ゴルフにおいてハンデは重要ですが、決め方にルールはあるのでしょうか?
公認ハンディキャップから自称ハンディキャップ、コンペで良く使われる略式ハンデなど様々です。
そこで今回はこれからプライベートコンペを開くことになった幹事さんのためにハンデの決め方をお話ししていきたいと思います。
ゴルフのハンデの決め方は何種類?
ゴルフには「ハンディキャップ」があり、技量に差があるゴルファー同士が公平は基準で競い合うことができるシステムがあります。
では、そのハンデの決め方は何種類あるのでしょうか。
ハンデの決め方は大きく分けて2つの方法があります。
1つは「オフィシャルハンディキャップ」です。
これは、JGA(日本ゴルフ協会)の規定に基づいたハンデで、競技ゴルフ(公式戦)に参加する際の基準として利用できるため、競技ゴルファーにとって必要なアイテムです。
こちらは規定の団体(JGA、ゴルフ場会員等)等に所属し、JGA/USGAコースレーティングおよびスロープレーティングがあるコースでラウンドしたスコアカードを提出して算出します。
もう1つは「略式ハンディキャップ」です。
初心者ゴルファーやオフィシャルハンデを持っていない人がコンペに出場する場合に利用するハンデです。
プレーヤーに公表せずに、18ホールの中からハンデ算出用に選定された「隠しホール」のスコア合計からハンデを算出します。
「ぺリア方式」、「新ぺリア方式」などといった呼び方をされるものが、こちらに含まれます。
ゴルフコンペのハンデの決め方は略式ハンデが一番
仕事仲間や友達等で開催するゴルフコンペでは初心者や公式ハンデを持っていなくても公平にできる略式ハンデが1番オススメです。
略式ハンデには算出方法がいくつかあり、よく聞かれるものは「ぺリア」、「新ペリア(ダブルペリア)」、「新新ぺリア」の3つです。
それぞれ基準のホール数と掛け率に違いがあり、ぺリア方式では隠しホールを前半後半3ホールずつ計6ホール、パー24を設定し、スコア合計を3倍してハンデを算出します。
新ぺリア方式では隠しホール計12ホール、パー48を設定し合計を1.5倍、新新ぺリア方式では隠しホール計9ホール、パー36を設定し合計を2倍といった算出です。
これらで出た合計にコースのパー(おおよそ72)を引いて0.8倍した数値がハンデとなります。
隠しホールの設定が少なく、掛け率の高いぺリア方式が1つの隠しホールで大叩きすると、多くのハンデをもらえるといった運要素を大きく含んでおり、その逆の新ペリア方式は実力が伴ってくるので、あるコンペを行うゴルファー層等で決め方を変えてみることも面白いと思います。
ゴルフコンペの回数を重ねたらハンデの決め方を独自のものにすると◎
ゴルフコンペの回数が増えてくると、何か他に面白いハンデの決め方はないか等と感じることは少なくないと思います。
その際にコンペ間で独自ルールを設けてみることも、よりコンペを面白くする方法です。
例えば、コンペ優勝者が連覇することを防ぐ為に、次回コンペでの算出ハンデに何打かハンデをマイナスする、逆に最下位だった人にはハンデをプラスする等といったおまけをつけてみることも1つの方法です。
また、何度かコンペを重ねると、ゴルファー1人ひとりの力量がわかってくると思います。
そこで、何回分かのスコアを平均して、平均オーバー数をハンデキャップに設定して、1人ひとりのコンペハンディキャップを作るといった方法もあります。
事前にハンデを把握していれば、ホールを重ねるごとに自分がどのくらいの順位になるのか、あとどのくらい余裕があるのか等と考えながらプレーするといった違う意味でのワクワク感を味わうこともできます。
このように独自の方法を設定して、よりコンペを盛り上げてみてはいかがでしょうか。
今はネットでスコア管理が出来て自分のハンデを計算できます
スコアは、コースにあるスコアカードに記入していくことが普通ですが、現在はネットを使ってスコア管理ができるようサービスが存在します。
知っている方も多いかもしれませんが、ネットの会員登録をするだけで無料で利用できるスコア管理サービスがあります。
登録を行い、その都度プレー日やプレーしたコースを選択してスコアを入力していけばデータベースに蓄積されていきます。
また、コースレーティングのあるコースでプレーした場合、それを考慮したうえで自分のハンデ計算まで行うことができ、自分の力量を把握できます。
また、オフィシャルハンデを取得できるサービスもあるので、競技ゴルファーにもオススメです。
また、これらの機能にはさらなる詳細管理が可能で、平均スコアやパット数、パーオン率等といった数値も入力することができます。
この分析結果を見て、自分の得意・苦手分野を把握することができますので、今後の練習の決め方等にも生かすことがます。
コンペではドラコンやニアピンもハンデが必要?
ゴルフコンペにはスコア以外にも、ドラコンやニアピンといったアトラクションを設定することで、さらに盛り上げることができます。
こういったアトラクションにもハンデは必要なのでしょうか。
アトラクションはコンペによってハンデを変えてみると良いでしょう。
例えばドラコンのハンデの決め方で、飛距離に大きな差がある場合には、ティーマークを別々に設定したりすると公平感が出てきます。
ニアピンの場合、初心者ゴルファーがいる場合、その人は2打目でグリーンオンしてもニアピンになるといった方法をとると「自分もニアピン取れるかも!」といった気持ちになるのではないでしょうか。
ティーマークや打数といったハンデ方法もありますが、力量等によってアトラクションを設定することも1つの方法です。
上級者部門、シニア部門、女性部門等、アトラクションの方法は様々です。
開催するコンペに合ったアトラクションを設定し、コンペ参加ゴルファーを盛り上げてみてください。
コンペではどうやって商品や賞金を用意するの?
ゴルフコンペでスコア集計やアトラクションを実施すると必要となってくるものは賞金や賞品です。
それらはどうやって、どのようなものを用意すれば良いのでしょうか。
賞金に関しては、コンペ参加者から会費を集めて、それを順位ごとに振り分ければ良いのですが、賞品となると何を準備すれば良いのかわからないといった声もあると思います。
そこまで難しく考える必要はありません。
参加者がもらってうれしいものを選べば良いのです。
ゴルフコンペだからといってすべてゴルフ用品で揃える必要はありません。
家電品でも、食べ物でも、揃え方は色々あります。
一方、そうなると余計に何を選べば良いかわからないといった考えを持つかもしれません。
その際は、頼んでしまいましょう。
コンペを開催するゴルフ場に予算等を話して依頼すれば、ゴルフ場側で賞品を用意してくれるところもありますし、インターネットでは賞品準備代行サービス等もあり、ラッピング等も行っていただけます。
困ったときはそういったものへ依頼することも方法の1つです。
ハンデを生かして楽しいゴルフコンペを。
ゴルフコンペでは略式ハンデが主流であり、これを使うことで参加者全員が公平になるといったシステムがあります。
ゴルフコンペを盛り上げる為に、独自のハンデを作ったり、アトラクションを設定したり、豪華な賞品を用意したりと、方法は様々です。
幹事を任されたら、参加者を楽しませることができるよう、これらを参考にしてコンペを企画してみてください。