【ゴルフ教えて!】右足が前に出る癖を直したい!対処法は?

最終更新日:2016/11/21

ゴルフでミスを繰り返す人の特徴で右足、右膝が前に出てしまうという悩みがあります。

右足が前に出るとどうしてミスが生まれるのでしょうか?

どうしたら右足が前に出るのを抑えることが出来るのでしょうか?

簡単に直せるならぜひやってみたいですね。

ゴルフで右足・右膝が前に出ると何が悪い?

ゴルフのダウンスイングの際に右足・右膝が前に出るのは避けなければなりません。

右足・右膝が前に出ると右肩も前に出ます。

そうなるとアウトサイドインのスイングになりやすいです。

こうなった時のデメリットは、ヘッドスピードが落ちます。

またヘッドがボールをこすってしまいスライスボールが出ます。

更に方向性も定まりません。

そしてゴルフスイングの基本『スクエアスイング』ができず、スクエアは完全に崩れてしまいます。

またショットがダフるのもこれが原因です。

ボールの手前を叩いてしまっているのです。

ゴルフでは下半身の安定と踏ん張りがとても大事です。

しかし右足・右膝が前に出てしまうと下半身が安定しません。

安定しないときれいなスイングになりません。

そうなるとフィニッシュまで崩れてきます。

右足・右膝が前に出るだけでこんなにもたくさんのデメリットが出てきます。

上記したことが悩みの方は、自分のスイング動画を撮って右足・右膝に注目してみましょう。

もしボールより前に出ていたら、それがあなたの改善ポイントです。

ゴルフで右足・右膝が前に出る原因は?

ゴルフで右足・右膝が前に出る原因の多くは、アドレスで両膝に力が入っていないことです。

力が入っていないと不安定になるのは当然です。

またバックスイングの時に両膝が流れてしまっているのです。

流れてしまうとせっかく入れた力も逃げてしまうのでキレのないスイングになってしまいます。

右膝に限らず左膝も動きすぎるのでしょう。

そして膝に力が入らないダウンスイングをすることによって右肘が前に出てしまいます。

右肘が前に出てしまうと腰の回転が悪くなります。

そうなることで上半身だけで打ってしまう形になります。

下半身が重要なスイングで上半身だけで打つ事になると『手打ち』になってしまうのです。

原因はたくさんありますが、このすべてが当てはまるわけではありません。

このうち一つでも当てはまると右足・右膝が出てしまう結果になっているでしょう。

まずは、アドレスした時に両膝に力をいれることを修正してください。

それだけで少しは改善できます。

アドレスが不安定だとショットにも影響が出ますが、それ以上にかっこよくないです!

