スライスはゴルフスイングとシャフトが合っていないから?

スライスするのはスイングに原因がある場合と、ゴルフクラブが合っていない場合があります。

またスイングとシャフトの性能が合っていないと、球筋は安定しないものです。

そこでシャフトの性能からみたスライスの原因と対策について考えていきます。

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スライスはゴルフクラブの長いシャフトが原因?

初心者のゴルファーに多いと言われるスライスですが、実はゴルファーの7割はこのスライスに悩みを持っているそうです。

そう考えるとゴルファー共通の悩みとも言えますが、一方ではいつまで経っても抜け出すことができない病気がスライスなのかもしれません。

一般的に長いゴルフクラブでスイングすると、インパクトの瞬間にヘッドが遅れて入るので、フェースが開いてスライスすると言われています。

つまりグリップが先行してヘッドが遅れくるスイングになっているわけです。

ではなぜ長いシャフトのクラブを使うのでしょうか?

それは飛距離と関係があります。

ドライバーの場合、一般的なヘッドスピード40m/sで1インチ違うと5ヤードの差が出るそうです。

パーシモンでスチールシャフトの時代は43.5インチだったので、現在の46インチで考えると2.5インチも違うことになります。

パーシモンとチタン製ヘッドでは反発力も違いますが、2.5インチ違えば15ヤードも飛距離が違うので、少しでも長いシャフトを選ぶのは当然のことです。

ただこの長いシャフトがスライスの原因になっているとしたら、見直しが必要かもしれません。

シャフトを選べばスライスしないゴルフスイングができる

ドライバーは長いシャフトを使うと、飛距離アップが期待できます。

ただし方向性をコントロールすることが難しいことから、トッププロたちは45インチ程度の短めのシャフトを使っています。

松山英樹プロのシャフトは45インチ、石川遼プロのシャフトも45インチです。

実はトッププロの平均をみると44.7インチですから、これでも長いほうになるようです。

一方で一般ゴルファーのシャフトの平均をみると45.7インチですから、さらに1インチ長いことが分かります。

技量を考えれば、プロのほうがはるかに上ですから、長いクラブを使ってもミート率は桁違いに上回っているはずです。

しかもプロの試合ほうが、飛距離を必要としているケースが多いので、本来であれば長いシャフトのクラブを活用したほうがメリットは高いはずです。

しかしトッププロほどフェアウェイのセンターにこだわっています。

わずか20ヤード幅と言われるフェアウェイに落とすためには、短いクラブを使って確実にキープすることが求められています。

スライスに悩む一般ゴルファーの場合は、プロでもキープ率が高くなる短いシャフトのクラブを使用するのは当然の選択と言えます。

ゴルフスイングとシャフトが合わないとスライスする

ではゴルフクラブが長いと、なぜスライスするのでしょう?

現実的にはヘッドが振り遅れるわけですが、実際にスイングとシャフトの関係を考えるとヘッドが遅れることはないはずです。

ゴルフクラブを時計の針に見立てた時、グリップエンドを針の軸としてヘッドが針の先とします。

1時をトップの位置にして、6時でボールを打つとしたら、シャフトさえ真っ直ぐになっていればグリップとヘッドの動きに誤差はないはずです。

それでもヘッドが遅れて入るのは、インパクトの時にグリップが垂直になっていないからと考えられます。

これはシャフトが斜めの状態でインパクトを迎えているからですが、逆に考えるとグリップエンドの先が、身体の左側を指しているとも言えませんか。

アドレスの時点で、右手親指と人差し指の間にできるシワが、右肩を指していれば問題ありませんが、中央から左側を指しているとスライスします。

まさにこの状態になっているのが、インパクトの時の遅れて入るヘッドです。

ゴルフクラブのシャフトの返しができないとスライスする

ゴルフクラブのグリップが左側に逃げるのには2つの原因があります。

1つ目は、インパクト後に左肘が外側へ逃げているからです。

本来は左手の甲でリードするところを、左肘を引くことでヘッドを下ろそうとすると起こります。

一般的には「手打ち」と言われる状態で、身体の回転不足を補うための動作です。

テークバックで左肩を回転しているつもりが、実は軸を中心に捻転はせずに、右側に寄せているだけでトップの位置を作っています。

左肩は動いていても、右肩は正面を向いているはずなので、軸を中心にした回転はしていません。

そして2つ目は、シャフトの返しを理解していないからです。

ダウンスイングの時、シャフトは適度にしなりながら振り下ろしていきます。

インパクトゾーンに入ると、シャフトは逆にしなってヘッドが先行した状態でインパクトします。

シャフトが戻らず、しなったままでインパクトを迎えると、フェースは開くのでスライスします。

逆に戻りが早いとフェースが閉じるのでフックします。

丁度良いのは、グリップエンドが自分のおヘソを指す位置でインパクトすることです。

ゴルフクラブのシャフトの調子がスライスの原因?

スライスを防止するためには、ゴルフクラブの特性を活かしてスイングしなければなりません。

そのためには、シャフトのしなりを利用することです。

シャフトのしなりを利用することで飛距離はアップしますし、安定した方向性を確保することもできます。

シャフトの弾力を利用するためには、自分のスイングスピードとシャフトの硬さがあっていなければなりません。

硬すぎるとシャフトのしなりがなくなるので、ヘッドが遅れてスライスしますし、軟らかすぎるとヘッドが戻る前にインパクトを迎えてスライスしてしまいます。

そこでシャフトの硬さを見る時には、「しなり・戻り」のポイントとなる箇所を合わせる必要があります。

感覚的には「手元調子・先調子」と表現されますが、ヘッドが利くのは先調子になります。

ヘッドの返しができるようであれば、元調子のシャフトでスイングすると、ボールを捉まえることができます。

一方でヘッドの返しに不安がある時は、先調子のゴルフクラブを使うと、ヘッドの遅れを防ぐことができます。

ゴルフクラブのシャフトの硬さがスライスの原因?

スライスする時は、ゴルフクラブのシャフトの硬さとキックポイントを確認しましょう。

店頭で硬さは「フレックス」で表示されていて、調子は「キックポイント」で表示されています。

ただし、この表示には統一された基準はありません。

特にキックポイントには個人差があるので、人によっては手元調子でも、他の人には先調子と感じることもあります。

実際に素振りして、また試打でゴルフクラブの性能を比較しながら、自分にとってどのシャフトが合うのかを確かめていく必要があります。

ただし打ち込んでいくと、それまで合っていたはずのシャフトが合わなくなってくるものです。

硬めと感じていたフレックスが軟らかくなって、振り切るとスライスすることがあります。

また手元調子だったシャフトが、先調子と感じるようになったりと、スイングやヘッドスピードが増すことで、ゴルフクラブの性能とに乖離ができてきます。

もしも違和感があれば、ウェイトを貼りましょう。

ヘッドやシャフトに板鉛を貼るだけで、スライスを防止することができます。

手元調子にしたければ、シャフトのグリップ近くに板鉛を貼ります。

ヘッドが遅れてスライスするようなら、ヘッドのヒール側の後方に板鉛を貼るだけで、先調子感覚のクラブに変身します。

スライスするならゴルフクラブのヘッドかシャフトに鉛を貼る

スライスするのは、ゴルフスイングとシャフトの性能が合っていない可能性があります。

そのため自分に合ったゴルフクラブを選ぶことが最良です。

しかし上達進度にクラブの性能が追いつかないようなら、板鉛などで自作のカスタマイズで、合うシャフトを作っていくようにしましょう。