準備も大切です。

 

ゴルフ競技の初参加にはマナーが大事!

普段の生活と同様に、ゴルフというスポーツで一番大切なのがマナーです。

競技に限らず、友人と楽しむプライベートのゴルフでも、1日を楽しく過ごすためにはマナーが非常に重要です。

こと初参加のゴルフ競技となると、初対面の人達と1日良好な関係を築く事がスコアにも影響しますので、通常のラウンド以上に、お互い気を付けなければいけません。

たとえば、友人とのプライベートのゴルフでは、お互いのショットを評価しながら談笑するのもゴルフの楽しみ方の1つですが、競技ともなると少し変わってきます。

ティーグラウンドやグリーンなどで、自分が最も集中したい場面で必要以上に話しかけられたり、思わぬミスをしてしまい気持ちを切り替えて次のショットに向かおうとしているときに、ミスショットを笑われたり、評価されて気持ちの良い人はあまりいないはずです。

まして、ゴルフ競技と言う真剣勝負の場で、初対面の人ならなおさらです。

とはいえ、競技だからと言って難しく考えすぎることはありません。

プライベートで楽しむゴルフが家族や友人との食事会だとしたら、ゴルフ競技は初対面の人同士が1つのテーブルを囲む食事会だと考えればいいのですから。

 

ゴルフ競技の初参加にはルールが大事!

これからゴルフ競技に初参加しようと考えている人にとって、ゴルフ中のマナーと同様に重要なのが、ゴルフルールについてです。

ゴルフ競技に初参加する場合は、カート道路や人工の障害物などからの無罰での救済処置について、とくに注意しましょう。

障害物等からの救済処置のルールでは、同伴競技者に告げずに処置をしても良い事になっていますが、ニアレスポイントの取り方やドロップされたボールが止まった位置など、処置の仕方を間違ってしまった場合は、本来、無罰で救済を受けられる場面が誤所からのプレーなどの、ペナルティーの対象になってしまうかもしれません。

ですからマーカーに限らず、同伴競技者に救済をうける事を宣言し、処置の仕方を確認してもらうようにしましょう。

また、池などのウォーターハザードからの救済処置も同様で、必ず同伴競技者に確認してもらう事が大切です。

とは言え、ゴルフルールは複雑で、全てのルールを瞬時に判断できる人はなかなかいないでしょう。

同伴競技者も含めて、判断に迷った場合は、2つの選択肢のプレーを行うことを同伴競技者やマーカーに告げて、2つのボールでプレーを続ける事が出来ます。

この様に、救済処置やその仕方、付加されるべきペナルティーの数が判断できない場合は、スコア提出前に競技委員の裁定を仰ぎ、正しいスコアに訂正したうえでサインをして提出するようにしてください。

ゴルフ競技のルールと、プライベートラウンドでのルールに違いはありませんが、あくまでも順位を競い合う競技ですので、ルールに対しては日ごろから勉強しておくことをオススメします。

 

ゴルフ競技初参加ダブルスだったらドキドキ半分ワクワク2倍!

「ゴルフは自分とコースとの闘いで孤独なスポーツ」と良く言われます。

まして競技と聞けば、なおさらストイックな印象を受けてしまいます。

実際、友人との笑いの絶えないプライベートゴルフと違い、すさまじい緊張感と幾度となく押し寄せる失望感、それを励ましてくれる心優しい先輩もいませんし、唯一入ったバーディーパットの喜びを共有してくれる友人もいないのが現実です。

ゴルフ競技に初参加ともなれば、スタートホールのティーショットで自分に向けられた多くの視線を想像するだけでも、手に汗をかいてくる事でしょう。

長年ゴルフをしていても、競技に参加しないベテランゴルファーや、腕に自信が持てない初心者ゴルファーが競技を敬遠するのも、スコアや順位の心配ではなく、参加する前から、緊張感やプレッシャーに負けてしまうのが原因ではないでしょうか。

このようなゴルファーにオススメするのが、1人で参加するゴルフ競技ではなく、2人で参加するダブルスゴルフ競技や、4人以上で参加する団体戦です。

ゴルフ競技初参加でも、仲良しのゴルフ仲間と一緒ならドキドキ感は半分で、カップインした時の喜びは2倍です。

ゴルフ競技に興味があるけど、自分はまだまだと言う人は、ゴルフ仲間を誘って初参加するのがオススメです。

 

競技ゴルフでスコアUP

シングルプレーヤーや上級者の多くはゴルフ競技の面白さや、奥深さを熱く語ります。

また、ゴルフの上達には競技に参加するのが一番早い方法だと話すシングルプレーヤー達も多いです。

そんなシングルプレーヤーの一人に、なぜ競技に参加するとゴルフがうまくなるのかを質問した事がありました。

「ゴルフで一番やっかいなのは、出来ることが出来ない事だ。練習場のように全部打てたらみんなパープレーだ。」

そのシングルプレーヤーは、自宅で練習する時は百発百中で決まる1メートルのパットを本番では外してしまうように、スコアは技術的な問題だけではなく、緊張感やプレッシャーなど心の問題もスコアを左右すると言うのです。

「ショットやパター、技術面は練習場で上手くなれるけど、精神面は上手くなれない、競技でゴルフをすると心が強くなる、心が強くなると失敗する回数が減るから技術は同じでもスコアはよくなる。」

「今は緊張感を楽しめるようになったけど、ゴルフ競技に初参加した時には、朝イチのティーショットで、緊張してティーにボールが乗せられなくて困ったものだよ。」

その話を聞き、初参加のゴルフ競技で、初めてのパターを震えが止まらぬまま打った自分を思い出しました。

 

ゴルフ競技でスマートなゴルファーになる

競技にかぎらず、ゴルフをやるからには、”カッコイイ”ゴルファーでありたいと思うのは老若男女共通だと思いますが、単純にスコアのいい人が”カッコイイ”ゴルファーと答える人は案外少ないのではないでしょうか。

300ヤードのドライバーショットや派手なチップインより、30センチのパーパットを打つ時の「お先に失礼します」の一言や、プレー進行、後続組へのさりげない配慮が出来るプレーファーストの姿勢、自分だけではなく同伴競技者のトラブル時に、冷静に処置が出来る程のルールの知識など、直接スコアとは関係ないことかもしれませんが、これらの事がスマートに出来るゴルファーが”カッコイイ”のではないでしょうか。

ルールやマナー、技術力を向上してくれるゴルフ競技に初参加する事が、スマートなゴルファーへの近道であり、第一歩なのかもしれませんね。