【ゴルフ上達】アイアンの打ち方はウッドと変える必要ある?

最終更新日:2016/11/03

ゴルフの基礎であるクラブを振るということはウッドもアイアンも共通です。

ただし求める弾道が違いますから、厳密に言えば違う打ち方を求められることになります。

長さも重さも違います。

だからと言ってそれぞれの打ち方を覚えるなんてことは特に必要ありません。

ボールの位置と距離感、クラブの長さによって自然とクラブの傾きは変わります。

そういった違いは理解する必要がありますね。

ゴルフ上達のためにウッドとアイアンの違いを理解しよう

ルールでは、キャディバックに14本までクラブを入れることができます。

遠くへ飛ばすためのドライバーからカップインさせるためのパターまで、長さや重さがすべて違います。

ドライバーなどのウッドは主に遠くに飛ばすためのクラブですが、近年ではロフトが多く少し短めのウッドも使われるようになりました。

遠くに飛ばすというよりはロングアイアンの変わりに使い、高い球でグリーンを狙うという使い方をします。

アイアンは、ロングアイアン、ミドルアイアン、ショートアイアンそしてウェッジといずれもグリーンを狙うときに使うクラブです。

文字通り「鉄」のヘッドでクラブが短くなるにつれて重たくなってきます。

ウッドとアイアンの中間クラブとしてユーティリティークラブもあります。

アイアンは得意だけどウッドは苦手といった方もいれば、その逆の方もいます。

良いスイングの方はどちらも上手に打てるのですが、どちらかが苦手な人は、ウッドに向いていない又はアイアンに向いていないスイングをしているのかもしれません。

ゴルフ初心者はアイアンで打ち方を学ぼう

キャディバックに入れられる14本のクラブのうち、どのクラブで練習を始めるのが良いでしょうか。

一番短いウェッジから練習しますか?

それともウッドで練習しますか?

お勧めは、7番アイアンまたは6番アイアンです。

長いクラブと短いクラブのちょうど真ん中あたりのクラブになります。

いきなり長いクラブから練習しようとすると当たらないことも多いです。

では、短いクラブを練習すればいいんじゃないか。と思われる方もいらっしゃると思いますが、ウェッジは、一番重量があります。

クラブのちょうど真ん中に当たるアイアンでハーフスイングの練習などから始めていき、徐々に打ち方を覚えていければ良いと思います。

ウッドもアイアンも同じスイングをしますが、クラブの長いウッドの方がアイアンに比べて扱いが難しいでしょう。

アイアンでの練習は何を心掛ければ良いでしょうか。

真っすぐ飛ばそう。とか、遠くへ飛ばそう。など最初は気にしなくて良いです。

まずは、クラブの面(フェース)できれいにボールをヒットできるように心がけてください。

アイアンは飛ばなくていいんです

練習場に来ている人を見渡すと、初心者ほどドライバーで遠くへ飛ばす練習に時間を割いているように感じます。

ですが、コースに行くとドライバーでショットする回数はせいぜい14回程です。

ドライバーショットは、きれいに当たって遠くへ飛ばせると気持ちがいいですが、良いスコアでプレーしようと思えば、アイアンショットやアプローチショットの練習に時間を割いた方が効果的です。

