【ゴルフ教えて!】スイング中に左足が動くのは良くない?

最終更新日:2016/12/26

ゴルフでは様々なスイングや考え方があります。

今回考えたいのはスイング時の左足についてです。

バックスイング時、ダウンスイング時とその時々に左足が動くのはどうなのでしょうか?

良し悪しあるとは思いますが、この記事が皆様の上達につながることを願います。

バックスイング時に左足が動く場合

ゴルフでバックスイングの時に左足がヒールアップする人がいます。

ヒールアップは上半身の捻転不足で、肩をあごの下に収めようとするとヒールアップしなければトップが形成できません。

捻転が不足するということは、飛距離が出ないということになります。

また、ヒールアップすることでトップに持っていくと、オーバースイングになってしまう可能性も高くなってきます。

ヒールアップを矯正するには、まずアドレスは膝を曲げずに腰を曲げることです。

膝を曲げるとヒールアップしやすい環境を作ってしまいます。

そしてバックスイングは左膝に力を入れて、左肩を下げます。

そうすることで左足にぐっと力が入るので、左足が動くことがなくなります。

ヒールアップせずに上半身が捻転すると60度肩が入ります。

それ以上入れるということはヒールアップしてしまっているということなのなので、60度入るくらいでOKということになります。

残りの30度は膝を止めて腰を回すのです。

それが捻転になります。

膝を動かしてしまうと自ずと足も動いてしまいます。

この際に左膝を多少前に出すことを意識しましょう。

ダウンスイング時に左足が動く場合

ダウンスイングの時に左足が動くのは、目標方向への動きすぎが原因です。

プロゴルファーの腰の動きだけに注目してスイングを真似ている人はよくなります。

腰が目標方向へ動きすぎると人間の体の構造上、耐えきれなくなってしまいます。

ですから、フィニッシュの時点で左足のつま先が開いてしまうのです。

ここで考えられる大きな勘違いが、体重移動=体の移動と考えていることです。

体重移動は体の回転、捻転に伴うものであって、体幹の移動ではないのです。

ダウンスイングで絶対に腰を目標方向に突き出さない!その場で頑張って踏ん張る!という意識でスイングするようにしてください。

そうすれば左足が動くのを防ぐことができるでしょう。

また、体が硬いことも原因の一つにあります。

体が硬いと体全体が硬直状態で、腰と足が一緒に回転してしまいます。

体の硬い人は関節も硬いので、腰と足が同時に動いてしまいます。

同時に動くことで左足が打ち出し方向に向いてしまいます。

回転の中心を安定させるように意識してスイングするとよいでしょう。

インパクト後に左足が動く場合

インパクトで左足が動いてしまう人は、インパクト前で左ひざが伸びているはずです。

インパクトで早く膝が伸びてしまうと、右側の体重がフォローで左足に乗ってきません。

ゴルフスイングで左膝はどんなことがあってもインパクトまで伸ばしてはいけません。

左膝が早く伸びてしまう原因としては、左体重でないことでしょう。

アイアンのアドレスはほぼ真ん中に立ち、腰を左に寄せます。

そしてハンドファーストに構えると左足に体重が乗るのです。

ハンドファーストのアドレスでバックスイングしても体重は左足です。

このときに体重が右に移動してしまうとハンドファーストにしている意味がありません。

体重移動がよく注目されますが、スイングはアドレスもインパクトも体重が乗っていなければなりません。

体重移動でなく捻転を使うことでヘッドスピードも上がり、力強い球が打てるようになります。

そこを意識していれば、左足が勢いづいて動くこともなくなるでしょう。

インパクトで左足が動いてしまうと捻転で作った最大限の力が抜けてしまうので飛距離も出ず、力強い球も打てないのです。

ゴルフ上達のためにやりたい下半身強化法

ゴルフにとって下半身強化は最も大切です。

左足が動く方は筋力不足かもしれません。

インスタなどでプロ選手が筋トレの様子をアップしていますが、すさまじい下半身強化のトレーニングを日々しています。

力強いスイングで微動だにしない下半身は日々のトレーニングの賜物なのです。

下半身強化に最も効果的なのは、”スクワット”です。

一番簡単で一番効果的です。

体の前で両手をクロスし肩に置きます。(左手を右肩、右手を左肩へ)