右足・右膝が前に出るのを防止するゴルフ練習法①

ゴルフで右足・右膝が前に出るのを防ぐには、ハーフスイングで練習することです。

一般的に『ビジネスゾーン』と言われている、アナログ時計の3時と9時の位置までがクラブを動かすゾーンです。

その際に膝の角度に意識を置いて下さい。

まずはアドレスで両膝にしっかりと力を入れて下さい。

どっしりとした感じです。

これを意識すると慣れるまでは内腿が筋肉痛になります。

それくらい力を入れることを意識することが大事です。

次にバックスイングの時に左膝を止めます。

そうすると右膝が前に出てしまうのにブレーキが掛かります。

トップで逆に左膝をわずかに前に出します。

ここが左足の踏ん張りの準備になるのです。

ダウンスイングで左膝が目標に流れがちになってしまう人が多いのですが、そうすると肩は開くし、突っ込みがちなスイングになってしまうので気を付けてください。

ここが一番重要なポイントなのですが、ダウンスイングで右膝を左膝に寄せます。

フルスイングをしてしまうとこれだけのことをなかなか意識できないので、ハーフスイングでの練習でこの膝の動きを身につけましょう。

右足・右膝が前に出るのを防ぐゴルフ練習法②

ゴルフで右足・右膝が前に出る原因として腰の動きもあります。

ですか修正するのは膝なのですが、右腰の動きを意識して練習をしてみましょう。

雑誌やレッスンで左腰で切り返すことをポイントとしていますが、その切り返し方を間違っている人が多いです。

左腰で切り返し右肩を引っ張ります。

そして右肩が動く前に右腰が先に動くように意識してください。

そして右腰が左足の上で収まるとそのまま一気にフィニッシュへ持って行きます。

ここではトップで上半身をキープすることが大切です。

上半身をキープすれば、右足や右膝は絶対に前にでません。

この一連の動きは練習場等にある全身鏡を使って確認することをオススメします。

どうしても自分だけの感覚では日頃の癖が随所に出てしまいます。

まずは感覚を掴むために全身鏡の前で、上記のことを意識しながらゆっくりスイングする練習をしましょう。

練習用のスイングバットを使って練習することもまたオススメします。

重めのバットであれば上手く腰を誘導してくれます。

右足・右膝が前に出なくなったらシングルになれる?

右足・右膝が前に出てしまうと、飛距離が出ない上に、方向性も安定しないのでラウンドで上手くボールが運べません。

飛距離が出ないだけならなんとか補えますが、方向性が悪いのはゴルフでは致命的です。

シングルゴルファーの方と一緒にラウンドするとパーオンさせる際に、ダイレクトにピンに向かっていくのを目にすると思います。

ボールに注目せずに、膝の動きに注目してみてください。

絶対に右足や右膝は前に出ていないでしょう。

それだけ方向性を安定させるには右膝の角度を変えないことが大切です。

もちろん中には長年その癖を持っていてうまく修正したボールを打っている方もいたりします。

そんな方に限って飛距離に悩んでいるはずです。

またシングルゴルファーの方ってフォローからフィニッシュの動きがとてもきれいですよね。

右足・右膝が前に出るとクラブの通る場所が狭くなるので行き場がなくなってフォローからフィニッシュをすることが難しくなります。

フォローでボールの行方を追うので、それができなければ上手くボールを運ぶことはできません。

右足・右膝が前に出ない=ボールの方向性が良くなる=シングルゴルファーへ近づく!なのです。

右足の癖を直すために自宅でも出来ること何かない?

右足の癖を直すために自宅ではクラブを使わずに、ゴムボールを使って練習してみましょう。

サッカーボールくらいの大きさのゴムボールを準備してください。

ゴムボールを両手で挟みます。

そしてスタンスを狭くして、腕で三角形を作ります。

これはビジネスゾーンで練習する際のスタンスと同じです。

この三角形を保ったまま腰の高さまで上げていきます。

このときに肘が曲がらないように注意します。

そしてスイングをするように反対方向にも同じ高さまで上げます。

このときボールを押す強さは一定にしたままにします。

クラブを使ったスイングと違って膝はもちろん、いろんな箇所を考えながら自分のスイングの形を見れます。

この動きに慣れてきたら、ボールを投げてみましょう。

ボールを投げたときに手がターゲットラインと並行になっていれば正しい姿勢です。

ここでも右足が前に出ると並行にはなりません。

この練習では後方と前、どちらの方向にもボールを投げる練習をしてください。

ボールを真っすぐターゲットラインに並行に投げられるようになると自然とバックスンぐも正しいものになっています。

基本に返ることで右足・右膝の悩みは消えます!

なぜ右足・右膝が前に出るようになったと思いますか?

そこには技術的な原因ではなく気持ち的原因もあるのです。

「飛距離を伸ばしたい!」という気持ちが原因です。

そんな気持ちがオーバースイングになってしまい、無意識に膝の角度を変えるほどスイングを大きくしようとしてしまっているのです。

残念ながらその気持ちが逆に飛距離を下げてしまっているのです。

まずは初心に帰ってみましょう。

スイングがコンパクトであっても基本に沿ったスイングをすれば飛距離は出ます!

むしろその方が飛距離は出るのです。

飛距離のことは忘れて初心に帰ってみてください。