ゴルフを長く続けて上達してくると、自分の腕前を試したくなってきますよね。
そんな腕試しの場として競技ゴルフがあります。
競技ゴルフは知らない人と緊張するラウンドの中で自分本来の実力を発揮しなければなりません。
そのためには何も準備しないで参加することができますか?
少しでも事前に準備したり、ルールを覚えたりして初めての競技ゴルフを精一杯楽しみましょう。
初めて競技ゴルフに出場するには何が必要?
競技ゴルフといっても非常に多くの種類があります。
出場するに当たっても競技によりバラバラです。
初めての出場において、必要なものがたくさんあるのではないかと感じるゴルファーもいると思いますが、そこまで多くはありません。
1番大きなものはゴルフクラブでしょう。
現在発売されているモデルはほとんど協会ルール適合モデルですが、古いものだと違反の場合があります。
不安がある場合はJGA(日本ゴルフ協会)に問い合わせてみましょう。
次にハンディキャップです。
連盟の競技となるとJGA公式ハンデが必要となります。
しかし、連盟以外の場合はある程度の力量があれば参加可能といった場合がほとんどです。
また連盟の競技は、ゴルフ場の会員でないと出場できない場合があります。
次も競技によりますが、同一のゴルフボールを用意しましょう。
競技によっては同一のボールしか競技中使用できない場合があります。
都道府県や市町村主催の競技の場合、そこ在住のゴルファーしか出場できない場合もあります。
このように、競技によって必要なものが様々ですので、出場したい競技があった場合、要項をよく確認しましょう。
初めての競技ゴルフはどうやって申し込む?
初めてだからと競技ゴルフについて色々と調べ、いざ出場しようとなってもどこで申し込めばいいかわからない場合があると思います。
ではどこで申し込めば良いのでしょうか。
実際申し込み方法は様々です。
現在インターネットが主流となり、「ゴルフ競技」と検索すれば、多くの競技情報が出てきます。
そこに申し込み方法が記載されているので確認してみましょう。
そのままインターネットで申し込みできたり、申込用紙をダウンロードしてFAXまたは郵送等の方法があります。
また、競技ゴルフには出場料がかかる場合があり、それが振り込みの際は忘れずに対応してください。
大きな競技の場合、出場するゴルフ場を選択することもあります。
インターネット以外にも、ゴルフ場や練習場に置いてあるパンフレットやチラシの中にも競技ゴルフのものがあります。
掲示板等にも地元主催競技やインターネット検索でヒットしない競技があったりするので、プレーや練習以外にも、そちらに目を向けてみてはいかがでしょうか。
初めての競技ゴルフはどれくらい前に到着するべき?
いざ初めての競技ゴルフへ出場といっても、到着後何があるのかわからない為バタバタしてしまうことがあるかもしれません。
いつものプライベートと違い、競技ゴルフは何があるのでしょうか。
まずフロントへの受付後に、競技関係の受付も準備されている場合がほとんどです。
そちらにも到着の旨を伝えましょう。
その際に、競技の注意事項などの説明があります。
次はスタート前に競技委員から、同伴競技者の確認、マーカーの確認が行われます。
この確認は呼び出し等が一切ないことがほとんどで、遅れた場合は最悪失格になりますので、余裕を持ってスタートホールで待機しましょう。
このように、競技の場合は時間にシビアな部分があります。
いつも30分前到着がほとんどのゴルファーだと練習も何もできずすぐスタートといった状況になりかねません、
バタバタすることのないように、1時間前には到着し、練習やストレッチ等にも時間をかけることでリラックスしてスタートできるよう準備しましょう。
競技ゴルフはプレーイング4やOKパットはないので注意!
プライベートのゴルフでいつも自然とやっているプレーイング4やOKパット、6インチプレースといった行為、これは競技ゴルフに存在しません。
これらはプレー時間が遅くならないようにゴルフ場側やゴルファーが決めたものですので注意しましょう。
これの行為を競技で行ってしまうと、ペナルティや競技失格といった事態を招いてしまいます。
ボールは基本あるがままの状態でプレーし、OBやOBになっていそうな場合は暫定球をプレー(ここで暫定球を打つ宣言をしないといけません)、OKパットはせずに完全ホールアウトすることを覚えておいてください。
そして、普段なにげなく同伴プレーヤーにするアドバイス、これも違反となります。
競技中にアドバイスを得ることができる人は、担当しているキャディーさん、競技委員のみです。
さらにこの違反は自分のみでなく、相手側にもペナルティが課せられてしまいます。
初めてで知らなかったからと親切心が思わぬ事態とならないように注意しましょう。
競技ゴルフは自分のスコアだけなくマーカーのスコアをチェック
競技ゴルフでは自分のスコアチェックだけでなく、マーカーのスコアもチェックしなければなりません。
なぜなら、プレー終了後にアテストというスコア記入、提出があります。
その際に、マーカー同士でスコアに不備がないか、計算ミスがないか等を確認して、サインしてもらうといった工程があります。
スコア提出後にスコアに不備があった場合は、修正することはできません。
また、過少申告やサイン漏れなどの違反をした場合は競技失格となってしまうので、ホール終了後、スコアチェックをしっかり行い、アテストの際も計算やサイン記入を慎重に行いましょう。
また、これはエチケットやマナーの問題となりますが、マーカーは同伴競技者のボールの行方を確認する、プレー進行に注意して行動する、ルール上問題があれば指摘するといったプレー上でも同伴競技者と接していかなければなりません。
自分のことだけ考えず、同伴競技者のことも気にかけるようにプレーしてください。
ゴルフも競技になると失格があるので要注意!
何度か失格という言葉を使いましたが、競技ゴルフには失格という重い罰があることを忘れないでください。
ではどのような行為が失格になりうるのでしょうか。
いくつかの例を紹介しましょう。
まずはスタート時間への遅刻です。
遅刻のみではまだペナルティですが、スタート時間を5分以上経過してもティーオフしなかった場合は失格です。
遅刻したから、他の組に入ってプレーといった場合も委員会の指示がないにもかかわらず行った場合は失格です。
次はスコア関係です。
提出後過少申告が発覚した場合は修正は認められず失格です。
過大申告の場合はそのスコアが採用されます。
ゴルフクラブにも失格の場合があります。
規則に適合していないクラブでプレーした場合や、クラブの仕様をプレー中に調節(カチャカチャ式の調整や鉛貼り等)したときにも失格です。
その他、プレー時間において、スロープレーを繰り返したり、正当な理由がないのにプレーを中止したりした場合、ルール上違反があったにもかかわらず訂正処置をとらずにプレーした場合等、様々な失格例があるので、初めての競技ゴルフに参加する前にルールブック等で確認しておきましょう。
競技ゴルフは要項とルールをしっかり確認
競技ゴルフは、プライベートのゴルフやコンペと違い、出場に制限や必要なものがあります。
出場したい競技の要項をしっかり確認して申し込んでください。
また、競技参加の際、わからないことがないように事前にルールの確認をしっかり行い、競技ゴルフを楽しんでください。