足は肩幅程度に開きます。

この状態で膝が90度程度になるまで沈み込みます。

沈みこむ際に膝がつま先よりも前に出ないように気を付けてください。

間違ったフォームでスクワットをすると膝や腰を痛めてしまうので気を付けてください。

また同じスクワットなのですが”開脚スクワット”も合わせてするとよいでしょう。

肩幅の倍くらいにスタンスを広げ、つま先は外側に向けます。

あとは上記した通常のスクワットと同じようにしてください。

開脚スクワットは同時に股関節のストレッチにもなるので一石二鳥の効果を期待できます。

だいぶ脚力がついてきたと感じたら、ダンベルを持つなどして負荷をかけるようにしましょう。

プロ選手は数十キロのバーベルを持ってスクワットをしています。

日々の努力によって強化させるので継続してがんばるようにしましょう!

ゴルフ上達のためにやりたい下半身ストレッチ方法

左足が動く方はストレッチが足りていません。

ゴルフで下半身をストレッチするなら、股関節です。

股関節の可動域が広がるだけでスイングはかなり力強いものになります。

足の幅をゴルフのスタンス幅、できればドライバーのスタンス幅と同じくらいの広さが理想です。

そして壁に軽く手をついて、そのまま腰を落としていきます。

これ以上腰を落とせない!と感じる直前くらいまできたら、ゆっくり立ち上がります。

これは筋トレでなくストレッチなので、ゆっくりと股関節が伸びるのを感じながら行ってください。

慣れてきたら、股関節をより深く沈み込ませられるように、腰を大きく落としましょう。

少しずつ腰を落とす深さを大きくしていけるようにすれば、より効果的です。

また骨盤のストレッチも大切です。

座った状態で足を揃えて伸ばし、上体を前方に倒して太腿の裏を伸ばすようにしましょう。

骨盤が寝た状態、背中が丸まった状態でやると意味がないので、しっかりと骨盤を立てた状態で前屈してください。

体が硬い方は少し膝を曲げた状態でもOKです。

やりにくい場合はお尻の下に座布団などを敷いて段差を作り、骨盤を立てやすくするとよいでしょう。

最初はあまり体が前方に倒れなくても、毎日やることで柔軟性が出てくるので上体が足にくっつくくらいまでになれるでしょう。

お風呂上りにストレッチをするとより伸ばしやすいです。

足元が不安定ならゴルフシューズを見直そう!

左足が動くのは、実は以外なことが原因になっていることもあります。

足元を不安定にさせてしまう原因として考えられるのは、実はゴルフシューズかもしれません。

サイズや形が自分の足に合っていないものを履いていると、靴の中で足がぐらぐらと暴れてしまっている可能性があります。

ゴルフシューズが小さいと、足裏や指の踏ん張りが効かなくなるのでそれが原因かもしれません。

ゴルフシューズメーカーで有名なフットジョイは、足幅と足長のフィッティングをしてより広い範囲の選択肢の中からぴったりなものを選べるので、一度フィッティングしてみるとよいでしょう。

専用の測定器で計測したら、現在自分が履いているゴルフシューズが合わないという結果が出るかもしれません。

スイングを見直しても左足が動いてしまう要素が見つからない方は、自身の持っているゴルフシューズを疑ってみてください。

ゴルフシューズを選ぶ際、足幅・足長・足の甲の高さを合わせなければなりません。

足幅、足長はゴルフシューズのデザインやサイズで選ぶしかありませんが、足の甲の高さは、シューズの紐で調整することができます。

ちょっと緩いなと感じたらそれを無視せずに、しっかりと足にフィットするようにしましょう。

無心でラウンドできるように日々の努力を忘れないで!

ゴルフでは意識するポイントがたくさんあります。

一度にいろいろなことを考えてしまうとスイング前に頭がカチカチになってしまうので、練習場で一つずつポイントを絞って意識して練習をするようにしましょう。

練習場でいっぱい考えて、ラウンドでは考えずとも体が動いてくれるまでに反復練習することが大切です。

まずは左足を安定させることを意識して練習をしましょう。

なによりも足が暴れてしまうと、トップやインパクト、フィニッシュの形がきれいだとしてもミート率は散々になります。

左足にポイントを置いて安定した力強いスイングを作り出しましょう。

べた足スイングこそ現代の主流です。

練習、筋トレ、ストレッチで韓国選手のように精度の高いスイング目指してください!