そのアイアンを練習する時、どのようなことを意識して練習していますか。

単に遠くへ飛ばそうと練習していませんか。

ドライバーは遠くへ飛んで曲がらないのが理想的です。ではアイアンはどうでしょうか。

アイアンはグリーンオンを狙うクラブです。

遠くへ飛ばす必要はありません。

プロの試合などをテレビで見ていると、アイアンもすごく飛距離が出ていますが、プロの試合をやっているコースのセッティングは特別です。

グリーンが硬く、とても速いです。

そのため、少しでも短いクラブで打てる方が有利になります。

一般のアマチュアの方は、そのようなコースに行くことはめったにないので、距離よりも正確性を求める練習をオススメします。

ゴルフで打ち方を変えるのはトラブル時とショートゲーム

「ドライバーもアイアンも同じスイングをします」と言われても、なかなか受け入れにくいという方もいらっしゃると思います。

確かにウッドとアイアンは形状が明らかに違うのでわからなくもないです。

それに、トラブル時は打ち方を変える場合があります。

例えば、とても深いラフに入った場合、いつも通りのスイングをしても、ラフに負けてしまいクラブはスムーズに振りぬくことができません。

腕力でクラブフェースの向きが変わらないようにコントロールしながら力いっぱい振りぬいたりします。

また、傾斜のきつい所にボールが止まってしまった場合は、下半身を動かさず腕の振りだけでボールをヒットさせる必要があります。

また、ショートゲームでも状況に応じて特殊な打ち方をします。

高い球を要求される時と低い球を要求される時でも打ち方は変わりますし、スピンをかけたい時もあれば、ランを使いたい時もあります。

ですが、最初に言ったように、トラブルやショートゲーム以外の基本的なスイングでは、ドライバーもアイアンも同じスイングができるように心がけてください。

ショートゲームの打ち方がスコアを決める

日本のゴルフツアーにおいてトップレベルのプロ達のパーオン率はどれぐらいか知っていますか?

(パーオンとは、例えばパー4のホールの場合、2回でグリーンに乗せること)

トップレベルで70%有るか無いかです。

30%のホールではグリーンに乗っていません。

あくまでトップレベルの話ですので、トーナメントに出場しているプロでも、1ラウンド中に半分程度しかグリーンに乗らない。ということもあります。

ですが、パーオンしなくてもパーやバーディを取ってきます。

それは、ショートゲームが上手だからです。

あなたは、ショートゲームの練習にどれぐらいの時間を割いていますか?

ショートゲームの得意なプロは、アプローチの引出しをたくさん持っています。

色々な状況に応じて打ち方を変えてカップの近くに寄せてきます。

まずは自信の持てるアプローチの引出しを1つ作って下さい。

転がす打ち方でも上げる打ち方でも構いません。

慣れてきたら2つ目の引出しを作って下さい。

自信の持てる2タイプのアプローチが出来るようになれば、かなりスコアは良くなると思います。

短いクラブほど重要なんです!

あなたの得意なクラブは何ですか?ドライバーですか。

それともショートアイアンですか。

人それぞれ得意・不得意なクラブがあると思います。

では、あなたが1番重要だと思うクラブは何ですか?これも人それぞれ意見があると思いますが、実は答えは決まっています。

クラブは、カップに近づくほど重要度が増してきます。

カップインさせるパターが1番重要で、次にアプローチウェッジです。

ドライバーの重要度が1番低いです。

「そんなことは無い」という声がたくさん聞こえてきそうですが、ここで言う重要度は、失敗してリカバリー出来るかどうかで判断しています。

例えばドライバーですが、チョロして全然飛ばなかったとしても、飛んだけど大きく左右に曲がったとしても、次にリカバリーすることが出来ます。

(OBや池などのペナルティは除きます)

次にフェアウェイウッドも同様で、その次に使うクラブでリカバリーすることが出来ます。

逆に、30cmのパターが入るか入らないかで1打違ってきます。

もちろんパターでのミスはリカバリーすることが出来ません。

パターやアプローチの練習は、地味で面白味に欠けますが、とても重要な練習だといつも心掛けて下さい。

長いクラブはほどほどで良いんです!

「ドライバーが上手く打てない」、「ドライバーの打ち方が分からない」「ドライバーさえ上手く打てれば」など、ドライバーに対してとても気にしている方がたくさんおられると思います。

ですが、良いスコアを出そうと思ったら、ショートゲームが重要ですし、良いショットを打とうと思ったら、7番アイアンなどで基礎的な動きを練習すれば全てのクラブのスイングが良くなります。

ドライバーの練習に集中し過ぎずに、短いクラブをしっかり練習して下さい。

そうすれば、結果的に同じスイングのドライバーも上手に打てるようになっていきます。